オバマ大統領就任式。
やはり言葉に力を持つ人っているんですよね。
特に政治家は言葉による演説が武器。
演説でどれだけの人の共感を得て感動させられるか。国民に勇気を与えられるか。
ヒトラーの様な力強い言葉はイヤだけど、果たして現在の日本の首相の言葉は……?
二転三転、漢字の読み間違い。感動させるどころか国民にバカにされている。
主張している内容も国民からかけ離れている。
オバマさんの演説で印象に残ったのは次の部分。
「私たちが危機の最中にあることは今や、周知のことです。この国は、暴力と憎しみを掲げる大規模ネットワークを相手に、戦争を戦っています。また、私たちの経済はひどく弱体化してしまった。一部の人の強欲と無責任のせいではあるが、私たちみんなが全体として、新時代に向けて厳しい選択をして国を準備してこなかったせいでもあります。おかげで人々は家を失い、職を失い、事業は閉ざされてしまった。私たちの医療保険は高過ぎる。この国の学校はあまりにあちこちで破綻しすぎている。そして私たちのエネルギーの使い方は、敵を勢いづけて、この惑星を脅かしている」(gooニュースより抜粋)
的確な現状認識。
日本にもかなりの部分が当てはまる。
<一部の人の強欲と無責任のせい>
新自由主義でお金を動かすだけで大儲けしている人のことをさしているのだろうが、日本の場合は既得権。
例えば<渡り>で億単位の退職金をもらっている官僚OB。
彼らの<強欲と無責任>と無責任が国を滅ぼしていることを知ってほしい。
<新時代に向けて厳しい選択をして国を準備してこなかったせい>
これも日本に当てはまる。
国の借金700兆。勘弁してほしい。
定額給付金。<新時代に向けて>このお金を使いませんか?
オバマさんは<グリーンニューディール>と称してエネルギー開発に予算を注ぐそうだが、日本も今後100年のためにそうしましょう。
<エネルギー>と<食料>は国のライフライン。
これに力を入れずして何に力を入れるのか。
あとは<教育>。
未来のために予算を使いましょう。
次の様な演説も胸を打つ。
「偉大さとは、努力して獲得しなくてはならないものです。長い旅路を歩んできたこの国は、これまでも決して近道をしたり、適当なところで妥協したりしなかった。私たちの旅は、気の弱い人たちには不向きな道中だった。気の弱い人たち。働くよりも楽をしたい人たち。富や名声の楽しみだけ求める人たち。そういう人たちは、私たちの旅路には向かない。それよりも、長く険しい道を登って、私たちのこの国を繁栄と自由に向けて引き上げてくれたのは、危険を恐れない人たち、実行力ある人たち、ものを自分の手で作る人たち、そういう人たちでした」
そうですね、こういう人になりたいですね。
政府のあり方についてはこんな見解。
「政府が大きすぎるか小さすぎるかではなく、政府がきちんと機能しているかどうかです。国民がまともな給料の仕事を見つけられるよう、政府が協力しているかどうか。高すぎない医療サービスが提供できているかどうか。尊厳ある引退生活を提供できているかどうか。「イエス」と言える分野についてはこのまま続行するし、「ノー」と言う分野についてはその政府事業は終わりにします。そして国民の税金を扱う我々は、賢明に使い、悪い習慣を改善し、透明性の高い形で仕事をするよう、責任を負う。そうしなければ、国民と政府の間に不可欠な信頼を回復できないからです」
当たり前のことを言っているのだが、出来ていないのが現状。
そして国民のあり方。
「全てのアメリカ人が、自分たち自身への責任と、国への責任と、世界への責任を認識することが必要です」
<責任>
そうですね、我々は<個人>の中にひきこもって<責任>を全然果たしていないのかもしれません。
<世界への責任>ということで言えば、飢えで子供たちが死んでいく国があるという現状、地球が壊れているという現状。
いい演説だったと思います。
オバマさんが今後何をしていくかはアメリカ人ならずとも注目ですね。
※追記
大統領就任の宣誓が終わって上院議員が「コングラチュレーション!ミスター・プレジデント」
この瞬間から<バラク・オバマ>から<ミスター・プレジデント>になるのですね。
※追記
オバマさんの演説は19分。
話題になったフジテレビのドラマ「CHANGE」の総理の演説は20分。
かたやアメリカの大統領、かたや日本のドラマ。当然と言えば当然だが、同じ時間でもこの内容の違い。
オバマさんの様な演説を木村拓哉さんの総理がやっていたら「CHANGE」は名作になっていただろう。
あるいはアメリカで「CHANGE」の様な演説を行っていたら「ふざけるな」と言われていただろう。
日本のエンタテインメントの底の浅さを感じます。
就任演説の全文はこちら
やはり言葉に力を持つ人っているんですよね。
特に政治家は言葉による演説が武器。
演説でどれだけの人の共感を得て感動させられるか。国民に勇気を与えられるか。
ヒトラーの様な力強い言葉はイヤだけど、果たして現在の日本の首相の言葉は……?
二転三転、漢字の読み間違い。感動させるどころか国民にバカにされている。
主張している内容も国民からかけ離れている。
オバマさんの演説で印象に残ったのは次の部分。
「私たちが危機の最中にあることは今や、周知のことです。この国は、暴力と憎しみを掲げる大規模ネットワークを相手に、戦争を戦っています。また、私たちの経済はひどく弱体化してしまった。一部の人の強欲と無責任のせいではあるが、私たちみんなが全体として、新時代に向けて厳しい選択をして国を準備してこなかったせいでもあります。おかげで人々は家を失い、職を失い、事業は閉ざされてしまった。私たちの医療保険は高過ぎる。この国の学校はあまりにあちこちで破綻しすぎている。そして私たちのエネルギーの使い方は、敵を勢いづけて、この惑星を脅かしている」(gooニュースより抜粋)
的確な現状認識。
日本にもかなりの部分が当てはまる。
<一部の人の強欲と無責任のせい>
新自由主義でお金を動かすだけで大儲けしている人のことをさしているのだろうが、日本の場合は既得権。
例えば<渡り>で億単位の退職金をもらっている官僚OB。
彼らの<強欲と無責任>と無責任が国を滅ぼしていることを知ってほしい。
<新時代に向けて厳しい選択をして国を準備してこなかったせい>
これも日本に当てはまる。
国の借金700兆。勘弁してほしい。
定額給付金。<新時代に向けて>このお金を使いませんか?
オバマさんは<グリーンニューディール>と称してエネルギー開発に予算を注ぐそうだが、日本も今後100年のためにそうしましょう。
<エネルギー>と<食料>は国のライフライン。
これに力を入れずして何に力を入れるのか。
あとは<教育>。
未来のために予算を使いましょう。
次の様な演説も胸を打つ。
「偉大さとは、努力して獲得しなくてはならないものです。長い旅路を歩んできたこの国は、これまでも決して近道をしたり、適当なところで妥協したりしなかった。私たちの旅は、気の弱い人たちには不向きな道中だった。気の弱い人たち。働くよりも楽をしたい人たち。富や名声の楽しみだけ求める人たち。そういう人たちは、私たちの旅路には向かない。それよりも、長く険しい道を登って、私たちのこの国を繁栄と自由に向けて引き上げてくれたのは、危険を恐れない人たち、実行力ある人たち、ものを自分の手で作る人たち、そういう人たちでした」
そうですね、こういう人になりたいですね。
政府のあり方についてはこんな見解。
「政府が大きすぎるか小さすぎるかではなく、政府がきちんと機能しているかどうかです。国民がまともな給料の仕事を見つけられるよう、政府が協力しているかどうか。高すぎない医療サービスが提供できているかどうか。尊厳ある引退生活を提供できているかどうか。「イエス」と言える分野についてはこのまま続行するし、「ノー」と言う分野についてはその政府事業は終わりにします。そして国民の税金を扱う我々は、賢明に使い、悪い習慣を改善し、透明性の高い形で仕事をするよう、責任を負う。そうしなければ、国民と政府の間に不可欠な信頼を回復できないからです」
当たり前のことを言っているのだが、出来ていないのが現状。
そして国民のあり方。
「全てのアメリカ人が、自分たち自身への責任と、国への責任と、世界への責任を認識することが必要です」
<責任>
そうですね、我々は<個人>の中にひきこもって<責任>を全然果たしていないのかもしれません。
<世界への責任>ということで言えば、飢えで子供たちが死んでいく国があるという現状、地球が壊れているという現状。
いい演説だったと思います。
オバマさんが今後何をしていくかはアメリカ人ならずとも注目ですね。
※追記
大統領就任の宣誓が終わって上院議員が「コングラチュレーション!ミスター・プレジデント」
この瞬間から<バラク・オバマ>から<ミスター・プレジデント>になるのですね。
※追記
オバマさんの演説は19分。
話題になったフジテレビのドラマ「CHANGE」の総理の演説は20分。
かたやアメリカの大統領、かたや日本のドラマ。当然と言えば当然だが、同じ時間でもこの内容の違い。
オバマさんの様な演説を木村拓哉さんの総理がやっていたら「CHANGE」は名作になっていただろう。
あるいはアメリカで「CHANGE」の様な演説を行っていたら「ふざけるな」と言われていただろう。
日本のエンタテインメントの底の浅さを感じます。
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