天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

川村佳子『嫉妬のお作法』

2021-05-20 20:07:13 | 


負の感情に巻き込まれては崩れ落ち、しばらくして起き上がる毎日です。こんにちは。
さて、ここ何回か心を見つめる作業をしていますが、嫉妬について調べていたら『嫉妬のお作法』という本をネットで見つけてさっそく入手しました。タイトル、どピンクの表紙…。嫉妬というどす黒いものを頑張って手にとりやすくしている感が!!
これは2545という新書シリーズで。

「常識」と「教養」はつねに進化している。
フォレスト2545新書は「読書は投資」を合言葉に25~45歳のあなたとともに戦うゲリラ新書。
って、わたし、オーバーしてるやん!
まあ、しかし、心の問題とはどの歳になってもつきまというものであるのだ。

第1章 嫉妬の正体
第2章 嫉妬する人、される人
第3章 男の嫉妬、女の嫉妬
第4章 人の嫉妬から自分を守る方法

で、読み始めると分かりやすい。字が大きく、太字になっていたりするのでぱっと読むのに適していて、あっという間に読み終わりました。知識を手軽に手に入れるという意味では良書でした。

嫉妬は自分に近いしい人間に起こる←分かる
男の嫉妬、女の嫉妬←ステレオタイプすぎるかなあ、という感想でしたが入門編としては社会構造の中での特徴として書かれていたのかと思いました。

知りたいのは対処であり、それを乗り越える技術ですが、本書では具体的な方法、それに自己肯定感を高めていくことの必要性について最終的にまとめられていました。
それとわたしは最初の嫉妬の正体のところに書かれていた「自分のその感情をよく見つめる」というのが技術的にもすごく重要に思えました。
感情を見つめ、自分が嫉妬をしていることに気が付く。
それを抑制してもまた別の方法で表にでてきてしまう。

これが負の連鎖ですよね。これをなんとか立ちきりたいのです。

感情に「良い」「悪い」という判断基準はありません。(47ページ)

判断をせずに感情を見つめる。
そこでは何も起こらないのですが、わたしはこれを繰り返すうちに気持ちが治まるのが早くなってきました。
東洋医学では感情はほどほどにしておくべき、という考え方があります。
喜びすらほどほどにしておかないと体、心の不調を招きます。
感情を見つめるのはこれに通じているように感じました。
※心理学でいうところの「フォーカシング療法」

達観した人間ではないので感情に左右されることは仕方がない。
こうやって、負の感情にも向き合いちょっとずつ歩いていきたいと思うんでした。
コメント
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