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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

のだめカンタービレ 第5話

2006年11月14日 | その他ドラマ
★物語
 Sオケの演奏が成功してドラマは新たな展開へ。
 今回はその橋渡しとなる話。

 千秋(玉木宏)に指揮者として大切なことを伝えたシュトレーゼマン(竹中直人)。
 今度はのだめ(上野樹里)を何とかしなくてはと考えた様だ。
 学園祭で自分が指揮し千秋がピアノ演奏をするラフマニノフをのだめに聴かせるシュトレーゼマン。
 演奏する千秋の姿を見て、のだめの中に変化が起きた様だ。
 それは千秋のようなもっと上のすごい演奏をしたいという想い。

 シュトレーゼマンが千秋に伝えたかったこと(他人と盛り上がっていく音楽の楽しさ)は、のだめは既に理解している。
 今回の「見せる音楽」ものだめは着ぐるみを着て迷うことなくやってのけた。
 学園祭でのSオケの演奏。
 千秋はそれから「見せる音楽」を学んだ。
 そして今度はのだめが千秋から学ぶ番だ。
 物語は千秋の指揮、のだめのピアノ協奏曲演奏ということで進行していく様だ。
 千秋とのだめは「最高の演奏」をすることが出来るのか?

 今回はギャグは少なかったが、Sオケの「ラブソティ・イン・ブルー」とAオケの「ラフマニノフ」の2本立て。実に豪華だった。
 千秋ものだめも人間として、演奏者としてどんどん変わっていっているのもいい。

★キャラクター
 今回のもうひとつのポイントはシュトレーゼマン。
 シュトレーゼマンはのだめにかつての自分を見出した様だ。
 のだめを見ていてせつなくなると言う。
 それは一体?

★ドラマ作り
 シュトレーゼマンは今ではその姿・話し方にすっかり違和感がなくなってしまった感じだが、若き日の彼は外人で今と全然違う。
 それを見る側が納得させられてしまう映像作り。
 着ぐるみのピアニカ演奏も違和感がない。
 前クールの「マイ★ボス」もそうだったが、ハチャメチャは徹底してやらなければダメだという見本。
 残念ながら「鉄板少女アカネ」は、その辺が中途半端。

★テーマ
 今回の音楽ポイントは「見せる音楽」。
 音楽の表現は演奏される音だけではない、見え方・パーフォマンスもそうだ。
 パーフォーマンスをすることにより観客の沸き立つエネルギーが返って来て、そこで音楽はどんどん盛り上がっていく。
 パーフォマンスすることにより、自分に酔える。
 自分に酔う。
 それは他人を拒絶する「俺様」で、理性的分析的な千秋には欠けていたこと。
 それを学んだ千秋。

★せりふ
 演奏で燃え尽きたシュトレーゼマンと千秋のやりとりがいい。
「もういい年なんだから、酒とかたばことか女だとかは適当にして長生きしてください」
「酒とたばこと女がなければ、私死にます」

 のだめの思いこみ勘違いもずれていていい。
「残念なお知らせです。のだめ、Sオケの練習で遅くなるので千秋先輩と一緒にご飯食べられないんです」

 俺様発言。これも毎回聞きたい。
「俺も自分を信じて俺らしい演奏をすればいい。悪いな峰。トリは俺様なんだよ」







コメント (2)
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