
誰かがあなたを愛するときには
どんなときも常に愛するのでなければ
あなたが傍にいてほしいときにいつでもいてくれるのでなければ
いちばん高い木よりも高く
いちばん深い海よりも深く
いつも愛してくれるのでなければ
あなたを求める人は いつも求めているのでなければ
いいときも悪いときも 何が起ころうとも
この道がどこへ行くのか 誰にもわからない
人生がどうなっていくかなんて わかると思うのは愚かなこと
でも もし僕に君を愛させてくれるなら 僕はきっとそうする

いつも どんな時でも そしてずうっと最後まで君を愛するよ

「どんなときもずっと愛してる」第2弾!
この手のしみじみ系バラードは、意外とBilly Holidayのが
好きだったりします。

若い頃、「歌の4大要素:声(音色)・音程・リズム(ノリ)・説得力」
と聞いたことがあります。すべてが揃っていれば、素晴らしい歌手に
ちがいないけれど、実際には、美しい声だけで魅了される場合もあり、
迫力やノリだけで惚れてしまう場合もあります。ビリー・ホリデイ自身は
「愛に恵まれなかった人」のようなイメージがありますが、こういう歌を
歌うときの彼女は、それは優しく語り聞かすような口調で、思わず
「そうだよね」と相槌を打ちたくなるような、押し付けがましくない
説得力があって、私としては好みのスタイルです


「変わらない愛」なんてあり得ない、自分がどう変わっていくのかも
読めないから、人生はおもしろいと思いますが、少なくとも、
「今の自分の全身全霊で、愛したいと思っている。
誠実を捧げたいと思っている

「誓い」ということなのですよね。
