平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

大阪万博の大屋根リング~世界の木造建築と比べてみた! ワクワク、ロマン、工夫、思想がない……

2024年02月25日 | 事件・出来事
 大阪万博の大屋根リング。
 今年の夏には完成するようだが、完成したらパビリオン建設の資材や車輌が入れない?
 との懸念があがっている。
 まあ、さすがにそんなことはないよね?
 いくらなんでも資材や車輌が通れる通路は確保しているよね?

 一方、大屋根リングさん、雨や風に曝されて痛み始めているらしい……。
 万博協会はあわてて補修しているようだが、まだ開催まで1年以上……。
 大丈夫か?

 現在の世界最大の木造建築はこれらしい。

 

 メトロポール・パラソル(スペイン・セリビア)
 内部はショッピングセンターになっていて入ることができる。
 大阪万博もこういうのを造ればいいのにな。
 これなら万博終了後も活用できる。
 モニュメントとしても残せる。

 個人的に好きなのはロシア・キジ島の教会。

 

 七層の木造建築。
 世界遺産にもなっている。
 丸い尖塔とか、いかにもロシアだねえ。
 大阪万博でも「法隆寺を現在のデザインで造ったらこうなる」みたいなものは造れなかったのか?

 こんなのもある。

 

 ノアの方舟。
 アメリカケンタッキー州のテーマパーク「アーク・エンカウンター」の木造建築だ。
 これも中に入れてノアの方舟の構造を愉しめる。

 というわけで、大阪万博の大屋根リングは芸がない気がするなあ。
・ワクワクがない。
・ロマンがない。
・工夫がない。
・思想がない。
・モニュメントとして遺すことを考えていない。

 費用の面もあるけど、否定的な意見が多いのはこういう所が原因だと思うよ。
 後に残せて、シュッピングモールとかに活用できるのなら建設費用の問題は一気に解消する。
 大屋根リングを考えた建築家・藤本壮介氏の発想は残念ながら乏しいと言わざるを得ない。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「葬送のフリーレン」~かけ... | トップ | 「光る君へ」 第8回「招かれ... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
西洋も木造建築 (2020-08-15 21:07:49)
2024-02-26 21:55:31
日本人って、東洋は(日本は)木造建築文化、西洋は石造り文化だと、何となく思いこんでいます。
ただ、ノルウェーの田舎の教会も、カナダの赤毛のアンの家も木造です。西洋も意外に木造建築文化圏なので、なかなか侮れません。

つまり、木造建築で何かデカいものをつくれば、西洋人をギャフンと言わせることができると、何となく思いこんでリングをつくったんでしょうけど、彼らも実は木造文化なので、そう簡単にギャフンとは言ってくれそうもありません。

なんか、ますます迷走しそうです。
返信する
日本には四季がある (コウジ)
2024-02-27 08:19:43
2020-08-15 21:07:49さん

いつもありがとうございます。

>木造建築で何かデカいものをつくれば、西洋人をギャフンと言わせることができると、何となく思いこんでリングをつくったんでしょうけど
確かに。笑
日本=木造って誰が決めたんでしょうね。
日本には四季がある。だから素晴しい、と同じ発想。

この大屋根リング、すべての発想が安っぽくて安易ですよね。
返信する

コメントを投稿

事件・出来事」カテゴリの最新記事