以前から一度は行きたかった「ゴスペル文楽」が梅田で開催、こりゃ行かねばなりません。日舞欠席二週目(実は来週も休むのです)。
東梅田教会。落語会もしている大きな教会です。
クリスチャンの英大夫さんが企画された演目で、youtubeにもアップされているので興味がある方は探してみてください。
会堂で文楽。
見上げるとパイプオルガン。雰囲気ばっちりです。
なにせ副題が、
-文楽で描くイエス・キリストの生涯-
がっつりゴスペルです。ゴスペルって「God spell」=神の言葉=福音のことです。なにが良いって「文語体」。聖書も共同訳聖書で分かりやすくなっていますが(私は口語訳が馴染み)、文語体って詩的なんですよね。リズムも含めて。それをゴスペル文楽で再確認。でも、分かりやすいので頂いた床本は見ずに済みました。
文楽の前に牧師先生のご挨拶とお祈り。
天候がよくなって、来られた人たちの健康も守られ、信仰にささえられ…、
てんこう、けんこう、しんこう
ざわざわ、くすくす、え?先生なんて言ったん?とざわつく客席ww
本編の前に文楽についてのレクチャーもあり、しかし、キリストの生涯についての説明はなしということで、信者の方への<文楽>の伝道の意味が大きいということを目の当たりにしました。すばらしい!
さて、本編ですがセットがないのと人形も少ないのでメインはやはり語り。イエスを語る。マリアもイエスも着物。ペテロとユダはそれっぽい洋服?でした。文楽人形がワイングラスとパンを持って現れた時には少し動揺しました(ウソ)。
最後が出演者のみなさんと一緒に「きよしこの夜」を合唱。三味線さんは三味線を置いて。
ペテロの紋秀さんはノリノリで、ペテロ熱唱したりパンフ丸めてリズム取ったり(笑)。
ここに来て「あ、もうすぐクリスマスか」と実感した次第です。
浄瑠璃:豊竹英大夫、豊竹希大夫
三味線:鶴澤清友、竹澤團吾
人形遣い:桐竹紋壽(キリスト)、桐竹紋臣(マリア)、桐竹紋秀(ペテロ)
人形部:桐竹勘壽、桐竹紋吉、吉田玉延