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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

麒麟がくる 第5回「三好長慶襲撃計画」~駒ちゃん、可愛い駆け引きで光秀に「はい」と言わせる! 

2020年02月24日 | 大河ドラマ・時代劇
 前半はチャンバラ、後半はキュンキュン・ラブストーリー(相手は鈍感な男)。

 大衆エンタテインメントに徹していますね。
 三好長慶襲撃計画を偶然知ってしまうご都合主義!
 ケガをして駒(門脇麦)に再会するベタな展開!
 物語がスムーズに展開することを重視している。
 僕はこういうの嫌いじゃないです。

 チャンバラは細川晴元(国広富之)と三好長慶(山路和弘)の対立が原因。
 紅い紅葉の散りばめられた庭で大立ち回り。
 光秀(長谷川博己)、細川藤孝(眞島秀和)、松永久秀(吉田鋼太郎)、三好長慶が背中合わせて刀を構え、敵に立ち向かう。

 ここに至る過程で、三淵藤英(谷原章介)が「細川家の内輪の争いに将軍家は関係ない。干渉すべきではない」と突っぱねたのは、なかなか上手い作劇。
 何の障害もなく物語がスムーズに展開したらハラハラドキドキがなくなってしまう。
 これに絡めて、光秀の「将軍の力に拠って国を治めるべきだ」という政治観・国家論を描けたのもよかった。
 結果、光秀が将軍・義輝(向井理)の信頼を得ることにも繋がった。
 ………………

 ラブストーリーパートではこのシーンが好き。

 

 青い空と白い雲。
 遠くに見える山々。
 その中にポツンといて会話をしている光秀と駒。

 すごいロングショットですね。
 この前のシーンはもっとロングだった。

 ふたりのやりとりを表情でなく、敢えてロングで取ったのは視聴者に想像の余地を与えるためだろう。
 光秀にどうしてもついていきたい駒の可愛い駆け引き。
 この時、駒はどんな顔をしていたのか?
 光秀が「はい」と返事をした時の駒の表情はどうだったのか?
 想像しただけでドキドキする。
 空と雲と山々はシーンにさわやかな印象を与える。
 離れて歩いているのを撮ることで、ふたりの心の距離感もわかる。

 そして、焚き火を前にいっしょに筵に入るシーン。
 駒ちゃん、どうしてためらってるんだ?
 光秀、鈍いなあ。
 ラストは焚き火の火が消えてフェイドアウト。

 演出は大原拓さん。
 上手いなあ。大原さんの名前覚えておこう。

コメント (2)
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