平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

24 シーズンⅤ 第23・24話

2006年12月30日 | テレビドラマ(海外)
 第23話(5:00)のストーリーはこう。

「ビエルコはロシア潜水艦を乗っ取り、ミサイル12基を手中に収めた。空軍による迎撃がミサイル発射までに間に合わないと踏んだジャックは、艦内の唯一の生存者ルーニー軍曹に協力を求め、自らビエルコの阻止に立ち上がる。だが、ミサイルは既に発射までのカウントダウンを始めていた」(FOX・HPより)

 見どころはやはりミサイル発射阻止。
 いくつか枷がある。
 まずは時間。
 ミサイル発射までの限られた時間で阻止しなければならない。
 次にルーニー軍曹。
 ルーニーは技術屋で戦闘の訓練は受けていない。
 だが、ジャックたちを潜水艦の中に入れるためには敵を倒さなければならない。
 「24」にはたびたび民間人が出て来るが、自分の弱さと戦って敵を倒さなければならないというシチュエーションが多い。

 以上が枷。
 ルーニーは仕事を成し遂げ、ジャックたちは潜水艦での戦闘に入るが、勝敗は地の利。潜水艦の構造を知っているルーニーが反対側に陽動にまわり、ビエルコを倒した。
 そしてミサイル発射のプログラムも解除。
 ジャックはさらにこんな行動も取る。
 協力したら助けるという約束を破ってヘンダーソンを射殺するのだ。
 約束を破るという昔のヒーローなら許されない行動をジャックはとる。
 パーマーやトニーを殺された怒りがそうさせたのだ。
 ジャックは欺き合うのが当然の世界に生きている。
 騙してでも利用できるものは利用する世界。
 きれいごとを言っていては事件は解決しないし、自分がやられてしまう世界。
 そこには騎士の様な公明正大さもなければ、007の様な華麗さもない。
 この辺がジャックを新しいヒーローにしている。
 しかしジャックのしてきたことの報いはキムを失ったことや今回(シーズンⅤ)のラストのように報いを受けるのだが。
 その辺、「24」の作者はクールだ。

 第24話(6:00)はいよいよ最終話。

 大統領ローガンの罪を問う。
 協力者は補佐官のマイク、SSのアーロン、そして大統領夫人のマーサ。
 ジャックはパーマーの追悼式に向かうローガンのヘリコプターを奪い、ローガンを拷問、自供を迫るが、大統領は口を割らない。
 ジャックは逮捕されてしまう。
 真相はこのまま闇に葬られてしまうのか?

 パーマーの追悼式で哀悼の演説をするローガン。
 その言葉のひとつひとつが欺瞞に満ちていることが視聴者に伝わって来る。
 しかし、そこに大逆転のウルトラCが!
 ドラマにはやはり最高の舞台が必要だ。
 今回の場合は全国民が注目している追悼式。
 ローガンにとってはある意味晴れ舞台。
 そこがローガンの権力失墜の場所になる。
 これがジャックが拷問した印刷工場跡では絵にならない。

 さてラスト。
 事件はすべて解決してオードリーとキスをするジャック。
 そこにキムから電話が来て。

 シーズンⅥがはやく見たい。


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