JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

有名な誤訳も勘違いもあります

2005年11月27日 | 生ジャズ
“You'd Be So Nice To Come Home To”
「帰ってくれたらうれしいわ」ヘレン・メリルの歌唱で
ジャズ・ボーカルを聴く人にはお馴染みのナンバーですが、
彼女のハスキーで物憂げな印象が強いために、まるで彼女が
恋人の帰りを待っているかのように聴く人が思ってしまった
のでしょうねでも、英語の意味としては、
「帰って行く家の暖炉のそばに君がいてくれたらうれしいな」というもの。
昨夜もリクエストがあり、歌う前にしゃべっていたら、洋さんと一郎さんは
すかさず「いないかもしれないもんね~」とブラックな
突っ込みをしてました・・・

 “Easy Living"
「気楽な暮らし」なんて訳されていることが多いのですが、歌詞の内容は
「私の人生のすべてはあなたを愛するというただひとつのことだけ、
とてもシンプル」という意味合いが強いのです。これまた前振りで
話したら、共演のベテラン・ミュージシャンたちが「えっ!
隠居生活の歌じゃないの?」なんという・・・でも、演奏でしか聴いた
ことがなければ、わかりませんよね

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2 コメント

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このブログが本になれば素敵だと思いました (匿名希望)
2005-11-28 17:44:04
このブログは、上品でお洒落で知的な薀蓄がたくさんかつママさんの写真が美人で言うことなし、このままCD&DVD付の本にでもなればいいなと思いました!



You'd Be は、戦争から夫に無事で帰ってきて欲しい趣旨だと勘違いしておりました。ヘレン・メリルの息子さんが日本語ベラベラで母のライブでギター弾語りを披露された噂を最近聞きました。本当かな。あっ息子さんミュージシャンなんだ。知らなかった!

http://www.bluenote.co.jp/art/20050704.html

http://www.helenmerrill.com/



これからもたくさんジャズや歌のよもやま話をお願い申し上げます。

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お褒めにあずかり光栄です (em's MIKI)
2005-11-29 14:01:55
 ジャズをすることの楽しさは、その場にいる方々(共演のミュージシャンとオーディエンス)と、曲のエッセンスを共有することだと思っています。薀蓄のための薀蓄でなく、

お話にスパイスを加える感じで楽しめればいいな、と。どうぞ現場にお出かけください
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