著者のマーク・ハーツガード曰く、ビートルズの正式盤(アメリカのキャピトル盤などを除く)の中でもっともいけてないのは「Beatles For Sale」だそうです。なぜかと言えば、その頃は公演に次ぐ公演で消耗しきっていて、じっくりと曲に向き合うことができなかったということだそうです。もちろん発売された当時はそんなことは言われなくて、アルバムチャートのトップにはなりましたが、このレベルをもう一作続いたとするとファンもわかってきたのではということです。ところが、次に「Help!」という名盤が登場します。タイトル曲はジョンが作った詞の中でも最もいい出来と言われていて、さらに「Ticket To Ride」と「Yesterday」という名曲が入っているのです。このビッグ3の他にもいい曲が入っていて、確かに言う通りだと思いますね。