
って表現、ご存知ですか?まあ、古語ですよね。
「彼は彼女を憎からず思っている」と言うと、
「タイヘンに好きである

知り合いの男女が親しげにしている様子を見て
「お安くないね

とも言いますね。
つまり、日本語のもともとの言い回しには、否定形を使って
強く肯定する、という習慣があるようです。婉曲な国民性と
言えましょう。

昨夜、トロンボーンを持って遊びに来てくださった河辺浩市さん
昔からのファンで、一時はお弟子さんでもあった妙齢の(またかい!

ご婦人と
「不二家ミュージックサロンってあの辺にあったよね?それから
ええと、こっちかたの角の地下にあった店は何て言ったっけね?

などと思い出話に花が咲いていましたが・・・

河辺「その頃○○さん(そのご婦人)近くにお勤めしてたんだっけ?」
ご婦人「そうですよ。職業婦人

河「じゃあ、帰りにそういう場所に、しょっちゅう寄ってたわけかい?
アナタもキライじゃないね~、

婦「(憤然として)先生!私だってその頃は、『いい年』じゃ
ありませんでしたよ!50数年前なんですからね!
『良い年齢』だったの!

まあまあ・・・
