今日の朝 ほとんど毎日のように私の住む村のパン屋さんに今凝っているSarmentine(サルマンティン)を探しに行きました。7時になるとお店が開き幸せなにおいが漂っています。私が早起きと言うわけでなく皆さん顔を知り合った人達が散歩がてら集合です。フランスでは街はもちろんどんなに小さな村でも必ずパン屋さんはあります。社交場 情報の交換場ですね。朝焼き釜から出たばかりのまだパチパチと音楽を奏でている温かいパンを食べる幸せはフランスだと思いませんか?塩の華が少々加えられている特産の生バターを塗ってコーヒーやカフェオレでの始まりはそれだけでも一日の活動力になります。もちろん自家製のスモモやら苺やらのジャム。季節のあふれる果物と当地産の生ハムチーズを添えて朝のテーブルはソロからコンツルエント 日によってはオーケストラのブランチになることもあります。フランスの朝食はパンとバターとジャムと言われ先ごろでは色々なコンフレーク等のセレアルまたは何も食べずと言う傾向があるのはとても残念なことと思います。
サルマンティンは小麦粉の中にすり胡麻がひっそり隠れてはいっているのです。サルマンとは葡萄の小枝のことです。 美味しいワインを生む葡萄の樹は人間の一生と同じ20歳を超えひとり立ち40歳で熟し本当の魅力的なワインを生む葡萄を生み出します。
Vive la sagesse.
ナントで住んでいたアパートは、階下はTabac、その隣がパン屋でした。毎日そのパン屋さんのパンを食べていました。お店のおかみさんと顔なじみになるのも、1人住まいには心強かったです。
私はficelleを割ってkiriみたいなチーズとgroseilleジャムを塗って食べるのが好きです。
水汲み場にみなが集まり話し合う習慣が
ありましたが、どの家も水道があるので
フランスのパン屋さんのような
みなが集う場所があまりない。
社交と言うのは、子供から大人、お年寄りまでとても大切な仕事だと最近気づきました。