JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

ことのついでに

2013年01月31日 | 生ジャズ

 ルバートの歌い方の基本をお教えします。
多くの場合、ピアノと歌の掛け合いなのですが、ここで大事なのが「アイコンタクト」

 見つめ合う必要はありません(見つめられるとピアニストのほうが
焦って間違えます)なんとなくお互いのそぶりやブレスの仕方を見ながら、
「4小節分を一息でしゃべる」つもりで区切ります。
(センテンスもだいたいそのようにできています。)
ところどころの「間」の長さは違って構いません。自分の大事だと思う言葉を
たっぷり目にくっきり発音します。
 
 この時、だいたいピアニストが、アタマのコード(和音)を鳴らして
くれるのを待ち、追いかけるように歌っていきます。
逆のスタイルもあって、自分が最初に音を出し、ピアニストはそれを追いかけて和音を
弾く、という場合もあります。 その曲の流れの中での選択です。

 バースの場合なら、歌い終わって本編に入るやり方だけは、前もって
打ち合わせておきます。(イントロを4小節作ってもらうのか、
自分がリズムを感じさせるように歌いだして、途中から演奏に入ってもらうのか、
あるいはカウントを出して一斉に始めるのか)
決まるとたいへんカッコイイです
決まらないと間が抜けます。

 エンディングをルバートにする場合には、しっかり目のアイコンタクトをして
一つ一つの言葉を印象的にたっぷり歌うと、ピアニストはその表現の仕方に呼応して
付いて来てくれます。 慣れると肩の動きだけで反応できます
ラストの音を、どのくらい伸ばすのか、それも双方が(他の楽器もピアニストに
ついて行きます)予測し、キレイなフェイドアウトで終わるのが最高
 早まってしまうと、ここぞと言う時に息が続かなくなるので、最後の音の前に
上手くブレスを入れましょう

 さあ!これでアナタもルバートの達人
(そんなにすぐに上手くいくなら世話はない
 


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