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Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

フランスの最も美しい村々3 Conque(コンク)

2007-11-03 15:48:04 | 私の住む街とフランスの紹介
今回旅行で主人が是非訪れてみたかったそれは有名なConques(コンク)村。フランスの最も美しい村々の1つにはもちろん。



何故 この村は有名なのでしょう?

この村に導かれる 道路の 風景は 今まで旅してきた ロット河やアベロン河の豊かな谷間 緑の濃い風景とは変わり 乾燥 何となく貧しい土地のような景色に変化。どのような所に行き着くのかな 運転しながら少しばかり心配の心持も。

山の斜面に広がる村が初めて眼に入ったとき でも これは そして それは圧倒される壮大な アプローチです。(最近プログを書く時 長いフランスの生活でフランス語の表現の方が まず頭に その後どのように日本語で表現してよいか言葉が見つからず ありきたりの 幼ない表現 言葉に歯がゆく悲しく思うのです。ごめんなさいね。日本語の本を読まなくてはと心から思っているこの頃です。)



冬の寒さ厳しそうな気配の村。 何故こんなに有名なのかは フランス有名な巡礼地の一つなのです。 それは大きな修道院が山の斜面に 気品高く 太陽の位置により厳かにもきらびやかにも 宗教の偉大さを感じさせます。
8世紀より村が広がったようですが建物はもっと遅く11紀後から。



貧しい村 住む自然にも恵まれず でも訪れるカトリック信者の数々でこの村は繁栄。宗教の重み。



私は宗教についてはあまり知らないので建築 景観の美に眼が の 写真かも知れません。
この村を入るとすぐ眼にする教会は縦の線が鋭くこの村を象徴するような感じがしました。
私のようにカトリックについてあまりご存じない方 大修道院には教会も含めた大きな静粛な宗教の地なのです。



村人の住む家々の風景。私には心和む風景。生活の匂いがやっと ちょっぴりと言う感じ。




巡礼に訪れる人々達のために修道院が宿を開放しています。とても それはとても大きな建物です。



修道院の中庭。フランスはこのようにアーケードに囲まれた中庭の建築多いですね。



これはそれは大きな修道院の始め。



この土地の赤い石で建てられたリズムの在る建築が既に南に近いと思いません?




この神聖奥深い場所には St.Froy 皆が色々な思い願いを心に拝みに来る 偶像が。それは数々の宝石と金との煌びやかなものなのだそうですが。私達は拝見しませんでした。

でも教会のレリーフに St.Froy の素朴な顔があったので写真に。



村のお土産やさん。隣にはカフェ レストランも。ホテルも美観を壊さないようにありました。



私は素敵と思って写真を撮ったのだけれど 帰ってきてから18世アンシャンレジームの時代に修女達が集まり 若い女性達の 解放的な教育に努めた場所の名残と知りました。




コンクにお別れ。又次の村に。(まだ続いても よいのでしょうか?笑)



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フランスの最も美しい村々2 BELCASTEL ベルカステル

2007-10-30 14:57:45 | 私の住む街とフランスの紹介
今日もフランスの最も美しい村の一つに挙げられている BELCASTEL ベルカステルをご紹介致します。
先日の ST-CIRQ-LAPOPIE より南東 でもそれほど離れていません。



406mの丘に防壁の在る城に守られた ロット河にも負けず劣らず それは美しいアベロン河(Aveyron)の谷間に斜面に広がった 今は 穏やか平和な村のたたずまいなのです。



Bel は美しい Castel は城、 美しい城 のことと私は思いました。だってとても美しい村なのですもの。

でもフランス語が形成される前の幾つかの言葉一つ オック語では Castle とは好戦的で防御はもちろん でも戦いの城 を 意味しているようです。私はあまり平和な村の雰囲気にこの意味を知らされた時 とっても驚きました。



10-11世紀にこのそびえる防御の築城。その後さびれ。1347年から始まったフランスの百年戦争の際にはイギリスからかなりこの土地を支配されたいと脅かされたのだけれどミラクルで無事に守り続けました。



1370年にAlizon De SAUHAC が 城を改修そして この美しいアベロン河にかかるこの石橋を建設。向こう側の教会も。

この橋の美しさご覧になったらはっとすると思います。女性的な優雅なカーブ 石畳。アベロン河と これ以上の調和はないのでは。



高斜面で登るも村も道も石畳。ときおり 誰が築いたのか知れないけれど 子供の積んだような古い石が重なっているのに気が付きました。急斜面の石畳はときおり急流の河底の石を持ってきたのかを偲ばせる厳しい流れのモチーフ、レリーフ。雨が降った時も 冬の間も それは滑るだろうなー。



谷間では薪をする 香しい匂い。私この風景大好き。何世紀も 何世紀も 日本でも他の国々でも このように長い年月このように暮らしてきたような生活の風景の香りなのでは?ほっと心も和やか。主人暮らした事の在るアフリカ カメルーンの香りだと感無量。



このテラスを持つおばあさんと立ち話をしました。彼女のテラスには薔薇にジェラニウム に それこそ溢れる花々。写真を撮る格好な角度でもあるので観光季節にはそれは沢山の人々が立ち止まって写真パチパチのシーンのようです。老後をこの土地にと定め美しい村の人として貢献してきた理由がわかります。彼女 活き活き観光客と対話。彼女の生きがいが感じられ 私 とても幸せに思いました。



沈黙



石橋の向こう側は市役所。



1970年にフランスマルセイユの旧港を改築した とても成功 有名 で お金持ちの建築家 Fernand POUILLON がこの廃墟となったお城を 個人で買い取り 自費で10年かかって現在の姿に改築。彼1886年に亡くなってからはこの街が株式会社を組織 そこに前面委託。現在 フランスの最も美しい村々の一つとして村中で努力しているようです。

追記

私達夫婦はそれでも前日のSt-Cirq_Lapopie によりよく惹かれた想いかもしれません。細かい芸術的な数々の小さな部分なのだけれどその奥深さにに圧倒されてしまったから。

まだこのシリーズ続きます。ご期待してくださいといってよいのでしょうか? 笑

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フランスの最も美しい村々1 Saint-Cirq-Lapopie

2007-10-26 16:32:07 | 私の住む街とフランスの紹介
Les plus beaux villages de France フランスの最も美しい村 と言う1982年より厳選されたサイトがフランスには193ほど在ります。(時折 追加されるのでこの数字少し上がっているかも)

Saint-Cirq-Lapopie サン シルク ラポピー 14世紀の建築の村。フランス南西 ミディーピレネー方Vロット県 それは美しいロット河のほとりに。


ロット河はとても優しい風情の河。その過去の自然の歴史は厳しく こんなにも美しい風景を刻みだしたのですが。

Les plus beaux villages de France フランスの最も美しい村 今までにも幾つかのこのカテゴリーの村々訪れていますがこの Saint-Cirq-Lapopie サン シルク ラポピー には本当に はっと魅せられ 長い時間主人と散策 素敵な時間を過ごしました。
ロット河にそびえた岸壁の上にお城が。そして村は河に沿っての坂道の中に 静か 河のせせらぎの音だけの自然の中に平和に佇んでいます。



アンドレブルトン が こよなく愛し別荘があります。一年の半分はランボーの詩を考えずにはいられないこの村で過ごし作品を制作したそうです。



盆地の冬は厳しそう。きつい傾斜の瓦屋根が谷間に景観をなしています。



写真は沢山でお見せできないのが残念ですが 家々の扉 取っ手 窓 の形プロポーション 一つ一つ計算された美的なハーモニー。厳しい概観の線に 優雅な女性的婉曲さの融合。このような美を保つ住民の方々の協調性 努力は大変な物でしょうね。



やはり観光客が多く日本人の姿もちらりと見ましたよ。
小さく素敵なレストラン キャフェも村の概観を損なわないように散らばっています。



葡萄棚の木陰 木漏れ陽の優しいカフェ



どこからか暖炉を焚いている煙が香しく匂います。
そう この土地ではもう長い冬支度に入るのでしょうね。



心惹かれながらも次の訪問地へ出発です。


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LAGUIOLE ライオル(ラギオル)ナイフとチーズの町

2007-10-23 16:14:00 | 私の住む街とフランスの紹介
一日予定を繰り上げ土曜の夜に戻って着ました。色々 とても美しい本当に美しいフランスの地方を 沢山 沢山 堪能で私の頭は満杯気味です。本当は北に上り私達の大好きなオーベルニュ地方の行きつけの宿に寄っての予定でしたが。これ以上美しい景色を見過ぎると 混乱 判別できなくなるので余韻の残るうちに早めに帰宅したいと思ったのは主人も私も。



フランスのとても美しい村というリストが1982年に作られました。現在193の村。人口は2000人以下の建築環境芸術と保護された村々です。フランス南西部には沢山。今回の旅の間も3つほど時間を取って楽しんできました。写真は沢山撮ったのですがまだ整理中。後日に是非ご紹介させていただきます。

今日の写真と話しは今回最後に宿を取った LAGUIOLE ライオルともラギオル共発音します。言語学者の主人はラギオルと発音するけれど。でもどちらでもよいのだそうです。

この中央山塊のみ南  Aveyron アベロン県の 本当に小さな町。それなのに沢山の人々が訪れるのは ライオル ラギオル その名で有名なナイフのため。町の中は手工のナイフのアトリエとそれを売る高級なお店に溢れています。素敵で私もこのセット欲しいけれど本当にお高く好みのものは手に入りません。(涙)

写真の順番は一寸混乱御免なさい。これはラギオル その名で名高いチーズです。私の住む地で買うとかなり高価なもの。土曜の朝零下1度風がピューピューの中お百姓さん6人ほどしかいない市場が立ち 今回の旅行では始めての市場 ラロシェルに帰ることが決まり 主人が地図を見ている間に私はルンルンと買い物をしました。(主人と一緒だと何も買えないのですよ。必要ないだろ。なんて。爆笑_)ところで製造している方と出会い 半額ほどの値段で買いました。3ヶ月 6ヶ月 13ヶ月の熟成の物 3種類。



町で1軒しかないパン屋さんももちろん覗きました。(主人どうやってまだ色々見物しながら素敵な道を通りながら でも運転する伴侶(私のこと)が疲れないように帰りたいと真剣に地図を見詰めているので 私は寒さに凍えながらも幸せに輝き 土地の食料品のお買い物にかけまわりました。(後日お見せしますね。)



この土地で掌の形のパン ド カンパーニュ(田舎のパン)が知られているのでこのパンを見たとき聞いてみたらパン屋さん曰く これはこの土地のエトワール(星)と言う やはりパン ド カンパーニュ。奥の写真はやはりこの土地の名産 オレンジの花の香りのブリオッシュ,フアース(Fuace)というものです、断面お見せしなかったけれどかなり密な細かい肌。甘さも薄く オレンジの花の香りがほのかな リッチではない素朴で心地よいブリオッシュです。







何年か前 次女が主人にプレゼントしたラギオルの手持ちナイフ。主人は旅行の際にはいつもポケットの中に入れて歩く愛用のナイフ。此方の山歩きの好きな男性方は散策の際いつもこのようなナイフをいつもポケットに。特にスイス人の方々は普段でも。(スイスの御友達 うなずける?)ヨーロッパ男性のアクセサリー?。

この蜜蜂のマークがラギオルの特徴 マークです。
柄は牛の角でできています。(他の素材の物もあります)



 
このような店が沢山。小さな町の中に溢れています。



町の広場に牛のブロンズ像が。
この町の象徴でしょうね。美味しいラギオルチーズを産する牝牛。素晴らしいナイフの柄を提供する雄牛。そしてお肉も味があって(近頃味のするお肉はなかなか珍しいです)美味しいです。



この朝は月に一度の牛の競売の市が立っていたので覗き見。
本当に若い仔牛から熟年の素晴らしい牛までそれは色々。
売る人々 買う人々。なぜたり さすったり 叩いてみたり。会話 会話。華やか 気取り無し でもコケティッシュな会話でかなりのかけひき 楽しみながらでも心底は真剣。男の世界 だな とが私の感想。
その中を私も恐る恐る(本当は楽しんで)見学しましたよ。
後 車の中。私 主人に。ねえ 何だか牛の匂いがすると思わない? (笑)



ラギオルの周辺の風景。オーバック(Aubac)と言う高原地帯だけれどフランス中央山塊にも既に含まれています。
スケールの大きいパノラミック。このような環境で育った牛達はストレスもなく美味しい食料を私達に 提供してくれるのでしょうね。






フランスの田舎を旅行して感じるのは食べ物の品質のよさ。そしてこの地方は特に人々の親切さ 暖かさ。
今日はもう長話になったので書きませんが まだまだ私の旅と料理の話し そして美しい景観 写真で続けてお話したいと思っています。ご期待くださいね???

もっと早く書きたかったのだけれどラギオルから ラロシェルの帰り道は650kmの道のり。山道 県道 国道 高速道路そのたびに運転マナーも変わるし 帰り道に幾つか名所も見物したし 朝から夜までやはり一人の運転で 疲れてしまいました。

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レ島ってどんな所? 一緒に散歩しましょ。1

2007-07-05 23:26:54 | 私の住む街とフランスの紹介
もう1月前になるけれど 6月初旬 夏の観光の季節には程遠いまだ静かなレ島訪れました。それも朝早くまだ街は目覚めていない時間に。レ島には絶対に欠かせない景色立葵(ローズトレミエール)はまだ蕾固く華やかさにはもう一つだったけれど 思う存分この島の良さを味わえるのはハイシーズンを一寸ずらしたこの時期ではないかしらとも思ったり。




ラロシェルの中心から車15分ほどで島の入り口まで到着。右の Pont(橋)に。20年ほど前初めて訪れた時にはまだ橋はなく海風に当りながら船で渡ったものです。

バカンスに 休養に訪れる人々は沢山。
レ島の魅力ってなんでしょうね。

光の強さ、海洋性気候(ミクロクリマ)、青い海 白い帆船 葡萄畑 に有名なじゃが芋畑が平和風景に広がっているからかな? じゃが芋はフランス全国でも有名。それにもまして有名なのは牡蠣に塩。塩の華。牡蠣の養殖 塩田の広がる島。その全てを楽しめるサイクリングコース。そう レ島は自転車天国。島のよさを味わうにはやはり自転車で。
そして疲れた後(汗をかいて顔をさすってなめてみると塩の味。潮風それとも汗?) 生牡蠣の開いた物キュットレモン汁。冷たいレ島産のちょっぴり酸味の利いた白ワインでのアペリティフ 味わってみませんか。ローカル 素朴なスポットもあるのですよ。




今では知られたバカンス地。大西洋岸の サントロペ 又は カンヌのように レ ポルト(Les Portes)など訪れるとキャロル ブーケ、デパルデューのような有名人が市場で買い物をしていたり。有名なレストランやタラソテラピーのセンター等セレブな雰囲気だけれども
20世紀前半までレ島は貧困な島でした。塩にじゃが芋 麦 葡萄 牡蠣今ではラベル貼られた優良品も島の人々にとっては食べていく手段のみの物。馬を使用する余裕もなく経済的な驢馬を使用していたのは今でも継続しています。島に入ると驢馬が沢山目に入りますよ。
 
St MARTIN
続く写真はこの島で一番大きな街サン マルタン(StMARTIN)ルイ14世の時代にボーバン(Vaubin)の築いた城壁で囲まれた街。そうラロシェルと近くの島はイギリスよりの防御が必要だったのです。
お洒落な街。写真では朝早くまだ眠っているけれど。午後の陽射しで溢れるカフェーもまだ準備中。人っ子一人もいませんね。このカフェの隣には知られたなアイスクリーム屋さんが在ります。是非お試しを。

右下の船はこの土地特殊な物です。トフィヌ(Tofinou)と言い昔の漁船の形をモダンにデザイン。小さな用で中に4人寝る事ができます。毎年この船のレガッタは皆血を沸かせる大行事でもあります。





1行目
レ島の端の鯨の灯台(phare de baleine)です。57メートル。257階段。私は高所恐怖症が酷く一度登って本当に怖い思いをした経験があるので主人に一人で登ってもらい写真も頼みました。この灯台から地平線の向こう側はカナダ?

2行目
アルス(Ars )も20年前にはひなびた漁港だったけれど今では小粋に。教会の尖塔は遠くからでも見分ける事ができます。
此処から塩田で有名なロワ(Loix)へのサイクリングコースも私の好きな道。鳥類の保護地域 沢山数々の鳥に見とれましょう。塩田 沼の光の反射が眩しくやはり水に惹かれる私には危ない道だけれどもそれでも頑張って自転車をこがなくては。


長くなるので2つに分けます。
下のパート2 是非ご覧下さい。


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