第5話(11:00)、第6話(12:00)
この2話は大統領補佐官カミングスの正体が暴露される話。
流れはこうだ。
★カミングスの下で暗躍していたスペンサーの正体が発覚。
きっかけはスペンサーが自分の権限外のレベル5の情報にアクセスしていたこと。
クロエはこれを目撃し支部長ブキャナンに報告するが、その後の過程は視聴者に見せない。平然と仕事をしているスペンサーの所に警備官がやって来て、支部長が聞きたいことがあるから支部長室に来る様に言う。
そしてレベル5にアクセスしていた理由を問いつめる。
スペンサーがとぼけると過去、何回もアクセスしていたことを追い打ちで問いつめる。
クロエが報告して、その後ブキャナンがどう対処したかを描かなかったから得られた効果だ。
スペンサーはとぼける。
自分と関係のあるクロエが自分に恨みがあるから陥れようとしているのだと。
だが、そのごまかしも過去何回もアクセスしていたことを指摘されれば通用しない。
★スペンサーを問いつめるジャック。
一方、カミングスは空港事件の背後にまだ何かあると思っているジャックを殺そうとする。
CTUに派遣されるプロの殺し屋。殺し屋をCTUの中に入れたのは、ブキャナンに拘束されるスペンサーだ。
しかし殺し屋はジャックの返り討ちに。
ジャックの居場所を殺し屋に伝えていたのが、スペンサーだとわかってジャックはスペンサーに黒幕は誰かと問いつめる。
そしてカミングスの名を吐くスペンサー。
★カミングスのもとに行くジャック。
カミングスを尋問しテロの全貌を吐かせようとするジャック。
この時点で空港から「神経ガス」が黄色いネクタイの男によって盗まれたことはわかっている。「神経ガス」奪回のためにもカミングスに吐かせなくてはならない。ジャックは同じ大統領補佐官でパーマーにも仕えていたマイク・ノビックに協力を頼む。
しかし、カミングスも次の手を打っていた。
自分の正体が発覚する前に正体を明かし、ジャックを拘束する。
ウルトラCの対応だが、人の意見に左右される保身のかたまりの大統領ローガンであれば通用する対応。
カミングスは今回自分が暗躍した理由をローガンに話す。
「神経ガスをロシアでテロを起こそうとしている分離主義者に渡す」
「神経ガスの容器には時限の起動装置がついていて、テロリストが中央アジアの自分たちの国に到着すると同時に作動させる」
「結果テロリストは殲滅。同時にその国にテロの兵器(神経ガス)があることがわかり、その国を糾弾できる。その国の石油利権を確保することができる」
テロリスト殲滅と石油利権。
アメリカにとって有利な謀略というわけだ。
バレなければ国のためになる。
また「既に神経ガスはテロリストの手に渡っており、この件が発覚すれば世界は自分がやったこととは思わず、ローガン政権がやったことと思うだろう」と脅迫する。
この脅しに乗ってローガンはやって来たジャックを拘束する。
★ジャックの大逆転。
ジャックは拘束されるが、まだ諦めていなかった。
シークレットサービスのアーロン・ピアーズだ。
アーロンはパーマー時代からの旧知の仲。
忠実に任務をこなす有能な男だが、パーマーのことになると違う。
パーマー暗殺犯の犯人をあげたい。
カミングスはテロリストに加担している。今、自分を捕らえることは国の利益を守るという君(アーロン)の職務に反することではないか?
この件でアーロンは考える。
ここでもアーロンが決断した所は見せない。
次のシーンで「ジャックが逃げました」という報告をするシーンを見せ、その次のシーンでは大統領とカミングスのもとにジャックを連れてくるシーンを見せる。
決断のシーンを見せないから、視聴者はヤキモキする。
そして、ジャックに加担するこれらのアーロンの行動。
ここで観客は拍手を送る。
アーロンは自分のしたことが命令違反だと言ってバッチを返す。
ここで、さらに観客は拍手を送る。
実に見事なキャラの立て方だ。
アーロンは許されてその後も働くことになるが。
さて、こうして正体が暴露されたカミングス。
ジャックに「目をくり抜くぞ」と脅迫されて神経ガスの在処も吐く。
これで解決かと思いきや、事件は次の展開へ。
神経ガスの時限起動装置のことを知ったテロリストたちはカミングスの意図を知り、報復に出る。
「自分たちのしたことでアメリカは大きな代償を払うだろう」
代償とは神経ガスのアメリカでの使用だ。
さて物語は神経ガスの行方を追って大きく展開していく。
★追記
ドラマはこのカミングスの下りと共に、ローガンと妻のマーサ、ジャックとオードリー、今の恋人のダイアンの関係を描いた。
ローガンはカミングスがすべて裏で動いていたことを知り、精神病院に入れようとしていたのをやめさせる。
私は騙されていた。許しておくれ。
しかしマーサは、自分のことを信じてくれなかった夫を許すことができない。
ローガンにツケがまわってきた。
妻を愛しているのなら、彼は最後まで信じなければならなかったのだ。
また、ジャックをめぐる三角関係。
ダイアンはオードリーとジャックの雰囲気を見て、過去ふたりがつき合っていたと直感する。
そして、今でもオードリーのことを愛しているかとジャックを問いつめる。
愛していると応えるジャック。
また、オードリーにも言う。
ジャックを愛していないのなら、私のもとに返してほしい。
オードリーは今でもジャックが自分のことを愛しているとダイアンから聞かされて動揺する。彼に本当かと電話する。
この三角関係はどうなるか?
この2話は大統領補佐官カミングスの正体が暴露される話。
流れはこうだ。
★カミングスの下で暗躍していたスペンサーの正体が発覚。
きっかけはスペンサーが自分の権限外のレベル5の情報にアクセスしていたこと。
クロエはこれを目撃し支部長ブキャナンに報告するが、その後の過程は視聴者に見せない。平然と仕事をしているスペンサーの所に警備官がやって来て、支部長が聞きたいことがあるから支部長室に来る様に言う。
そしてレベル5にアクセスしていた理由を問いつめる。
スペンサーがとぼけると過去、何回もアクセスしていたことを追い打ちで問いつめる。
クロエが報告して、その後ブキャナンがどう対処したかを描かなかったから得られた効果だ。
スペンサーはとぼける。
自分と関係のあるクロエが自分に恨みがあるから陥れようとしているのだと。
だが、そのごまかしも過去何回もアクセスしていたことを指摘されれば通用しない。
★スペンサーを問いつめるジャック。
一方、カミングスは空港事件の背後にまだ何かあると思っているジャックを殺そうとする。
CTUに派遣されるプロの殺し屋。殺し屋をCTUの中に入れたのは、ブキャナンに拘束されるスペンサーだ。
しかし殺し屋はジャックの返り討ちに。
ジャックの居場所を殺し屋に伝えていたのが、スペンサーだとわかってジャックはスペンサーに黒幕は誰かと問いつめる。
そしてカミングスの名を吐くスペンサー。
★カミングスのもとに行くジャック。
カミングスを尋問しテロの全貌を吐かせようとするジャック。
この時点で空港から「神経ガス」が黄色いネクタイの男によって盗まれたことはわかっている。「神経ガス」奪回のためにもカミングスに吐かせなくてはならない。ジャックは同じ大統領補佐官でパーマーにも仕えていたマイク・ノビックに協力を頼む。
しかし、カミングスも次の手を打っていた。
自分の正体が発覚する前に正体を明かし、ジャックを拘束する。
ウルトラCの対応だが、人の意見に左右される保身のかたまりの大統領ローガンであれば通用する対応。
カミングスは今回自分が暗躍した理由をローガンに話す。
「神経ガスをロシアでテロを起こそうとしている分離主義者に渡す」
「神経ガスの容器には時限の起動装置がついていて、テロリストが中央アジアの自分たちの国に到着すると同時に作動させる」
「結果テロリストは殲滅。同時にその国にテロの兵器(神経ガス)があることがわかり、その国を糾弾できる。その国の石油利権を確保することができる」
テロリスト殲滅と石油利権。
アメリカにとって有利な謀略というわけだ。
バレなければ国のためになる。
また「既に神経ガスはテロリストの手に渡っており、この件が発覚すれば世界は自分がやったこととは思わず、ローガン政権がやったことと思うだろう」と脅迫する。
この脅しに乗ってローガンはやって来たジャックを拘束する。
★ジャックの大逆転。
ジャックは拘束されるが、まだ諦めていなかった。
シークレットサービスのアーロン・ピアーズだ。
アーロンはパーマー時代からの旧知の仲。
忠実に任務をこなす有能な男だが、パーマーのことになると違う。
パーマー暗殺犯の犯人をあげたい。
カミングスはテロリストに加担している。今、自分を捕らえることは国の利益を守るという君(アーロン)の職務に反することではないか?
この件でアーロンは考える。
ここでもアーロンが決断した所は見せない。
次のシーンで「ジャックが逃げました」という報告をするシーンを見せ、その次のシーンでは大統領とカミングスのもとにジャックを連れてくるシーンを見せる。
決断のシーンを見せないから、視聴者はヤキモキする。
そして、ジャックに加担するこれらのアーロンの行動。
ここで観客は拍手を送る。
アーロンは自分のしたことが命令違反だと言ってバッチを返す。
ここで、さらに観客は拍手を送る。
実に見事なキャラの立て方だ。
アーロンは許されてその後も働くことになるが。
さて、こうして正体が暴露されたカミングス。
ジャックに「目をくり抜くぞ」と脅迫されて神経ガスの在処も吐く。
これで解決かと思いきや、事件は次の展開へ。
神経ガスの時限起動装置のことを知ったテロリストたちはカミングスの意図を知り、報復に出る。
「自分たちのしたことでアメリカは大きな代償を払うだろう」
代償とは神経ガスのアメリカでの使用だ。
さて物語は神経ガスの行方を追って大きく展開していく。
★追記
ドラマはこのカミングスの下りと共に、ローガンと妻のマーサ、ジャックとオードリー、今の恋人のダイアンの関係を描いた。
ローガンはカミングスがすべて裏で動いていたことを知り、精神病院に入れようとしていたのをやめさせる。
私は騙されていた。許しておくれ。
しかしマーサは、自分のことを信じてくれなかった夫を許すことができない。
ローガンにツケがまわってきた。
妻を愛しているのなら、彼は最後まで信じなければならなかったのだ。
また、ジャックをめぐる三角関係。
ダイアンはオードリーとジャックの雰囲気を見て、過去ふたりがつき合っていたと直感する。
そして、今でもオードリーのことを愛しているかとジャックを問いつめる。
愛していると応えるジャック。
また、オードリーにも言う。
ジャックを愛していないのなら、私のもとに返してほしい。
オードリーは今でもジャックが自分のことを愛しているとダイアンから聞かされて動揺する。彼に本当かと電話する。
この三角関係はどうなるか?