
月曜日の5月8日はドイツが第二次世界大戦に降伏とアメリカとサインした日。フランスではビクトワールと云う終戦記念日の休日。金曜日から月曜日までの長い週末。フランスでは家族の集合に大変交通の混む週末でした。
私達の家族は典型的とは本当に程遠くあまり家族全部集まった事など在りませんよ。此方 あちらと部分的に合う事だけ。誰の提案かしら?とにかく今年の5月6日にはリルに集合とのふれが。皆努力しました。一日のために。(私達も往復1400kmの距離を車でその日のために。パリを避けノルマンディー経由で。主人は珍しく車は運転しない人。いつも運転者は私一人。でも今回は免許取立ての次女が時々交代してくれました。
ドイツ ミュンヘン、 リュクサンブール 、スイス ローザンヌ、 パリ、北東アルザス、 南仏、ボルドー、そしてラロシェルから合流。前はニューカレドニア ポルトガル 象牙海岸 アメリカと散らばっていた家族です。主人の姉2人。妹2人。それぞれ2人の子供達。(私の長女は4月中旬からセルビアに1年予定で立ち欠席) 伴侶が3人 (私も含めて)孫は2人だけ参加.計19人。主人の姉妹2人40年も会っていなかったり。いとこの間でも初めての対面。心動かされる集まりの日でした。私はどなたたとも交流があるのですが其れでも長く在っていない家族も多く。
義妹家で。彼女が野菜中心のビュッフェをしつらえてくれました。音楽家夫婦でチェロのソリスト。義弟はまあワインの通。カーブは貴重なワインで一杯。この日もシャンペンに始まり色々な素敵なワインを開けて私達の再会の花火を提供。夜中までわいわい。
この日に開けてくれたワイン紹介。
良くご覧になってください。フランスワイン地方により瓶の形異なります。
まずはブルゴーニュのワイン。これは最近増えているBioのワインです。
ブルゴーニュワインは透明な光の入ったような明るいルビー色。エレガント。赤い果物の香りと味が。


アルザスワイン。
アルザスワインはなぜかあまり飲まなかったのですが。フルーティ 一寸舌にピコット


南西今見出され流行のRoussillonワイン。渋めのソービニヨン種円やかなメルロ種の葡萄の配合。フルーティ バニラの香りの中 力強い ワインと思います。

ロワールの白ワイン。くどくなくほろ甘さが。モンルイ。生産しているブドウ畑は限られていて土地でしか手に入りません。私にとっては思い出のワイン。10年以上も前に誕生日のプレゼントにロワール地方アンボワーズに一人で3週間家庭滞在に車を持って一人で出かけました。お友達がこのワインを育ていて私に冷たく冷やした彼女のワインをアペリティフに。

マディラン
フランス南西部。黒い果物(黒すぐり 木苺)のほのかな匂いにのどごしも。タンニンの効いた割と男性的なワインです。

今日はボルドーワインもローヌのワインもありませんね。ワインの道は奥深いので又別の機会に。
北に上り当地では既にあせてしまった春に再び巡り合いました。
ピカルディー 第2次世界大戦の戦場 多くの犠牲者の眠る大草原に添っての桜並木はまだ爛漫。木蓮も。菜の花 タンポポの冴える黄色の美しい絨毯と青々伸びはじめた若い麦畑と耕やかされた赤い土の色は果てしなく 時折家がぽつん ぽつん。フランスって広いなーと思う瞬間です。



潮が引き始めました。漁の船も水の外。
干満の激しい海岸。コエフィシエンcoeffcient というのだけれど海の干満の強弱の係数。今日は110とかなり良い線。漁に向いているので主人と二人で出かけました。

自転車で駆けつけて来る人も。
110と言うと満潮と干潮との水の高さは焼く6m異なります。今日は沖約2km半まで水が引きそこでは普段干満数に乏しい時には取れないものに巡り会う事が出来るのです。今旬のぺトンクルが目当て。日本で皆さんベビー帆立貝と使っていらっしゃるけれど同じものなのでしょうか?

岩にこびりついたぺトンクル
漁に出かける時は早めに潮の引くのに足を揃え又同じように満ちるのにあわせて帰宅します。昨日は2つ隣の漁港ブッシュローと言うムール貝の養殖で有名なところまで。牡蠣も。養殖所以外のものは採っても良いので沢山の人々。ハンマーやら色々な道具片手に。両手で抱えている人も。私達は気楽に海の散歩。牡蠣は岩にこびりついたものは採るの大変はがれて流れているもの。ムール貝は今日は採らず。私達の目当てはあくまでもぺトンくルだから。最前線でしか取れません。私は始めて。
まだ水が引かない時水が揺らめいている中オレンジ色の貝直角に立っているのが見つかります。一つ見つかると目が慣れて次々に面白いように海の中を移動。沖へ沖へと移動。時間が経過水がすっかり引いてしまうと水の中では気がつかなかった茶色い色のぺトンクルが。楽しくなってしまって夢中に。

夢中
主人に引き上げないと駄目だよ。と諭されて。しぶしぶ。引き上げる途中に川のようないつも水が引かない場所があるのです。
今日は牡蠣も小さいけれど沢山採りました。散策するうちに目が鋭くなってはっと美味しそうな牡蠣に出逢ってしまうのです。かわいそうな主人。籠はだんだん重くなるし。
2人で子供のように楽しみました。寒がりやの私随分着こんで出かけたけれど引き上げる時にはひどくポッカポカ。健康に良いですね。

収穫のぺトンクル

拾ってきた牡蠣
今まで私は海老採りか知らなかったけれどこれからはだんだん。

今日の収穫
明日からは採ってきたもののお料理始まりそう。


今日は日曜日。それも復活祭のバカンスの始まりです。義妹の家族の訪れで今週は遊んでしまいそう。今日は昨日の記事に関して昨年フランス語版プログに書いた記事載せてみます。同じような表現交差しますが宜しかったら読んでください。

Carrelet(キャルレ)とは大西洋岸やや北から当地を通過少々南に下りボルドー近く 牡蠣でも知られたアルカッションまでの海沿いに個性的な景観添えています。陸より張り出したデッキその上の小さな小屋。 四角い網を満潮時に下ろし漁するものです。どうしてこの辺というのは? 遠浅。網が地に付くように海岸線近くは平らでなくてはいけないのです。我が家の前にも。ムッシューフプラゾータ現在89歳 活き活き毎日何かしら働いている私達の大好きなお隣さん。1999年 フランス全土激しい嵐に襲われた時この地方も例外なく。ことにこの周辺の海沿い地区中心に被害ありました。我が家も随分壊れました。彼のキャルレは全壊 失ってしまいました。一人住まいの彼 老いたその犬と満潮時の午後デッキで 陽だまりの中で 長い時の止まるような時間過ごしている風景目にし私幸せだったのに。現在他の人が権利を買って彼のものではなくなりました。私達も権利あったのですが誰か海洋省にコネのある人が購入したようです。

キャルレで取れるのは主に Mulet (鰡 ぼら)。泥の中に 食べ物を求めているのでおなか開けると泥が出てきます。一寸独特な香りがするので余り上等な魚の類ではありませんが。でもパリの Université 通りに大きなレストランを持つお魚料理で有名な Jacques le Divellec (ジャック ル ディブレック)は他の大シェフの如く数々大シェフの下で修行後の独立 初めてのビストロをラロシェルの港に面する通りに開いたのが彼の第一歩です。その彼いわく 皆 Bar(鱸 すずき)を高級魚として持て囃すけれど料理方法でぼらは素晴らしく美味しく鱸に負けないものだ。
隣人のエリック。背の高いスポーティなハンサムな人。私達の友達です。奥さんも背の高い金髪美人 パスカル。二人の間に女の子マノンちゃん。パスカルは幼稚園の先生ですが乗馬に長い年月凝っていてプロ。もちろん愛馬も持っているし週末は乗馬に出かけてしまいます。彼は釣りの名人。パスカルのお父さんが漁夫で鍛えられたから。彼小型船も持っています。干満の激しい週末には大きな網を抱え家の脇の海への道通ります。いつも誘ってくれて明日も又行くから用意しておいて。と。彼は海老だけでなく沖でその大きい網で腰まで使ってぼらとか運が良いと舌平目釣るのです。私一度長女と二人でいって海の偉大さと波に引き込まれるような眩暈を覚えとても怖い経験したので今まで彼と行った事ありません。おぼれかけた経験があるので水は怖いです。長女は魚釣り好きでその彼女が彼と学びました。一回ではなく幼い時から長年にもかけてです。次女も始めは。でもだんだん興味薄れ。彼女はそれより海が満ちてくると海が呼んでいるから泳いでくると言う方です。
スポーツの好きな方は競争心が強いですね。彼も同様。まあ沢山釣るのです。でもそれはスポーツの楽しさで自分は2匹 私達には 6匹程残して後は逃がしてしまい海の中でおなかを開いて海水の中で洗って私が庭から合図すると楽しそうに帰宅。海老も採ってきてくれます。プラゾータおじさんにはいつも二匹程おすそ分け。いつもすごく喜んでくれます。昔は自分で釣れたのでしょうが。
今朝市場でぼら見つけ購入しました。塩焼きにしても良いけれど私はおなかに臭み消しに少々ケーパをいれフェンネルの香りつけでパピヨット仕立てオーブンで焼きました。フェンネルの茎を又少々のトマトを入れて蒸し煮の付け合せ。でも新しい時は三枚におろし熱湯を皮側に注ぎ即凍り水の中にいれ身と皮の間の脂くささ除いた後たたき風にしても美味しいですよ。身はこりこりしています。
エリック新しく不動産の事務所開き忙しいのか今年は余り顔見かけません。今になって私も手ほどきして欲しいと思っているのに.




Carrelet(キャルレ)とは大西洋岸やや北から当地を通過少々南に下りボルドー近く 牡蠣でも知られたアルカッションまでの海沿いに個性的な景観添えています。陸より張り出したデッキその上の小さな小屋。 四角い網を満潮時に下ろし漁するものです。どうしてこの辺というのは? 遠浅。網が地に付くように海岸線近くは平らでなくてはいけないのです。我が家の前にも。ムッシューフプラゾータ現在89歳 活き活き毎日何かしら働いている私達の大好きなお隣さん。1999年 フランス全土激しい嵐に襲われた時この地方も例外なく。ことにこの周辺の海沿い地区中心に被害ありました。我が家も随分壊れました。彼のキャルレは全壊 失ってしまいました。一人住まいの彼 老いたその犬と満潮時の午後デッキで 陽だまりの中で 長い時の止まるような時間過ごしている風景目にし私幸せだったのに。現在他の人が権利を買って彼のものではなくなりました。私達も権利あったのですが誰か海洋省にコネのある人が購入したようです。

キャルレで取れるのは主に Mulet (鰡 ぼら)。泥の中に 食べ物を求めているのでおなか開けると泥が出てきます。一寸独特な香りがするので余り上等な魚の類ではありませんが。でもパリの Université 通りに大きなレストランを持つお魚料理で有名な Jacques le Divellec (ジャック ル ディブレック)は他の大シェフの如く数々大シェフの下で修行後の独立 初めてのビストロをラロシェルの港に面する通りに開いたのが彼の第一歩です。その彼いわく 皆 Bar(鱸 すずき)を高級魚として持て囃すけれど料理方法でぼらは素晴らしく美味しく鱸に負けないものだ。
隣人のエリック。背の高いスポーティなハンサムな人。私達の友達です。奥さんも背の高い金髪美人 パスカル。二人の間に女の子マノンちゃん。パスカルは幼稚園の先生ですが乗馬に長い年月凝っていてプロ。もちろん愛馬も持っているし週末は乗馬に出かけてしまいます。彼は釣りの名人。パスカルのお父さんが漁夫で鍛えられたから。彼小型船も持っています。干満の激しい週末には大きな網を抱え家の脇の海への道通ります。いつも誘ってくれて明日も又行くから用意しておいて。と。彼は海老だけでなく沖でその大きい網で腰まで使ってぼらとか運が良いと舌平目釣るのです。私一度長女と二人でいって海の偉大さと波に引き込まれるような眩暈を覚えとても怖い経験したので今まで彼と行った事ありません。おぼれかけた経験があるので水は怖いです。長女は魚釣り好きでその彼女が彼と学びました。一回ではなく幼い時から長年にもかけてです。次女も始めは。でもだんだん興味薄れ。彼女はそれより海が満ちてくると海が呼んでいるから泳いでくると言う方です。
スポーツの好きな方は競争心が強いですね。彼も同様。まあ沢山釣るのです。でもそれはスポーツの楽しさで自分は2匹 私達には 6匹程残して後は逃がしてしまい海の中でおなかを開いて海水の中で洗って私が庭から合図すると楽しそうに帰宅。海老も採ってきてくれます。プラゾータおじさんにはいつも二匹程おすそ分け。いつもすごく喜んでくれます。昔は自分で釣れたのでしょうが。
今朝市場でぼら見つけ購入しました。塩焼きにしても良いけれど私はおなかに臭み消しに少々ケーパをいれフェンネルの香りつけでパピヨット仕立てオーブンで焼きました。フェンネルの茎を又少々のトマトを入れて蒸し煮の付け合せ。でも新しい時は三枚におろし熱湯を皮側に注ぎ即凍り水の中にいれ身と皮の間の脂くささ除いた後たたき風にしても美味しいですよ。身はこりこりしています。
エリック新しく不動産の事務所開き忙しいのか今年は余り顔見かけません。今になって私も手ほどきして欲しいと思っているのに.





家の前の風景です。この海岸線の特殊な風景。海にはみ出した橋と小さな小屋 。潮の満ちてくる加減を見計らって網をおろし釣るもの。小屋はキャルレといいます。干満の多い海。昔はたくさん採れたそう。でも最近は。我が家の隣の私の父親のような優しいおじいさん。現在90歳 (私は早く父亡くしました。)このキャルレ所有し夏の長い午後彼の老犬と過ごしていました。時の止まったような風景。幸せに眺めていた私 。1999年のこの海岸を襲った大嵐で破壊。他の方の所有に。悲しい物語です。
天候の良いときには太陽のおかげで海はブルーに でも 複雑 牡蠣の育つ底の泥の海 潮の動きの加減で色が変化します。今日は透明ではなく。
海の表情の移り変わりは様々。見飽きません。潮の引いた時のセピアの海ははっとする美しさです。青い海の写真近くお届けします。


続
デリカテッセン レアールシェフからコメント頂きました。石川県にもこのような小屋存在 ぼら待ちやかた と言うそうです。確かにぼら(Mulet)が主に採れます。ぼらは近海の泥地の海のプランクトンを食料としているので。此処では小さな蟹も。
レアールシェフさんはいつも心暖かいコメントを残してくださいます。発泡スチロールを利用 包丁のみで彫刻家の如くの芸術作品作成。是非御鑑賞して下さい。シェフさんの作られたお料理いつか是非食べてみたいと思っています。
下の写真は娘が海で捕らえたぼらです。長女は御近所の魚獲りの名人に仕込まれ上手なのです。私は水が怖いから駄目。


