「旅かばん」７号

2010年4月に創刊号が刊行された総合文芸誌「旅かばん」７号が発行されました。

さて、ここでおさらい。
最近、落語関係で知り合う方が多いのでここに至る趣味の道について。

10年前大阪の老舗の文章を書く学校に入学しまして、小説を書く勉強をしておりましたの、私。
で、いけいけゴーゴーで書いておりました時に

あら、落語なんて習ったら面白いんじゃないの？！

とダブルスクールで落語教室に入学。
当時のTV取材でも「小説を書くために表現を広げようと思って」なんて答えておりました。

が、ミイラ取りがミイラに。すっぱり小説書きからは足を洗い（なんですよ、洗ったんですよ、足）、
落語と日舞と漢方と時々北京語が私の習い事なんですがって充分多いわ！

その書く学校に在籍していたときの仲間の方が総合文芸誌を立ち上げまして、“箸休め的なエッセイを”と私にご依頼があり今に至る。

もうすでに素人落語に関わるエッセイを６本書いていて、今回の７本目でお休みをいただこうかとも思うくらいの気持ちだったんですが、区切りの１０号まであと３本。みなさ～ん、ネタ提供をお願いしますよ～。

今回もかかしさんの落語ミニエッセイと俳句も掲載されています。
児童文学案内は私の大先輩が書いてくださっています。
また、編集の吹木さんはこれを持って「文学フリマ東京」で販売されるそうです。
全然畑違いの方が手にとってくださって、興味を持ってくださったら面白いだろうなあ！

さて、「旅かばん」は現在は書店流通がありません。
私に連絡いただければ送料込み500円で手配いたします。

バレないための提案@落語教室第131回目

このところ、

まだ覚えてません。台本読みます。

と言うのが続き、

またですか。

と、当然のツッコミ。

すんません。

6月から稽古はじまってるんですから、そろそろ台本は置かないと。

すんません。

なんて言いますか、義太夫に気をとられる…い、いえ、すんません。

今日は、

こうした方が音痴がバレません。

と、ありがたい提案まで。

でも、てーんつてんてんは何回やっても音合ってますよ。

だって、努力しました！
だから、持って帰って稽古します。この場では直せないんです。すんません。もう8回目、覚えはじめて6ヶ月…、すんません。

朝井まかて『恋歌』

	恋歌
	クリエーター情報なし
	講談社

まことに不勉強ですが、樋口一葉の師であった歌人中島歌子についてはじめて知りました。
その中島歌子が主たる登場人物です。

老いし歌子の元に弟子二人が駆けつけるところからはじまります。
そこにあったのは、歌人であった歌子の言文一致の書き物。
瑞々しい文章でしたためられた恋の物語を弟子である三宅花圃が読みすすめて行きます。

そこにあったのは幕末、水戸藩の侍の元へと嫁いだ日々。想い人への元へ嫁した若き日の歌子（登世）が見たのは、尊王攘の元揺れる水戸藩の内紛でした。時代の波は、やがて歌子を飲み込んで行くのです。
歴史的事実が主軸にあるのはもちろんですが、それを生々しく、また登場者の心情に寄り添い深く深く描いていきます。
幾重にも張られた伏線と、丁寧に描かれた人達の姿。

最初と最後は弟子である花圃の視点で描かれます。
真ん中の緊迫した物語から視点が変わるのですが、それによる世界の広がりがラストに繋がり…。
余韻が残る作品でした。

エアー住吉詣で

今度の土曜日、広島でのべっぴん寄席で日舞「堺住吉」を踊るのですが、この前からしている解説をしながら踊ることにしました。

ふと思った。

住吉大社に行ったことがない。

日舞「堺住吉」（元は四国の伊予節）は、住吉大社へのお参りを歌った端唄。
先生が解説しながら教えてくださったので、それを踏襲して構成していたのですが結構口からでまかせ的に進行していたので、一度きっちりおさらいしておこう。そうだ！HPで住吉大社に行ってみよう！

住吉大社

うむうむ。なるほど。
がーん。間違って覚えてるやん。

やっぱり、現場に立たねばなりません。立ってないけど。

歌詞にある“おもと社”も“誕生石”もちゃんとあるんや、境内に。

行ったことがないところはネットからの知識でカバー。
さ、トークと踊りの稽古しよっと。

NHK新人演芸大賞をやっと…

先週の日曜、全国放送されたNHK新人演芸大賞ですが…

兵庫県では放送されず。

その時間、兵庫県ではヴィッセル神戸の試合のために放送されておりました。
のぶりんさんが番組を撮ったDVDをいただきました（兵庫では、10/26に放送されました）。

ところでこのコンテスト、制限時間が11分だそう。
話は飛びますが、小浜の大会は6分が制限時間なので毎年演目の編集に苦戦するのです。
今回の池田がほとんど編集せず、一年前に仕上げたネタを何回もかけていたこともあり落ち着いて高座に臨めたことを考えると…

今の時期から6分ネタを考えちゃう？
ま、言うだけは自由ですからね。
そんな視点を持ちながらプロのコンテストを見ていると、さっすがプロです。

露の紫さんは、「厩火事」でしたのでコンパクトな編集も見事でした。
鈴々舎馬るこさんと紫さんが同率一位、決戦投票ののち、馬るこさんが優勝となりました。
この公録に行ってたら、心臓が口から飛び出そうになったでしょうねえ…。
今回は優勝を逃しましたが、紫さんにはまた挑戦してまたTVでその高座を全国の方に見て欲しいですね。
紫さん、応援してます！

売れ残り

先週休んだ日舞のお稽古に。
まだ「しのぶ売り」でした。夏に売る釣りしのぶ。冬になっちゃうよ！

「しのぶ売り」は、長いので通しの稽古をするとなかなか進まず、後半だけの通しも三回くらいしかできませんでした。
似ている音が多く、振りも似ていて微妙に違うとかなので…

どっちやってますかー？

の域をでられず。
相変わらず先生の指導は、

花道歩く時はお客さんと目を合わさないように！

先生、花道から見たお客さんの姿が想像できません。

さて、後半しのぶ売りのお姫さんはしのぶを売らずにデートに出て行ってしまいました。一応、あがりましたが、しのぶを売った形跡なし。

早々と覚えるつもりはないものの、先生と踊っていて楽しい。
ですが…また、来週休みます。

もつ鍋

昨日、博多にいたということは全く関係なく今夜は、定例会でもつ鍋に。
大阪駅のエキマルシエのやまやへ。
そう、博多の土産と言えば明太子のやまやです。

ちょうど、エキマルシエ開業一周年のイベント中。つちやんさんは、係りのサンタ（もうっ？）とじゃいけんして100円の商品券をゲットしてくれました。
やまやでも一周年記念企画で、明太子が土産につくコースも。
しかーし、のぶりんさんは明太子嫌いだそうでだし巻きに挟まった明太子は私のもとへ。
鍋のスープがおいしくかったです。昼に行けば明太子と高菜食べ放題らしい。また、昼に来よう。

浅田ぁ！

今日は、日帰りの九州出張でした。
朝、飛行機を降り携帯の電源を入れると個人携帯に着信履歴が。
それを見ている間にも着信。

「中古車売買の○○ですが、浅田様の携帯でしょうか」

いえ、違います。

「失礼しました」
がちゃ

なんじゃ、そりゃ。
搭乗中に入っていた留守電も浅田様の携帯でしょうか？違うわいっ！

なんなんだ？
着信履歴の番号を検索したら、社名は違うものの中古車売買の会社。

佐賀について取引先の社長と合流したら、また電話。お断りしてから出たら、また浅田様。
憮然と毅然に切る私に社長が、
「そんな対応できるとね」
できます。むしろ、得意です。

さらにまた着信。
いい加減頭にきたので、
往来にて電話対応。

「なんなんですか？！」

と、某中古車売買チェーンの人に切れると、

どうやら、中古車売買問い合わせサイトの一括見積もりに浅田何某が私の携帯番号を入力していたらしい。

はあ？迷惑なんですけど！そのサイトに言って登録消してください

「うちからはできないんで、そちらからサイトに連絡していただいて…」

は？なんで私がせなあかんのですか？！

「でも、電話をかけてくるのは5、6社なんでひとつひとつ断っていただければ、大丈夫ですから」

大丈夫とは言わんわ！

しかし、らちがあかんので電話を切りました。どうやらそれが5、6社の最後の会社だったようで、それからは電話ありません。

そんないい加減なサイトにも腹立つし、電話番号を間違えた浅田にも腹が立つ！

浅田ぁ～！ちゃんと入力せえよ！

写真は、博多の神社にて。

展示会続き

今週は、ビューティワールドジャパンと大阪勧業展と展示会を二つ見てきました。
ビューティの方は理美容品が中心なので、仕事としては関わりが少ないのですが、参考にはなりますし、何より化粧品が買えるのが魅力。なぜかアイピローを購入しました。
タイのハーブを使っているそうで、スパイシーないい香り。ん？タイ米が入ってるぞ…。

これって、虫がわかないですか？

わきます。

即答？！普段は乾燥剤と一緒に保管しとかないと。

大阪勧業展は、大阪の中小企業が中心。活気があってよかったです。
漫画やイラストをテーマにしている企業もあって、時代だなあ、と思いました。

はじめての篆刻

こんなものが出てきました、ガラクタの中から。

篆刻　（並んでいるのはマトリョーシカちゃん’s）

中学生の頃、美術の授業で作ったものです。
ひらがなで私の名前をデザインしています。
苗字は変わる可能性があるから、使い続けるのなら女子は名前に…、って

未だ苗字変わらず。
そして、印鑑も使ってない…。

小拍子購入

昨日、決戦会場に売ってた小拍子を買いました。700円なり。
軽い…。いいや、お稽古用だから！
今日はかばんから出し忘れて、これ持って出勤してしまいました。

さて、いよいよ…本腰入れて「軒付け」しなければ。
発表会で、鈴鹿ひろみのコンサートのように奇跡を起こしたように見えるべく今下手にしているんですよ。
うそです。重症です。ネタが全然入りません。「平林」の自信はどこ行った？
ちなみに来月は「化物使い」ですが、案外これも間違えそうです。自信を持ってきた頃がやばい。
そして、日舞「堺住吉」を踊りの会で踊る予定もあり…って、結構お稽古しなあかんこと多いやんかいさ？！
大会終わってもほっとしている間はありません…。

決勝…そして、

二日間お疲れ様でした！

本日、決勝。
ドキドキもしつつ、素直に楽しむことができた決勝戦でした。
笑って、笑って楽しかった！

そして、終演後はワイワイと公民館で茶話会をしまして、落語会にはなりませんでしたが、みなさんのトークを拝見できて、これまた楽しく。

最後はおなじみちりとてちんで風鈴さんと打ち上げ！

充実の落語祭りでした！
受賞されたぷかりちゃん、笑らくさん、風林火山さん、おめでとうございます！
志ん香さんにも涙でるくらい笑いました。何より、予選での楽屋が志ん香さんのおかげで明るかったです。また、会えますように。

社会人落語日本一決定戦予選

本日、池田市にて開催されましたコンテストの予選！
朝から集合いたしまして、6つに別れた予選会場へ。
過去に三回しかでていないのに、二回が同じ会場で、二回が二部の開口一番。会場が同じなのは、勝手知ったるでしたし、出番が同じなのも、まあこんな感じかな、と。
一部は客席にいたり、小腹を満たしたり、着替えたりしている間にすぎ、二部開幕。
続々と知った顔の皆様が来てくださり、ありがたい限り。
さて、今回のネタは「平林」で、カットはしたものの新しいセリフがなかったので気持ちの余裕ありまくり。やっぱり積んだ回数なんやなあ、と。
おかげさまで、いつもより大きくリアクションできたし、あろうことか途中で審査員を見たり。やっぱりやり慣れたネタって楽ですね。広島での失敗は遠い記憶。

評価はともかく自分でしたいことはできたし満足です。
結果、決勝にはでれませんでしたが、次へのステップが踏み出せたように思えます。

こたつ

帰宅したら居間のこたつが鎮座しておりました。
設置の間、のらっちは舞舞こんこんでわたわたとこたつの周りを回っていたようです。
覚えていたのか、こたつの存在を。

しかし、のらっち、すぐにのぼせて只今ペットベッドで爆睡中。
その横でおかんがこたつで爆睡中～。

心理、心理、そして、間@落語教室第130回

春の発表会で、高座を下りた直後に珍しく先生からご注意を受け、それもあって今期は「間を細かく見ます」との指導方針が打ち出されました。
義太夫指導で時間を費やされましたが、前回から一行ごとに止められるような感じ。
ひー、私、そんなにでけてませんでしたか。
昨日、書いた日記に通じますが、「背景にある心理を丁寧に描きなさい」ということで、一行一行考えなくては。
結構、みなさん仕上げに入っていて焦る軒付けです。
影武者募集中。