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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

大阪万博にワクワクする未来を感じないのだが……

2025年05月02日 | 事件・出来事
 大阪万博。
 行っていないのでイメージで語っているという前提で聞いてほしいのですが、
「未来」を感じないんですよね。

・売りだった「空飛ぶ車」は見た目ドローン。
 お客を乗せての飛行は中止でデモ飛行のみ。
 先日は部品がはずれて緊急着陸。

・デジタル社会ということで入場はQRコード決済、会場ではキャッシュレス。
 しかし通信設備が不十分で初日の入場は大混乱。
 情けない……。
 つーか、デジタル化は別に目新しいことではなくてライブなどではフツーにやっている。

・火星の石
 火星から持って来た石ではなくて、南極でたまたま見つけたもの(日本館)。
 挙げ句の果てに月の石が再登場(アメリカ館)。

・人間洗濯機
 70年の万博でも披露されたが、それのヴァージョンアップ版。
 55年間の成果がこれなのか?

 というわけで、あまりワクワクする未来を感じないんですよね。
 その他、聞こえて来るのは──
「トイレが詰まった」(夢洲は下水がないから汲み取り式)とか、入口と出口が別々のお洒落トイレがあって中の人が出たのかわからなくて待ってる人が激怒とか、ジェンダーフリーの男女共用トイレで女性が困惑しているとか、子供用トイレが個室になっていないとか、トイレの話題ばかり!笑

 未来を感じないことの象徴が実物大ガンダムだ。
 言うまでもなくあれはアニメの架空のもの。
 つまり未来っぽいただの造形物。
 実質を伴っていない未来。
 あれが「インチキ未来万博」を物語っている気がする。

 未来をあまり感じない現実に「未来の日本は大丈夫か?」と逆に心配になってしまう。


※追記
 批判ばかりしていても良くないので「未来」を感じる部分も見てみよう。

・ゴミが微生物で水へ変わる!(日本館)
・藻類とカーボンリサイクルで素材が生まれる!(日本館)
・リボーン体験(ヘルスケア館)
 カラダ測定スポットで心血管や筋骨格、髪、肌、視覚、脳、歯の健康データを測定し、体の状況を把握できる!
 この健康データをもとに25年後の自分のアバターを見ることができる!
・iPS細胞由来の心筋シート!
 動く心臓ってやつか。
・ケア環境にやさしい繊維・拡張スーツ
・目の健康をチェックするディバイス
・宇宙シャワー

 ヘルスケア館の展示物は伊藤計劃さんのSF小説『ハーモニー』の世界か?
 ヘルスケア館だけは面白そうなのだが、それは万博でなくてもよかった。
 ヘルスケア館単体でOK。
 閉幕後、ヘルスケア館だけは残してほしい。

※追記
 世界各国の文化を知るという点では万博の意義があるかもしれない。
 個人的にはイタリア館のレオナルド・ダ・ヴィンチの直筆設計図を見てみたい。

コメント (8)
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