平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

戦争法案~安倍首相はなぜ急ぐのだろう? これ以上、時間をかけると、ますますボロが出るから

2015年07月10日 | 事件・出来事
 来週15日に衆議院で採決されようとしている〝戦争法案〟。
 安倍首相は、どうしてこんなに急ぐのだろう?

 国民の80%が説明不足と言い、憲法学者のほとんどが〝違憲〟だと言っているのにね。
 昨日は元最高裁判事までが〝違憲〟だと発言した。

 今回の〝戦争法案〟は11個の法案がまとめて提出されたもの。
 本来ならひとつひとつ検討され、審議されるべきなのにそれをしない。
 仮にひとつの法案に80時間をかけて審議するとすれば、80×11=880時間をかけるべきだ。

 それにこの国会で、どうしても成立させたいのなら、国会は今年の始めからやってるのだから、1月に出せよ。
 なのに、統一地方選挙に影響すると考えたのか、提出されたのは5月。
 ひどい話だ。

 さて改めて、安倍首相はどうしてこんなに急ぐのだろう?

 ひとつは、5月にアメリカの議会で演説して約束してしまったから。
 約束してしまって、出来なかったら安倍さんの信用ガタ落ち、メンツ丸つぶれだもんね。
 でも、それは約束してしまった安倍さんが悪いんだよ。
 演説では「成立させます」ではなくて、「成立させるよう努力します」と言えば、よかったのだ。

 急ぐ理由はまだある。
 これ以上、時間をかけたら、ますますボロが出るから。
 時間をかければかけるだけ、国民にこの法案がメチャクチャで、違憲なものであることがわかるから。
 新国立競技場の計画が「おかしい」と国民に知れ渡ったように、この法案の酷さもどんどん広がるから。

 安倍首相は〝積極的平和主義〟と唱え、〝抑止力〟を語る。
 言葉の言い換えはやめてくれよ。
 これは〝平和主義〟などでなく、積極的に戦争に介入する〝戦争主義〟だ。
〝抑止力〟というのも眉唾ものだ。
 今回の法案が成立すれば、余計な敵が増えるだけ、攻め込まれる口実をつくるだけ。

 それに、もし安倍さんが国民の生命財産を真剣に守ることを考えているのなら、50基以上の原発を何とかしろよ。
 ここにミサイルを撃ち込まれたら、戦争なんて一発で負けだ。

コメント (2)
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