平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

戦争法案~安倍の答弁は同じことを繰り返すだけで、まったく論理的じゃないんだよな

2015年07月08日 | 事件・出来事
 戦争法案が来週にも衆議院を通過しようとしている。

 大半の世論調査で、
 今国会での成立には反対で慎重な審議求めている国民が60%
 政府は法案を十分に説明していない、法案の中身がよくわからないという国民が80%もいるのに。

 全国では281の地方議会が、法案反対もしくは慎重審議の意見書を出した。

 こんな状態なのに、安倍自民党と、今や平和の党でなくなった公明党は、これを通そうというのか?

 政府は法案審議に80時間以上を費やしたというけど、安倍首相らは、頭が悪いのか、はぐらかしているのかわからないが、同じことを繰り返すのみ。
 世の中のあらゆることには、メリットとデメリットがあるのに、「この法案のデメリットは何ですか?」と聞かれても答えない。
 安倍さんが答えないから、僕が代わりに答えると、
 この法案が通ると、アメリカといっしょに戦争することになり、今まで敵でなかった国々が恨みを抱き、新たな敵になるんです。国内でのテロの危険が増し、海外の日本人も狙われるんです。そもそもアメリカの戦争というのは、ベトナム戦争にしてもイラク戦争にしても間違いだらけ。
 おまけに軍事費が増し、国の借金はますます増大する。
 そして、自衛隊員が殺され、他国の人を殺す。
 
 一昨日の公聴会で意見を述べた倉持弁護士は安倍首相の答弁についてこう言っている。
「これまでの政府の答弁を全て、調べましたところ、多くの答弁が使い回しの答弁です。同じことしか答えられてない。議論になってない。また、全く当てはまらない、断じてありえないなど、打ち消し、否定しか言っておらず、答弁になっていません」

 そうなんですよね。
 国会審議では安倍首相、言ってることが矛盾だらけで、まったく論理的に説明していない。
 説明できないものだから、「正しいと確信している」などと、主観的な言葉を並び立てている。
 安倍さんに「正しいと確信している」と言われてもねえ。
 ちゃんと「正しい」ということを客観的、論理的に説明してくれよ。

 たとえば、安倍さんの答弁はこんな感じだ。
「リスクについては新しい後方支援のことについておっしゃっているんだろう。こう思います。これは武力行使とはかかわりのない後方支援の話だと私は今理解しているわけでございます。後方支援と武力行使を混同させない方がいいと思いますが、後方支援について言えば、武力行使ではないわけであります。つまり、一体化しないという理論のもとに我々は今度の法制を行ったので……」

 これを読んで、何を言ってるか、わかります?

 われわれは、論理的思考のできない、とんでもなく愚かな人を総理大臣にしているのかもしれない。

コメント (4)
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