サイエンス・インポッシブルの今日は星間ロケットと反物質の話でした。スタートレックのエンタープライズ号は反物質エンジンを積んでいて、超高速で宇宙を飛び回るのですが、実際現代の化学ロケットでは太陽系をうろつくのにも大変です。ちなみに上空160キロまで到達すれは宇宙旅行は半分以上終わったもう同然だそうで、それほど地球から脱出するのには大変なのだそうです。いったん宇宙空間に出てしまえば色々なアイデアのロケットエンジンがあって、イオンロケットとか太陽帆ロケットとか反物質ロケットとか様々です。まぁ近々実現出来そうなのがイオン・プラズマエンジンのようで、でもこれでも太陽系内の旅行にしか使えず、効率を考えると核融合ラムジェットが強力で1Gの加速度を1年間続けられれば高速の77%まで加速でき、これだと恒星間旅行も現実味を帯びるとありました。カーボンナノテクノロジーを使った宇宙はしごというのもあるそうで、こちらは真剣に構想されているようです。2万キロ以上の上空にこのはしごをあげると遠心力で漂うそうです。ただ、猛烈な引きの力がかかるので、カーボン繊維でしか作れず、それも本当にピュアなものでないとダメで、原子1個でも不純物が混じるとダメなのだそうです。
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