再び、ヒメオドリコソウに触れたいのだ。
まるで、ドガの描いた踊子のような葉っぱをしている。
花は、アッカンベーをしている。
その様が、誠に宜しい。

目立つでも無く、かといって埋もれきってしまうでもない。
その主張のほどよさが、この草の身上である。

「姫踊子草少しの光少しの風」

スラッと伸びて、光を得んとする。
陽射しを得ようとするのである。
するのであるけれど、上手くいかない。
そのほどほども良い。
姫踊子草である。
荒 野人
まるで、ドガの描いた踊子のような葉っぱをしている。
花は、アッカンベーをしている。
その様が、誠に宜しい。

目立つでも無く、かといって埋もれきってしまうでもない。
その主張のほどよさが、この草の身上である。

「姫踊子草少しの光少しの風」

スラッと伸びて、光を得んとする。
陽射しを得ようとするのである。
するのであるけれど、上手くいかない。
そのほどほども良い。
姫踊子草である。
荒 野人