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俊乗堂 念仏堂
7月5日(曇り)
今、奈良国立博物館では特別陳列「古事記の歩んできた道」をしています。今年は日本最古の史書「古事記」の編纂から1300年を迎えます。それに合わせての展示です。午後から友人を誘い、ツアーガイドの説明を聞きに行きました。「古事記」誕生からの1300年の古事記の評価や歩み、内容をわかりやすく説明していただきました。
そのあと、東大寺境内の「鐘楼」近くにある「俊乗堂」に行きました。ここに鎌倉時代、平重衡による南都焼き打ちにより東大寺大仏が大破したのをはじめ、多くの伽藍が灰燼したのを再興尽力をした「重源上人」が祀られています。
今日は86歳で生涯を閉じられた重源上人のご命日です。年に数回しか、このお堂は開かれません。それに合わせて隣の「行基堂」、地蔵菩薩が祀られている「念仏堂」も見せていただくことができました。
重源上人坐像(国宝)は真新しい厨子の中に祀られていました。この坐像以外に全国に3体の重源坐像がありますが、一番この坐像がお歳を取っていられるお姿で、60歳を過ぎてから難事業に立ち向かっていかれた厳しい年月を物語っているように思いました。
時折、雨が降る梅雨空の午後でしたが、新緑が美しく、観光客もまばらになった静かな境内を歩くのもいいものです。
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大木の空洞から竹がニョキニョキ 生まれて間もない小鹿と母
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