昨日に続いて、二日に渡って東慶寺を書きたい。
茶の花が咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/0f/0bbf5ef68e38b433bbc0b7f6da479745.jpg)
この花は、茶室に良く似合う。
東慶寺には、説明もなく表示も無いけれど茶室がある。
何故なら、待合とおぼしき建家が見えるからである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/9b/70a50ae09c3a9cb3edb8dcb9ab3b9e18.jpg)
佇まいは、誠に錆びている。
そんな風情になっているのは、やはり歴史が成せるのであろう。
東慶寺は、駆け込み寺であったからだ。
慎ましやかな建家が小高い丘にあって、誠に奥深い寺域を持っている。
墓所に至る坂道と云い、崖に密生するイワタバコと云い、雰囲気も又奥深いのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/99/13e55bc5eb2687b3dbee70af9fdb84fc.jpg)
ススキが枝垂れつつ、秋の深さを表してもいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/36/1f710251eda77a04f50ba3d862d24cc0.jpg)
「秋の寺まつろわぬ者駆け込めり」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/fc/734464304e1ff4e20053fa7acf2ca305.jpg)
杜鵑は、咲き頃であった。
これからどんどん、開いてゆくであろう。
秋明菊の風に揺れる様は、嫋やかであった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/12/0725c1aba963ea07fa339ed8a77cc85b.jpg)
この写真は,昨日もお見せした東慶寺の山門に至る石段である。
数えたのだけれど、32段あった。
石段を駆け上って、山門までは駆けて3歩。
歩いて6歩。
山門を潜らなければ、駆け込みにならない。
連れ戻されて痔舞う、のである。
亭主とは別れられないのだ。
女性は必死だったであろう。
裾を乱して石段を駆け上がり、山門まで3歩駆けた女の強さを思う。
秋が深まっている。
来月、この鎌倉を舞台に結社の秋の吟行句会が行われる。
「繪硝子」の行事である。
荒 野人
茶の花が咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/0f/0bbf5ef68e38b433bbc0b7f6da479745.jpg)
この花は、茶室に良く似合う。
東慶寺には、説明もなく表示も無いけれど茶室がある。
何故なら、待合とおぼしき建家が見えるからである。
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佇まいは、誠に錆びている。
そんな風情になっているのは、やはり歴史が成せるのであろう。
東慶寺は、駆け込み寺であったからだ。
慎ましやかな建家が小高い丘にあって、誠に奥深い寺域を持っている。
墓所に至る坂道と云い、崖に密生するイワタバコと云い、雰囲気も又奥深いのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/99/13e55bc5eb2687b3dbee70af9fdb84fc.jpg)
ススキが枝垂れつつ、秋の深さを表してもいる。
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「秋の寺まつろわぬ者駆け込めり」
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杜鵑は、咲き頃であった。
これからどんどん、開いてゆくであろう。
秋明菊の風に揺れる様は、嫋やかであった。
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この写真は,昨日もお見せした東慶寺の山門に至る石段である。
数えたのだけれど、32段あった。
石段を駆け上って、山門までは駆けて3歩。
歩いて6歩。
山門を潜らなければ、駆け込みにならない。
連れ戻されて痔舞う、のである。
亭主とは別れられないのだ。
女性は必死だったであろう。
裾を乱して石段を駆け上がり、山門まで3歩駆けた女の強さを思う。
秋が深まっている。
来月、この鎌倉を舞台に結社の秋の吟行句会が行われる。
「繪硝子」の行事である。
荒 野人