エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

梅一輪

2018年02月08日 | ポエム
我家の鉢植の梅が咲いた。
実は、もう大分前から咲いている。

我家に来てから、この鉢植はそろそろ五年。
毎年咲いてくれる。
いとおしい梅である。



四年ほど前に、一輪づつ咲くのが作法!
と、詠んだ事がある。
いま思うと、そんな風に作法を決めてしまっては梅が可哀想だと思う。



一輪だけれど、楚として匂う。
匂いおこせよ梅の花・・・。
主のいない茅屋でも、梅の花は咲く。

しかも、季節を違えることもない。
自然の摂理を踏まえた梅の花である。







「梅の花熾してならぬ匂ひかな」







梅は、当分詠み込むことが出来る。
そうこうしている内に、桜が咲き初む。

だからこそ・・・。
梅が香は、間違いなく春の到来である。
風呂上がりの匂い、である。


      荒 野人


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