レコード会社に勤めるかんな(宮崎あおい)は、動画サイトで発見したパンクバンド「少年メリケンサック」。
早速スカウトにとりかかるが、動画は25年前のライブを投稿したもので、バンドメンバーは40代、50代のおっさんだった……。
というのが物語の設定。
そのおっさんたちを佐藤浩市さん、田口トモロヲさん、木村祐一さんらがやっている。
そして、彼らはふたたびパンクをやる!
客の中にダイブして、ギターで殴り合いをし、頭から血を流す! 「このブタ野郎!」と叫ぶ。
この配役! そしてこのパンクシーン!
実にワクワクして来る。
安易な甘ちょろいテレビドラマなど、吹き飛んでしまうような映像!
しかもメンバーは中年親父なので、腰痛持ちであったり! 切れ痔であったり!
さらに田口さん演じるヴォーカルのジミーは昔ギターで殴られた後遺症で、半身不随で、しかもロレツがまわらない!!!←そんなバカな!?
ともかくメチャクチャだ!!
しかし、このメチャクチャがパンクなんですね。
そして、この作品自体がパンク!!
我々は宮崎あおいさんが演じる一般人かんなの視点で彼らを見ていくわけですが、見ているうちに次第に我々もパンクになっていく。
昔、ヤクザ映画を見た人が映画館を出ると、ヤクザの歩き方になっていたように、我々もこの作品を見ると、「メチャクチャでいいじゃないか」「何を縛られているんだ? もっと自由でいいじゃないか」という気分になってくる。
作品中、かんなの恋人役で売れないミュージシャンのマコト(勝池涼)が出て来るが、彼の作る歌の何と甘っちょろいこと! 毒にも薬にもならないこと!
それよりは「惨殺!惨殺!惨殺!惨殺!惨殺!惨殺!」と叫ぶ歌の方が心に届く。
その方が数倍自由だ。
この作品を見ると、自分にこう問いかけたくなる。
「自分はパンクしているか?」「ロックしているか?」
最後にこれはネタバレになるので書かないが、今までロレツがまわらず正しい発音で歌えなかったジミーが、元に戻ってテレビで歌うシーンがある。
ロレツがまわらなかった時は「ニューヨークマラソン、ニューヨークマラソン、ニューヨークマラソン」と歌っていたのだが、本当の歌詞は……。
テレビではオンエア出来ない内容。
このシーンは最高に笑える。
どんなことを歌ったかを知りたい方はぜひこの作品を見てみて下さい。
早速スカウトにとりかかるが、動画は25年前のライブを投稿したもので、バンドメンバーは40代、50代のおっさんだった……。
というのが物語の設定。
そのおっさんたちを佐藤浩市さん、田口トモロヲさん、木村祐一さんらがやっている。
そして、彼らはふたたびパンクをやる!
客の中にダイブして、ギターで殴り合いをし、頭から血を流す! 「このブタ野郎!」と叫ぶ。
この配役! そしてこのパンクシーン!
実にワクワクして来る。
安易な甘ちょろいテレビドラマなど、吹き飛んでしまうような映像!
しかもメンバーは中年親父なので、腰痛持ちであったり! 切れ痔であったり!
さらに田口さん演じるヴォーカルのジミーは昔ギターで殴られた後遺症で、半身不随で、しかもロレツがまわらない!!!←そんなバカな!?
ともかくメチャクチャだ!!
しかし、このメチャクチャがパンクなんですね。
そして、この作品自体がパンク!!
我々は宮崎あおいさんが演じる一般人かんなの視点で彼らを見ていくわけですが、見ているうちに次第に我々もパンクになっていく。
昔、ヤクザ映画を見た人が映画館を出ると、ヤクザの歩き方になっていたように、我々もこの作品を見ると、「メチャクチャでいいじゃないか」「何を縛られているんだ? もっと自由でいいじゃないか」という気分になってくる。
作品中、かんなの恋人役で売れないミュージシャンのマコト(勝池涼)が出て来るが、彼の作る歌の何と甘っちょろいこと! 毒にも薬にもならないこと!
それよりは「惨殺!惨殺!惨殺!惨殺!惨殺!惨殺!」と叫ぶ歌の方が心に届く。
その方が数倍自由だ。
この作品を見ると、自分にこう問いかけたくなる。
「自分はパンクしているか?」「ロックしているか?」
最後にこれはネタバレになるので書かないが、今までロレツがまわらず正しい発音で歌えなかったジミーが、元に戻ってテレビで歌うシーンがある。
ロレツがまわらなかった時は「ニューヨークマラソン、ニューヨークマラソン、ニューヨークマラソン」と歌っていたのだが、本当の歌詞は……。
テレビではオンエア出来ない内容。
このシーンは最高に笑える。
どんなことを歌ったかを知りたい方はぜひこの作品を見てみて下さい。
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