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天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

夏休み文楽特別公演

2025-07-22 22:51:08 | 観劇
文楽の第三部へ。
当日チケットを窓口で購入すると、「今日は英語字幕ですが大丈夫ですか?」と、え?今日だけと思ったら今回第三部は英語字幕のみだったらしい。


第3部 【サマーレイトショー】午後6時15分開演
〇Welcome to BUNRAKU!
英語通訳が入っての文楽解説。人形は刀剣乱舞の「小狐丸」、以前のは飾るだけだったのが今回はバージョンアップで動くらしい。撮影コーナーあり






〇伊勢音頭恋寝刃
 古市油屋の段
 奥庭十人斬りの段
いつもの夏の夜公演、ちょっと気持ち悪い話で涼をとるという昔の観劇スタイル。今年は殺人。それも名刀に狂わされて、とここでも刀がテーマ。夏公演は2等席がないので、前のほうをとり殺戮現場をじっくり拝見。おもいっきりよく名刀がひとを斬る。

〇小鍛冶
英語字幕は要約と解説で、英語が得意ではないわたしには分からない単語も多かったけど、たまに(まれに)へ~そういうことか、という解説もあり。普段から解説があってもいいかもって、それはイヤホンガイドを借りろということか。十数年の睡眠学習が聞いて言葉は聞き取れた。
小鍛冶は能の舞踏ものぽくもあり(と解説されていた)、刀を打つシーンには工夫もあり面白かった。外国の方にも楽しんでいただけるとは思うけどそれほど多くはないのが残念なところ。







この時にできた刀が小狐丸。場内アナウンスも声優さんが担当。東京では刀剣乱舞が歌舞伎で上演されてる。

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花組公演「悪魔城ドラキュラ」

2025-07-16 22:05:29 | 観劇
ぴあで登録していたら、先行販売を知らせてくれることがあるけどこの頃とんとご無沙汰。メールが来ていないのか見逃しているのか。
たまたま、eプラスを見ると、貸し切り公演の一般販売なるものが。ラッキー。B席3500円なり(手数料なし)。
数日してまたeプラスを見ていたら次の公演の貸し切り公演の先行販売の申し込み受付中。席種にB席、しかも上から2列なら2000円(プラス手数料他440円)ででていたので申し込んだら当たった。ラッキー。

そんなわけでB席3500円でゲットした席は、

一番上だった

でも、真ん中だったので見やすかったけど。この違いはなんやろ?来月は、上から2列のサイド席かな。

今回の演目悪魔城ドラキュラ』は、ゲームの舞台化らしい。
ポストを見ているとゲームファンの観劇感想が多数。

・恐るべし再現性
・曲が生オケ、歌あり

に感嘆していた。へ~。
ドラキュラとそれを退治することが宿命の家、それにドラキュラと人間のハーフというイケメンが絡んでタカラヅカらしいファンタジックandロマンチック。
一番上の席からは舞台の上が多少見切れているけど遜色なし。アクションを活かしたダンスとかもあり楽しかった。

『愛, Love Revue!』
きましたよ、後半はレビュー。今回はヨーロッパの風を感じた。そうなのか? 衣装も素敵なひらひら。群舞もさすが。

eプラス貸し切りだったので終演後にトップ永久輝せあさんからの舞台挨拶ありでとってもお得。
今度はきれいになった劇場のフードコートでご飯を食べようと思う。

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超文楽入門

2025-06-22 21:37:14 | 観劇
JOBK100年 超文楽入門▽北村有起哉・桐竹勘十郎と文楽を楽しむ

NHK大阪での放送開始からことし100年らしい。
もちろん始まったのはラジオ。テレビは戦後。
昭和元年に開始されて100年。1世紀。

そんな特別番組のひとつが、大阪の芸能「文楽」特別番組。
ラジオ放送開始のころ、毎日浄瑠璃が放送されていたらしい。

近松門左衛門がでてくる「ちかえもん」というドラマに出演していた北村有起哉が、文楽について学ぶという趣旨。
北村有起哉はドラマで見事な義太夫を披露していたのでその関係での起用のよう。
前半はがっつり公演についてで、曾根崎心中を見ながら。
後半はマニア向けでは?!の天地会(2023年)の映像。天地会とは普段人形、太夫、三味線をされている方々が違う役をするファンサービスの公演のこと。10年に一度くらいしかしないと言われていたけど、前回のときも(見に行けてないけど)記憶があるのでわたしの観劇歴も長くなりにけり。
で、今回はじめて天地会を映像とはいえ見て…ワロタ。
どう考えても傾いてる人形とか三味線さんの太夫は安定感があり、人形遣いの太夫は笑いをとり、あ、三味線さんも笑いをとってた。たどたどしい三味線もほほえましく、舞台の上はわちゃわちゃしていて文化祭のよう。
一度は生で見てみたい。10年後?そんなこと言わずにたまにはやってほしい。
 
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ミュージカル「二都物語」

2025-06-15 23:53:00 | 観劇
ディケンズが好きで日本で訳されてるものはだいたい(たぶん)読んでるし、『二都物語』はきっと大昔に読んでる。が、忘れてる。そんなもんさ。
ともあれ、ミュージカル。

井上芳雄

順調にチケットがとれ、いつもの三階席へ。

舞台はフランス革命の頃のパリとロンドン。貴族が横暴で無実の罪で牢獄に長年入れられていた父をパリで見つけロンドンに連れて帰る娘。
途中で出会うのがフランスから亡命した貴族の若者。
弁護士のカートン(井上芳雄)も娘が好きだったけど、ふたりの気持ちが通じ合っていたので身を引き、なんやかんやあって(端折りすぎ)貴族の若者の身代わりとなって断頭台へ。

…文楽か。歌舞伎か。

こんなラストだったのか。忘れてたわ。わたしの好きなのは『オリバーツイスト』と『大いなる遺産』やから。

とにかく井上芳雄や。声量、それも圧が三階まで届く。特徴のある歌い方、テレビでもそう思ったけど。ラストが本人は爽やかやからで辛いな。お針子はとばっちり。

千秋楽やったからか舞台挨拶あって救われる。なんなら現世ではカートンはよぉ喋る。ちょっと泣かされたので、元気そうですよかった。


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ミュージカル「キンキーブーツ」5/27夜

2025-05-28 22:22:17 | 観劇
プレイガイドの先行予約の通知がきて面白そうだと申し込んだら早々と当選。というわけで「キンキーブーツ」に行ってきた。どうもミュージカル界若手中心のキャストらしい。ふむふむ。






客席は三階@オリックス劇場
わたしのとるチケットは三階が多いな、と一瞬疑問に思ったらわたしは安いチケットをとるからや!オリックス劇場は厚生年金会館時代になんかいも行ってたけど三階まであったのか。そして、階段で上がらせるのか。

三階席、上から数えた方が早い列!

落ち目の靴工場を継ぐことになった若社長が偶然出会ったドラァグクイーンローズをデザイナーに迎え彼女らの靴を作ることになった物語。
そこには父と子、そしてありのままの自分とは、他人を受け入れることとはというテーマを持つ。楽曲はシンディ・ローパー。POPでロックでエモーショナル。

自分が変われば世界も変わる。

ローズが自信たっぷりに赤いドレスとブーツででてきて歌い踊る爽快感。かっこいい!!葛藤を乗り越え大団円を迎えるてハッピーなエンディング。
リピーターの人も多そうで、そら分かるという幸せな気持ちにしてくれる作品だった。




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薫風歌舞伎特別公演

2025-05-19 21:39:02 | 観劇
大阪・関西万博開催記念
薫風歌舞伎特別公演

第一部
今昔歌舞伎草紙
脈々奇書異聞 夢窓西遊記

第二部
千夜一夜譚 荒神之巻




公演自体が万博を意識した内容で、一部は舞踊と芝居の寄せ集め。日舞のお師匠さんである女性も出ての特別版。こんなのあるよ、のカタログみたいなもの。
連獅子が鴈治郎さん、愛之助さん、中車さんのなかなかの年齢層。それにしても、連獅子してるで、まわしてるで、中車さん。いろいろあるけど、この人やっぱりすごい。

その後西遊記後日談で、悟空が大阪きて大暴れ。常磐津、浄瑠璃と入り混じる。最後の脈脈丸に持っていかれた感。

二部はいわゆるアラジンの歌舞伎。場内のBGMがオリエンタル。
で、かなり某アニメに寄せてる。セリフも衣装も。ランプの精なんてもろジーニー。こういう役をさせたら右に出る人がいない猿弥さん。アラジンの中の人虎ノ介さんのほんとのおじさん鴈治郎さんもランプの精に扮してしっちゃかめっちゃか。
そして、アラジンの素行が悪すぎてワロタ。このあたりが歌舞伎。扇千景似のお母さんのすることとか。子どもみてたら泣くで。
そないいうても虎ノ介さんははつらつとしてかっこよく、成駒屋に王子がおった。
最後がオープンエンディングで終わって、それってどう?
それまででてきてなかった絨毯が最後に出てきた。ディ○ニー!

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文楽公演「義経千本桜」

2025-04-16 22:28:44 | 観劇
コロナ禍の最初、5年前に開催予定だったものの流れてしまった「義経千本桜」通しがやっと実現。
「義経千本桜」は道行きを落語の「紙屑屋」で手がけているし、河連法源のラストを前回見たときに大変感動して再演、それも勘十郎さんでの再演を熱望していたもの。このたびそれが叶う!
まずは一部二部、日を開けて三部を見たのは体力温存のため。

「義経千本桜」といえば、渡海屋、すしや、道行、河連法源。実際、河連法源以外は何度か見ていたし、なにかと言ったら道行きでしょっちゅう見てる印象。すしやは一昨年、道行、河連法源は二月の歌舞伎でも見たので、演目としては大変にポピュラー。

詳細は↑ご参照のこと。おい、手を抜くな!いや、話が壮大でややこしいもので・・・。

「河連法源の館」に関してだけ。義経から託されて静御前を守っていたのは実は狐だった?!というファンタジック展開。
静御前が持っていた義経から預かりし鼓の皮がこの狐の両親だった、という。1747年成立、江戸時代にこの話が書かれたということはその時代に人ならぬものが化けてでてきて活躍することをおもしろいという土壌があったということ。
小狐(と呼ぶものの大人)は、両親の皮と再会して無邪気に喜ぶ。最後は義経が小狐に鼓を賜り、小狐は空を飛んで去って行く。歌舞伎でも文楽でもこの演出が大好きで。
それもあって、張り切って1列目をとる(三部だけ)。人形が近い。そうか、近ければこんな細かく見れるのか、と。その代わり字幕は見にくく、まあ字幕に頼らなくても難しい言葉以外は聞き取れるんだけれども。
切場語りはさすがの千歳さん。春を堪能。

【第1部】 午前10時30分開演
 初 段  仙洞御所の段、堀川御所の段
 二段目  伏見稲荷の段、 渡海屋・大物浦の段

【第2部】 午後3時開演
 三段目  椎の木の段、 小金吾討死の段、
     すしやの段

【第3部】 午後6時30分開演
 四段目  道行初音旅、河連法眼館の段

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遅刻する

2025-04-07 23:15:00 | 観劇
四月文楽公演は「義経千本桜」の通し


あれ?通しってことは開演時間繰り上がる?と気がついたのは行きの電車の中。。。


まったくもって遅刻。
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ミュージカル「昭和元禄落語心中」

2025-04-03 22:33:41 | 観劇
日本発のミュージカルをこれからどんどん作られてほしいと少し前のラジオで聞いて、あ、そうか、今度の見に行くのは日本発のミュージカルだ。

漫画「昭和元禄落語心中」のミュージカル化。ドラマ版でも演じていた山崎育三郎がミュージカル化を発案したとか。ドラマ版、録画したまままだ見ていないけど…。なお、漫画は単行本発売時に読んでいた。アニメも見ていない…。

あと、タカラヅカ退団後はじめて見に行く明日海りお。
ちょうど、「べらぼう」に出演していた古川雄大とこの三人がメイン。
演出は、あの小池修一郎←タカラヅカの多くの作品を演出。

落語とミュージカルってどんなんだろうと思っていたら、師匠役で中村梅雀出演決定。

さて、いつもながら三階席からの観劇。合いにくい視力も強い光と遠くを見る時間をへて徐々にピントが合ってくる。

物語は過去と現在のふたつの時の流れを描く。キャラクターが漫画からでてきたよう。三階席だったので舞台の奥が見てたけど、中村梅雀さんですら舞台をはけるときに小走りだった。
漫画で長く長く描かれたことを3時間の中に入れているので枝葉がなくすっきりと。でも、重要なところは描かれているし、それぞれの見せ場があるので楽しい。
ラストにすっきり終わらせるために、登場者それぞれの苦悩が伝わりやすいと思ったのはわたしだけ?ああ、そうか。と今更ながら納得したり。

初育三郎は声量すごかった。踊りも歌もみなさんうまかった。そりゃそうか。
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劇団四季「美女と野獣」

2025-03-17 20:51:45 | 観劇
あたらし寄席の翌日「美女と野獣」のチケットをとった後に歌舞伎座で「仮名手本忠臣蔵」の通しがあることを知る。ちょっと悩んだけど、ここは初志貫徹、舞浜へ。

久しぶりにディズニーランドのある舞浜へ。劇場までは徒歩12分らしい。よく来ていたときは劇場どころかそこに続くエリアもなかった。食事をとって劇場へ向かう。キャリーは途中でもロッカーがあったけど、クロークで預けたら無料だった。ロッカーに入れなくてよかったよ。
トイレは長蛇の列。唯一のアトラクション。

今回取った席は最後部ならがセンターエリア。ちょっと度が合わなくなったコンタクトではぎりぎり顔が分からん(後半になってピントが合ってきた)。
ディズニー版「美女と野獣」は公開当時劇場で見ていたく感動し、アルバム、ビデオを購入。なので、アルバムの曲なら頭に入っている!と思いきやわたしが持っていたのは英語版だったので歌詞になじみがなかった!
(隣のカップルの男の子が映画版のファンだったらしく、台詞も同じところがあったと興奮していた)
それでも、圧巻の劇団四季。
ミュージカルオリジナルの曲もあった。
アニメと同じ表現ができないところは圧倒的なパフォーマンスで魅せる。ベルのラインダンスなんてアニメ版では想像できないのでは。
そして、徐々に近づくベルと野獣。
ポット婦人が歌う「美女と野獣」とともに現れる黄色のドレスのベル

・・・に涙がでた。なんの感情だろうか。単純に・・・感動?
ポット婦人といえば、チップぼうや。劇中ほぼ身体を拘束され(トレイの上にいたときは人形だと思う)、最後に駆け寄ってきた時に劇場から「かわいい・・・」と声が。
ラストもああミュージカルを見たって感じですっきり。




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ミュージカル「レ・ミゼラブル」

2025-03-07 22:28:44 | 観劇
チケットぴあの先行でとれたので、念願の「レ・ミゼラブル」へ。
席種は安かったのでB席。
するとなんということでしょう。

3階の一番後ろ!!

いや、でもですよ。一番後ろだけは背もたれに服をかけられる。ちょっと前のめりも(常識の範囲内)OK。その上、真ん中エリアの通路側。
最高やん。
このところまた目が悪くなっているので矯正してもちょっとぼんやりしていたけど目がいい人ならはっきり見えることでしょう。

いやはや、よかった。
映画や原作を読んでいたりするけど生の舞台ははじめて。
さすが人気が衰えないのが分かる。ずっと見せ場。
主人公はジャンバルジャンだけど、ミュージカルゆえに脇役が主役級に歌い魅せる。
大昔、紅白で島田歌穂が歌った歌は主役でもコゼットでもなかったのですよ(それは知ってたけど)。エポニーヌはいちばん辛くて泣けた。

先日放送されたさよなら帝劇の特番でミュージカル好きが選ぶ人気ナンバーワンの歌として「民衆の歌」が選ばれていて、ふーんと思ってたけどそら納得。ラストの演者全員が歌う場面でも感動して泣いた。

もう全公演完売しているらしい。今回行けたのは奇跡だったのかも✨


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三月花形歌舞伎

2025-03-04 23:27:03 | 観劇
三月の南座歌舞伎は若手中心の会でチケットも安く、上演時間も短い。
わたしは初日の15時半の部へ(終演は18時15分、早い。新幹線に乗って帰るという方もいていたので遠征にもよいのでしょう)。
劇場に入るときにシークレットのなにかをもらって開けると演者のしおり。わたしは米吉さんが。米吉さんと壱太郎さんと拓太夫さんが目当てだったのでうれしい。
まずは米吉さんによるご挨拶から。歌舞伎を身近に感じてもらうようにと客席から解説。近すぎるぞ。
伊勢音頭恋寝刃は、文楽と比較すると猿弥さんが遊女ででているというのが…。笑いあり。死ぬときまで笑いが起こってた。
壱太郎さんは先月も思ったけど何をやらせてもできるひとだなあ。
そして、最後は壱太郎さん見せ場の5役早変わり。筋はあってないようなもん。義太夫、小唄、長唄でてくる。五役のうち着ぐるみが入っているのはどうなんと思ったら、脱皮していたよ。すごい。初日だったからかちょっと見えた(なにとは言わん)のはお得だったのかも。
いや~、歌舞伎って、若いっていいですね。
  • 〈乍憚手引き口上〉
  • 伊勢音頭恋寝刃
      油屋店先
    奥庭
  • 於染久松色讀販
    お染の五役
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立春歌舞伎特別公演昼の部

2025-02-17 22:21:14 | 観劇
千秋楽の日に滑り込みで松竹座へ。
3階席は5000円。一部見えにくいところはあるもののこの価格で歌舞伎が見られるのはありがたい。
文楽でもこの前みた「本朝廿四孝」は「 十種香」だけ。文楽で予習したのでええけど、ここだけ見て納得させるくらいだから、やりとりが濃い。相変わらず八重垣姫は思い込みが激しい。ちょっとしかでない團子さんの姿がかっこいい。
「恋飛脚大和往来 封印切」これも文楽では何回も見ている封印切。歌舞伎でははじめて見たのかな。どうやったかな。驚いたのではじめてだったかも。
丹波屋と忠兵衛のやり取りがけっこう笑いをとる展開だったので、そこに驚く。反対にそこから転がる展開とのギャップがより悲劇的。
「幸助餅」歌舞伎で見たのは二回目で、前回もこれが一番の目当てだったし今回もそう。中村鴈治郎の芝居が好きだ。丁々発止の分かりやすい笑い。お袖もおきみもみんな笑いをとっていく。
ここまで作り上げたものがあったうえで女将が言った「雷が大きな身体を波打たせて泣いていた」姿が自然と浮かび上がって鼻の奥がツーンとなった。実際にその場面を見たわけじゃないのに。中車雷もいい味を出していた。
いい千秋楽でした。

ところで、来月は南座、5月も松竹座で歌舞伎があるらしい。それも楽しみ。


出演
一、「本朝廿四孝 十種香」
息女八重垣姫:中村扇雀
腰元濡衣:中村壱太郎
白須賀六郎:市川團子
原小文治:澤村精四郎
花作り簑作実は武田勝頼:中村虎之介
長尾謙信:中村鴈治郎
二、「恋飛脚大和往来 封印切」
亀屋忠兵衛:中村獅童
傾城梅川:中村壱太郎
槌屋治右衛門:市川中車
井筒屋おえん:中村扇雀
丹波屋八右衛門:中村鴈治郎
三、「幸助餅」
大黒屋幸助:中村鴈治郎
幸助妹お袖:中村虎之介
幸助女房おきみ:市川青虎
幸助叔父五左衛門:中村寿治郎
三ツ扇屋女将お柳:市川笑三郎
三ツ扇屋帳場平兵衛:中村亀鶴
関取雷五良吉:市川中車
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立春歌舞伎特別公演@松竹座

2025-02-03 23:25:49 | 観劇



先月は気がついた時には全公演チケット完売で行けなかったので今年はじめての歌舞伎。いま大河にでてる愛之助さんがケガで休演。愛之助さんの二月公演から歌舞伎を見始めたので今年は見られなくて残念。

わたしは夜の部「義経千本桜」を。
文楽では次の春に上演になるので、比べるのにちょうどいい。文楽で見たことのある幕もやっぱり歌舞伎とでは演出が違う。
道行とそれ以降では配役も違う。あ、獅童さん?!と思ったら若者だった。
四ノ切「川連法眼館」はこの並びでいうとわたしが一番楽しみにしていた幕で、なんといっても人に化けた狐がその本性を現すという演出がとても好き。
今回はそのアグレッシブな狐が獅童さん。なんだかずっしりしているぞ。どうしてもあの猿之助さんのイメージがあるのでいたしかたなし。でも、子狐の切なさは十分伝わった。宙乗りはなし。壱太郎さんの静御前は可憐。
奥庭という段があったのでこれは初めて見ると思っていたら、獅童さん荒事で大活躍。二階席にはしごをよじ登って顔を見せる演出もあり、これには上ってるところが見えていなかった二階席の人が沸いていた。

終演後は節分なので特別に演者全員そろっての豆まき。三階席にはとどかねーよ。と思っていたら、ちゃんと一人一個お持ち帰りくださいというのが置いてあり、頂戴することができました。


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文楽初春公演3部

2025-01-19 21:56:33 | 観劇
第3部 午後5時30分開演
本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
 道行似合の女夫丸
 景勝上使の段
 鉄砲渡しの段
 十種香の段
 奥庭狐火の段

今回最後の観劇は、3部八重垣姫。
この話はややこしい。
若様と恋人の腰元がおって、その若様は死んで、実は身代わりで他の人だった。絵の中の若様に惚れていた婚約者の姫様がその若様を助けるために、人ならぬものの力を借りる…。

ファンタジーか?!

それでも、ファンタジー前回の「奥庭狐火の段」の「翼が欲しい飛んでいきたい」という八重垣姫の叫びはとってもいい。これを軒付けに入れこみたかった。
上杉家と武田家の攻防という歴史的な物語を描きながらのファンタジック展開が江戸時代に上演されてたのだから驚き。
浮世絵にもなっているこの場面が印象に残るけど、「十種香の段」の八重垣姫にイカレっぷりもなかなか。錣太夫の語りを堪能。

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