カズオイシグロ『わたしたちが孤児だったころ』

わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) カズオ イシグロ 早川書房 このアイテムの詳細を見る

設定とか構成がいいので先に先に読みたくなって夢中で読み進んだんですが、主人公の思い込みの激しさに鼻白んでしまいました。一人称なので読者に逃げ場がないというか…、成熟した読み手ならそのあたりもうまく理解できるのでしょうけど…。『わたしをはなさないで』の感動を得ることは、私はできませんでした。

プライド 10 (10) (クイーンズコミックス) 一条 ゆかり 集英社 このアイテムの詳細を見る

漫画『プライド』10巻購入。また新たな展開が。この漫画の黒い部分がちょっとしんどくなってきました。完結してから一気読みしたほうがいいのかも…。

あ、なんかどっちもおすすめではない書き方になってしまった。まあ、私の意見ってことで。

財布がない！

年女は厄年と申します。先週は頭を打ち、厄払いせなあかんな～、なんて言うてましたら今朝は駅で「財布がない！」。青ざめましたね～。
いったん帰宅して父にお金を借りて（財布には定期も）、各カード連絡先を調べました。昨夜乗ったＪＲしか落とした場所は思い当たらないので忘れ物係りに電話。「そのような財布のお届けはありません」と聞いたときには、世の中を怨みましたね。

車に乗って再び駅まで。


…あ、あれ？


あれって、財布？


車の中に財布落ちてました。
お粗末でした。
有休の今日、とりあえず会社カードをとめないと！と会社に連絡していたので仕事の早い経理の方が紛失の手続きをとって下さっていました…。

今日、ご迷惑をかけたみなさま、誠に申し訳ございません。
いやあ、うっかり、うっかり。うっかりは厄払いでは治りません。

岡目八目

週二回、習い事があるとさすがに疲れます。ので、今日も二次会パスしました。
落語教室が1期12回（今期は9月から3月までゆっくりコース）、小説のほうも半期13回かそこらなので年間にするとどちらも24回程度。1週間は年間52週なので水曜、木曜のおよそ半分が習い事ということになります。
なので、これが重ならないと「楽」なんですよね。おまけにどっちもなければ、余暇がたっぷり。いや、趣味も余暇の範囲なんですけど。
そんな計算をついついしてしまう先週今週は習い事が重なったウィーク。来週からは約2ヶ月落語教室がお休みなので“ちょい楽”月間になります。

まあ、そんなごたくはさておき今夜は小説の学校へ。今日は三作でしたが、どれも読みやすい作品だったので批評はしやすかったです。しかし、黙っときゃいいことについつい口を挟んでしまうんですよねー。
そして、・・・来週は作品提出しなきゃなりません。落語教室のときに先生がよく言われるのが「岡目八目」という言葉。他の人の稽古を見ていたらなんであんなんができへんねんやろー、と思うことがやってる本人は分からない（囲碁からきているらしい）ということなんですが、小説もそうで批評するときはえらそうにあーだこーだ言えるのですがいざ書くとなるとできないんだなあ、これが。
まあ、今日も「出せますか？」と確認されましたので、あと少しがんばります。

告知＞2月14日の夜NHK「にっぽんの現場」というドキュメントで私の通う学校が取り上げられるそうです。私は写りませんが、小説・詩の学校に興味があるかたはぜひご覧ください。

佐々木裁き最終回＠落語教室第３６回目

発表会の詳細が決まりました。３月２８日（土）１８時開演です。枕は決まりやね…。私はトップバッターですので、開演時間にお越しいただければもれなくご覧いただけます。
尚、当日は同じ会場で解説つきの落語会が１５時からありますのでお時間に余裕がある方は１５時から２０時までたっぷり落語を楽しんでいただけますよ（インターバル１時間あり）。
今夜は「佐々木裁き」ラストまで。この３回はあくまでテキストのチェックだったので、仕草や発音は、二の次。仕草はこんな感じ～というのを教えてもらいましたが、やはりこれもかなり練習しないと身につかなさそう。先日、見に行った別のクラスの女性の方がすごく手の動きがきれいだったのですが、私の場合なにをやっても手が所在無い感じ。
とりあえず、「佐々木裁き」を持ちネタにしてる先生にテキストをいろいろ手直ししてもらったので後は自主練習です。
さて、今日のレッスンを最後に教室は諸般の事情により２か月休み。次回は３月の発表会直前のレッスンです。もちろんネタは「初天神」。

しのびよるインフルエンザ

同じ事務室内の上司のご家族がインフルエンザを発生したと聞き、カバンにしまっていたマスクをそっと装着しました。

マスクは年末から人ごみ、移動時に使用。そもそも、人に風邪をうつすことはあっても人様から風邪をうつすことはあまりないので気休め＆自己管理の一環です。
しかし、外を歩くときはマスクをしていると顔半分保護されるので寒さ対策にはいいのかも。これプラス帽子で防寒です。

やっと頭のほうもたんこぶが落ち着いてきたようです。昨日までと今日はちょっと感じが違って、大丈夫と言いきれる自信がでてきました。正直、しばらく痛みが続くようであれば病院に行かないといけないかなあと思っていたのですが。今更ながら倒れた後の状況を同僚の方々より聞いて冷や汗をかきました（半分記憶がない）。ともかく養生せねばなりません。頭は痛いのですが、この程度で済んだことをラッキーと思っておきます。

雪の朝

こんな時間に家にいます（午前7時半）。いつもは家を出ているのですが、今朝は起きてから雪が降り出し、バスで行くことにしました。見る見るうちに積もってきました。

さて、以下は帰宅してから。
当然のように峠ひとつ越えると雪景色はなく、また日中降った雪は融けやすいので帰宅時には雪はすっかりなくなっていました。

ガラスの仮面 43 (43) (花とゆめCOMICS) 美内 すずえ 白泉社 このアイテムの詳細を見る

上記のようなことで、会社に遅刻しながらも駅の売店で買ったのが『ガラスの仮面』最新刊！
前巻のあらすじを思い出せないのは頭を打ったからでしょうか？
携帯電話が話中にでてくるのにいつまでも馴染めないのは頭を打ったからでしょうか？

今日は春節。旧暦の元旦です。新年快樂！よい年を♪

はっしふー♪

昨日、奈良まで行ってきました。Ｙさんのお宅まで。最近、Ｙさんに年に一回しか会ってないので、その回数を数えると愛娘Ｓちゃんと私たちの対面が3回目ということに。なので、Ｓちゃんも2歳になっていました。
成長もそれぞれなので比べることはできないのですが、Ｓちゃんが驚くほど言葉を喋れているのにびっくり。単語じゃなくてちゃんと文章。しかも、大人っぽいくちぶりだったりします。
後、言葉をちゃんと喋れない頃からある歌（オリジナル）をずっと歌い続けているらしく「録音しといたら？」と言って動画で撮り始めると途中でやめてしまって残念。しかし、私たちがいる間もヘビーローテーション。そのオリジナルソングとは、よく行くスーパーの名前を三つ（三店舗）節をつけて、最後は「はっしふー、はしふ」とリピート2回。はっしふーの前にもなにやら単語があるんですが意味不明。でも、何回歌っても節はおなじという不思議な歌。なぜか私たちも口ずさみたくなるメロディでした。
手土産はマダムシンコのブリュレバウムのショコラ味。濃厚なチョコで上のブリュレが苦味があり、大人な味だったのでした。

重松清『きみの友達』

きみの友だち (新潮文庫) 重松 清 新潮社 このアイテムの詳細を見る

私にとって重松清は本当に外れがない作家。たぶん合うんだろうなあ、と。ああ、べたやなあ、と思いながらも見事に泣かされていたり。
重松清の作品にはこどもを主人公としたものが多く、読者を限定はしていないけどこどもに、主人公と近い年代のこどもに読んで欲しい（もちろん、それを通過した大人にも）、という気持ちが分かります。手法としては児童文学じゃないけど、非常に近いところにいる作家さん、だと思います。
『きみの友達』は連作短編集。軸がふたつあり並んだ作品の時間は、その軸を交互に行きつ戻りつします。
最後のエピローグでいっきに時間が進むのですが、およそ14年の歳月が語られています。
交通事故で足が不自由になった恵美。彼女の友達、由香は腎臓病で入退院を繰り返している。クラスで浮いてるふたりはふたりきり、だけど、形だけの友情に振り回されるみんなからみると…実は。
もうひとつ軸になるのは恵美の弟とその友達たち。友情、友達、生きること、それらへの疑問、問いかけ。
物語が進むにつれ、時間は、残された時間の短さ、となります。
なんで別れることになるのなら出会ってしまうのだろうか。

途中で本を置くことができなくて電車の中でも涙しました。

ご心配を・・・

心配をおかけしております。

実は今日携帯を忘れました。駅の駐車場で気がつき、今日は日中に明日の待ち合わせのメールをしないといけなかったこともあり片道10分、往復20分かけて取りに帰りました。
昨夜、年明け初回の組会でも頭を打った話をしていたことやブログを見た方から心配のメールをいただきまして。携帯を取りに帰ってよかったです。即効返信メール体質の私がメールを返さなかったら、メールを送ってくださったみなさんの心配をさらに増長させていたことでしょう。

体調自体は大丈夫なんですが、やっぱり打ち所が痛い・・・。こりゃ、なかなか治らないですね。ああ、小説書けないのは頭を打ったからだな、と先に言ってみたりして。


今日ののらっち。今夜も窒息寸前。

佐々木裁き２／３＠落語教室第３５回目

今期はあと3回。ラス1は稽古前の最終レッスンなので、「佐々木裁き」は後2回。なんですが、先生の得意ネタだけあって微に入り細に入り指導が入ります。うーん、後1回で終わるんだろうか…。最後まで先生のうんちく（？）を聞きたいんですけどねえ。
今回も先生が「ぼくはこうやってますけど」という実演が面白くて（高座に上がっているのは私）声を出して笑ってしまいました。時間が限られていることもあってもう細かい台本興しまでしませんでしたが、来週にでも先生に見てもらって手直しをしてもらおうかと。先が短い分、このあたりは貪欲に。あと1回しかありませんが、ちょうど半分までしかできていません。来週は駆け足？

さて、余談ですがレッスン翌日の今日。会社にて貧血を起こしまして気がつくと床で寝転び、心配そうな顔をした同僚たちがわらわらと…。どうも、倒れたときに後頭部も強打したようでたんこぶが。なにか大切なことを忘れてなければいいのですが。

雨仕様

雨が降り出しましたね。今日はうっかり、丈が長めで幅広のズボンを穿いてきてしまったので、お菓子の包装についてたゴムを足首にはめてズボンの裾を挟んで駅まで。
アラジンかイギリス紳士の狩り、もしくは、ニッカポッカ風。さらに、下からレッグウォーマーまでチラ見せ
駅までやし。
でも、今日は落語教室なので梅田から学校までまたこの恰好だったりしますが。

省エネボディ

息、できていますか？

のらは寒がりではありません。分厚い脂肪のおかげなのか？
そんな訳で電気がついていないコタツでも寝続けることが可能な省エネボディ。そして明け方、枕元で「んっ」と言って母を起こして布団に入れてもらうらしいのですが「明け方に起こされるのは、かなん」ということで、私がコタツを消して寝るときにコタツ布団をまくり上げて風通しをよくしてから寝るのです。寒いときなら1,2時間で母の寝床にもぐりこむらしいのですが、今朝は5時まで電気のついていないコタツ（しかも、風通しのよい）で寝ていたらしい。今朝は寒くなかったのか・・・。

村上春樹『東京奇譚集』

東京奇譚集 (新潮文庫) 村上 春樹 新潮社 このアイテムの詳細を見る

冬休みに読むつもりで買った本をやっと読了。作品提出前は短編集に手が伸びます。ちなみに一緒に買ったのは重松清の短編集。告白、まだ全然書けていません。
日常の中の「不思議な出来事」をテーマとした作品集ですが、起こりうるような気がする物語たちです。「品川猿」だけが毛色が違うかな。でも、これは最後の作品。ある意味、寓話的な・・・。表紙もお猿だし、この作品集のキーポイントかも。
不思議に違和感がなくさらりと読めました。
さあ、合評作品にかからなければ。

車の不調

今日は朝から運転。まずはスーパーで半額になってたはらまき（分厚いのをはじめて購入、500円なり）や夕飯の買い物。
それから、カー用品のお店に行ってヘッドライト（ハイビームの方）の電池が切れていたので交換を頼みにいくと私の車は構造上、バンパーまで外さないといけないらしく手数料も500円から3,000円にはねあがるらしい・・・。この頃、走行中にからからという音もして気になっていたので結局買ったところで総合的に見てもらうことにして何もせずに帰ってきました。
自宅の軽トラは前ガラスが割れたまま。その上、私の車も買い替え時期か・・・？！※10年もの
このご時勢に車の買い替えは・・・。修理にしてもお金がかかる予感です、確実に。ああ・・・。

あの日から

14年がたちました。

今年も追悼モニュメントまで、彼女の名前に会いに行ってきました。

たくさんの人が今日という日に追悼の気持ちを捧げていました。

忘れてないからね。