今週は茂(向井理)のせりふをふたつ。
★「好きなことをやっているから貧乏でも仕方がないのです」
なかなか深い。
<何かを得れば何かを失う>のが人生の真理。
茂は<好きなこと>をやっていることの引き替えに<人並みな生活>を捨てている。
<人並みな生活>を送りたいのなら、会社勤めをすればいい。
<好きなこと>をやって<人並み>あるいは<人並み以上の生活>を送りたいと思うのが、人の欲だが、そんなことが出来るのはごくわずかな人達。
両方を求めるから苦しくなる。他人と比較するから苦しくなる。
茂の達観は生きていく上での智恵。
もっとも現在は<好きなこと>を見つけるのが、選択肢が多すぎて見つけにくい、ある意味ぜいたくな時代だし、会社勤めが<人並みな生活>を保証しなくなった時代。
労働の喜びもなく、人並みな生活も送れない時代って……。
茂達の時代より現在はより複雑、困難になっている。
★「生きている人間には同情せんのです」
自らの意思ではなく死んでいかざるを得なかった戦友たち。
茂にしてみれば、自分が生きていることの意味は重いものだろう。
生きていることだけでも価値がある。
ならば、なぜ価値のある生を謳歌しようとしないのか? 前向きに生きていこうとしないのか?
不平不満で悶々としている時間は人生のムダ。
そんな思いが込められている様な気がする。
もちろん、茂は体の傷で、こみち書房の政志(光石研)は心の傷で、政志の方が負った傷は深いのかもしれない。
でも、同情はしない。
心の傷など相対的なもので、政志よりも深い傷を負っている者が力強く生きている場合もある。
そして何より死んでしまった者よりマシなのだ。
今回は茂の芯にあるものを見せてもらった。
茂はこんなことを考えながら生きてきたのだ。
★「好きなことをやっているから貧乏でも仕方がないのです」
なかなか深い。
<何かを得れば何かを失う>のが人生の真理。
茂は<好きなこと>をやっていることの引き替えに<人並みな生活>を捨てている。
<人並みな生活>を送りたいのなら、会社勤めをすればいい。
<好きなこと>をやって<人並み>あるいは<人並み以上の生活>を送りたいと思うのが、人の欲だが、そんなことが出来るのはごくわずかな人達。
両方を求めるから苦しくなる。他人と比較するから苦しくなる。
茂の達観は生きていく上での智恵。
もっとも現在は<好きなこと>を見つけるのが、選択肢が多すぎて見つけにくい、ある意味ぜいたくな時代だし、会社勤めが<人並みな生活>を保証しなくなった時代。
労働の喜びもなく、人並みな生活も送れない時代って……。
茂達の時代より現在はより複雑、困難になっている。
★「生きている人間には同情せんのです」
自らの意思ではなく死んでいかざるを得なかった戦友たち。
茂にしてみれば、自分が生きていることの意味は重いものだろう。
生きていることだけでも価値がある。
ならば、なぜ価値のある生を謳歌しようとしないのか? 前向きに生きていこうとしないのか?
不平不満で悶々としている時間は人生のムダ。
そんな思いが込められている様な気がする。
もちろん、茂は体の傷で、こみち書房の政志(光石研)は心の傷で、政志の方が負った傷は深いのかもしれない。
でも、同情はしない。
心の傷など相対的なもので、政志よりも深い傷を負っている者が力強く生きている場合もある。
そして何より死んでしまった者よりマシなのだ。
今回は茂の芯にあるものを見せてもらった。
茂はこんなことを考えながら生きてきたのだ。