平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ジェームズ・ボンドに愛をこめて

2009年01月23日 | キャラクター
★昨日に引き続きもうひとつ英国について
 007 ジェームズ・ボンド
 シャーロック・ホームズに並ぶ有名な英国人

 ボンドが象徴するものは<ジェントルマン>。
 そうですね、ジェントルマンは英国人にこそふさわしいですね。
 アメリカ人だとカウボーイに象徴される土くささを感じる。
 フランス人やイタリア人だと好色なイメージ。
 ドイツ人だと質実剛健。ジェントルマンのスマートさからは遠い感じ。

 タキシードが似合うっていうのもジェントルマンの条件ですよね。
 そこで様々な映画のヒーローを思い浮かべてみると、タキシードが似合うのは何と言ってもジェームズ・ボンド。

 ジェントルマンの条件としてさらにあげられるのは女性への優しさ。
 007シリーズでは必ずヒロインの女性が出て来る。 
 ボンドには任務を遂行すると同時にヒロインを助ける。
 任務とヒロイン、どちらを選ぶかという選択を迫られる危機が彼を襲うが、両方とも解決してしまうのがボンド。
 任務のために女性が犠牲になってもいけないし、女性のために任務が失敗に終わってもいけない。
 ボンドというキャラにはそういうカセがある。
 
★それにしても<ジェームズ・ボンド>というのは見事なキャラクターですね。
 敵と戦う時は常に余裕を持って取り乱したりしない。
 「ダイ・ハード」のマクレイン警部の様にギャアギャアわめき声をあげない。
 凶悪な敵でも女性であれば決して礼を忘れない。
 「私を愛したスパイ」では武装ヘリコプターで襲って来た女性の敵にウインク。
 愛用の銃が<ワルサーPPK>というのもおしゃれ。
 マグナムの様な大型拳銃ではない。
 危険な仕事ゆえ殺傷能力のある大型拳銃を使えばいいのに、敢えて小型のPPKを使うこだわり。いいですね。

 後はナイト・騎士の要素。
 「女王陛下の007」というタイトルがあったが、ボンドはあくまで英国の秘密情報部員で女王陛下の臣下。
 ジェームズ・ボンドは現代のナイトなのだ。

 僕はそんなボンドを見たくて毎回劇場に足を運ぶ。
 それにしてもお決まりのあのオープニングはいいアイデアですね。
 あの有名な音楽をバックにふり返ってカメラマンを撃つやつ。
 観客はまずあれを見に来る。
 あれを見られただけで半分は満足する。
 CM用語で言うと最高の刷り込み効果です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする