令和五年度を迎えました。
今年は桜の開花が例年より早かったようですが・・・
寒暖差が激しかった事もあり・・・
葉桜に移ろい始めておりますが・・・
まだまだお花見が楽しめる期間でもあります!
数日前には・・・
日が落ちる前の夕方頃から・・・
この辺も、今の時期は・・・
ソメイヨシノの桜が街並みを彩り豊かにしてくれてはおりますが・・・
色や形が違う桜も所々で咲いていて・・・
すっかり日が暮れるまでお花見を堪能してしまいました~!
そんな中・・・
色々な処で桜の画像撮影を試みたのですが、
辺りがうす暗くなりかけた頃に撮影した桜は・・・
桜色が映し出されることはなく・・・
影のような色合いになってしまうのです~!
その後は・・・
日が落ち、辺りが暗くになり街灯が燈されると、
濃淡の差はあれど、桜の色彩が活き活きと映し出されました!
街灯が照らされていない夜桜も叙情的ではありますが・・・
この日見た桜を記録に残したい場合は・・・
自ら率先して街灯に照らされている桜の花々にフォーカスして、
スマホの画像に収めてみました!
そして・・・
今朝の私は・・・
簡単に家事を済ませると・・・
読書過程にあった本のページを開き・・・
「空間の経験」(著) イーフー・トゥアン (訳)山本 浩
を読み終えました。
こちらの書籍は・・・
いつ頃購入したのか忘れてしまったくらい前に購入して・・・
ずっと本棚にしまってあった本でしたが・・・
師走ごろに・・・
本棚からセレクトして・・・
こちらの本を読み始めてみました。
ですが~!
年末からバタバタと忙しくなってしまい・・・
読書タイムが遠のいておりました。
しかも・・・
年が明けてからのマイタイムには・・・
動画サイトばかり視聴する毎日でした。
あの頃は・・・
今現在起こっている事をちゃんと理解するには・・・
過去の情報なんかに囚われている場合ではないと・・・
本なんかで情報を得ていたら間に合わない!と・・・
思い込んでいたのかな?
そんな私は・・・
年が明けて自宅でおひとり様時間を迎えると・・・
「私が知りたい情報は・・・現在や未来の事なのです!」と言わんばかりに・・・
「空間の経験」の本のページを一旦と閉じていた時期でした。
分かりやすく説いてくれそうなサムネイルの動画サイトを選び視聴する毎日でした。
すると・・・
今現在や未来の事を知れそうな情報ばかりを自ら選択してインプットしている私は・・・
これからの人間にとって、ビジネスなどで必要とされる能力の話や、革新的な技術やAIについての情報ばかりが入ってきてしまい・・・
アナログ人間の私の脳内はまたまた息苦しくなってきて・・・
そんな訳で・・・
私の脳内にインプットするものを・・・
動画サイトの情報から・・・
紙媒体の書籍に切り替えて・・・
1988年に刊行された本のページを再び開いてみたのです。
するとどうでしょう!
私の意識の空間がパッと明るくなり広がりを魅せたのです!
「やった~!」
やはり私には紙媒体の読書はやめられません!
私にとって・・・
脳内の活性化と共に・・・
私自身の知識層を積み重ねるための大切な儀式なのかもしれません。と・・・
そんなことを改めて感じ取った読後感でした!
それでも・・・
そんなアナログ人間な私でも・・・
デジタル技術を使って・・・
自分の脳内の記憶や記録をパチパチとキーボードで打ち込む作業も
私が活き活きと生きていくためには大切な行為なのかもしれません!
「うん~!まだまだAIには負けないぞ!」(笑)
こちらの本を本棚から引っ張ってきたときは・・・
こんな感じの読後感でこちらの本を閉じるとは思っても見ませんでした。
そんな「空間」の文字を書き込んでいる私自身が・・・
だから・・・
この際、しっかりと「空間」について学ぼう!と手にしたのがこちらの著書だったのです。
そしてこちらの著書を読み終えた時の私は・・・
きっと・・・
「空間」と言う概念をハッキリと捉え、もしかしたら数値化して言語表現できる知識が修得できるかもしれない・・・
イヤ、私の頭では到底太刀打ちできない難解な書物かもしれないと・・・
葛藤し迷いながらも・・・
「エイ!ヤー!」と・・・
果敢に臨んだ読書タイムでした~!
ですから本当にチンプンカンプンな章もありましたが・・・
そこは持ち前の感覚で思考を働かせ・・・
なんとか読み進めることが出来たのです。
はじめは・・・
難しい図や数式やグラフがもっともっと出てくるような理系の本なのかな?と思いきや・・・
「空間の経験」というタイトルの中には・・・
「経験」という文字も含まれております。
経験とは時間を顕す文字でもあるので・・・
こちらの書籍を読むにつれて・・・
自分の脳内で本当に・・・
空間の経験をさせていただくことが出来ました。
それは・・・
狭いスペースでも出来る・・・
ずっしりとした重厚な旅の経験でした。
特に印象深かったのは・・・
私にはほとんど記憶がないけど経験したはずの赤子の頃の視野を想起させる件の章です。
赤子の頃の脳内の記憶や記録をこのブログに書き綴ることができたらもっと面白かっただろうな~!な~んて思ってしまいますが、
あの頃の私と今の私は・・・
連続して生きている訳ですが・・・
今とは全くの別人格なのだな~とも気づかされます。
でも・・・
そんな過去の記憶が無くても良かったのかも!とも思ってしまう一文も書き記されています。
『過去のすべてを現在の知識にすることによって、過去を根絶やしにしてしまうであろう。』
うん~!確かに・・・
アインシュタインが言っていたように・・・
(私が聴いたわけではありませんが!)
過去と現在と未来の区別は幻想にすぎないのかもしれませんが!
でも・・・
人間の脳内空間で・・・
時間の概念が発生してしまったら・・・
やはり・・・
過去も現在も未来も自然現象や時計の存在により区別されてしまうのですね~!
しかも・・・
これからはデジタル技術でなんでもより多くの記録が残せる時代だから、
時間の概念もまた変わってくるかもしれませんが・・・
人間の脳内の記憶や記録を全てデジタルに残すことは不可能な気がします・・・
だから私の様な人間には学びが必要なのかも!
うん~!まだまだ学びたい!と思う心があるうちは幸せです!
だからこそ・・・
イーフー・トゥアンさんの・・・
知の書から・・・
「空間」の概念を学ぶ過程で・・・
多岐にわたる時代や民族や風習、習慣や宗教や国の捉え方も俯瞰して仕合わせの意味を学ぶことが出来ました。
そして・・・
こちらの本を読み終えると・・・
やはり私は日本人の習性を持っているのかもしれません!
久しぶりに・・・
自分の言葉で私が経験した読書体験の事をマイブログ「場所」に綴ってみたくなりました!
うん~!またまた素敵な本と巡り会えた事に感謝です!
そうそう!
ここ数ヶ月間・・・
お家の中で・・・
おひとり様の時に・・・
私が費やした時間は・・・
TVや動画サイトの視聴だったり、読書だった訳ですが・・・
2月3月と・・・
趣味の映画鑑賞にも外出して足を運んでおりました。
夫とは・・・
池井戸潤原作の「シャイロックの子供たち」を鑑賞して、
おひとり様で・・・
実話の「ワース 命の値段」と「Winny」を鑑賞しました。
それから・・・
この頃、大人向け仮面ライダーにはまっていた息子と、
夫と私で・・・
石ノ森章太郎原作で庵野秀明監督の「シン・仮面ライダー」を鑑賞しました。
映画鑑賞も人文科学の勉強になりますね~!