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旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

ブルージュのクルージング

2012年09月07日 | 旅行記

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トルコから今戻ってきました。家内から「余命短い貴方です。元気に旅行できるのは今のうちです」と脅されてこのところ海外旅行が続いています。前は年に1-2回しか行かなかったが今年になってから急に増えて今回で4回目の海外旅行になります。

旅行中は雨が降ることもなくまた旅仲間にも恵まれました。唯一残念だったのは私の嫌いな鳥肉料理が多かったことです。豚肉を食べないイスラムの国ですからある程度は覚悟をしていましたが、ほとんど毎日のように出てくるのに閉口しました。

絵は「ブルージュのクルージング風景」です。


憧れのブルージュ 

2012年08月29日 | 旅行記

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   (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

今から20年近く前のことになりますが、パリの地下鉄1号線サンポール(セントポール)駅の近くに夏の2ヶ月間だけアパルトマンを借りたことがありました。家内や子供たちはそこを拠点に欧州旅行を楽しみ、ここブルージュにも足を延ばしました。せっかく借りたアパルトマンです。なんとかして行きたかったのですが当時は仕事に追われて海外旅行どころではありませんでしたので、行くこともなく夏は過ぎてしまいました。

10年後、結婚してパリ近郷に住んだ娘は、夫君の運転する車で子供達を連れて、北フランスのリールに住む義弟家族を訪ねがてら2度目のブルージュ行きをしたようです。家族から「絵になる所がたくさんあるよ」と言われながら今まで悔しい思いをしてきました。私にとってここは長年の憧れの街でした。

絵は白鳥のいる歴史地区付近の風景です。

今日から10日間の予定でトルコに出かけます。コメントにお応えするのが遅くなるのをお許しください。


屋根のない美術館 ブルージュ

2012年08月23日 | 旅行記

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ブルージュには北のヴェニスの他、水の都、屋根のない美術館などいろんな呼び名があるようです。目に飛び込んでくる一つ一つの風景を見て描きたい衝動に駆られましたが時間がありません。団体旅行ですからできないことはわかっているのですが、終日ここに滞在してゆっくりスケッチを楽しめたらどんなによかったことでしょう。

絵はブルージュのランドマーク聖母教会遠望。クルージングしたボートの上からの眺めです。


北のヴェニス ブルージュ 

2012年08月17日 | 旅行記

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3日目の夜はブルージュに泊りました。ホテルNH BRUGGEが旧市街にあるのでここで描くのを楽しみにしていました。スケッチツアーでヨーロッパに来た時はいつも朝6時から夜10時まで最低一日4-5枚は描いたものです。ところが来てみると,生憎の雨。夕食までに1枚くらい描ける時間は十分あったのですが、この日は中心街の方まで歩き、お土産用のゴディバとノイハウスのチョコレートを買っただけに終わりました。

絵はホテルから数分の運河沿いにある古い貴族の館のような建物。水際にテントが3張あるのをみると現在ホテル&レストランとして使われているのでしょうか。


中世へタイムスリップした街

2012年08月11日 | 旅行記

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なでしこジャパンのサッカーや体操、レスリングなど日本選手の活躍が続いて深夜の実況放送を見るのが忙しく、昼と夜が逆転したような毎日でした。オリンピックが終わりに近づいたと思ったら今度は甲子園が始まりました。当分テレビなしでは過ごせない日々が続きます。

絵はアントワープの次に訪れた中世にタイムスリップしたようなベルギー東フランダース州の州都ゲントの旧市街です。細かい線が多いので久しぶりにペンでデッサンしました。


ネロ少年の夢

2012年08月05日 | 旅行記

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キンデルダイクを発ち、アントワープを訪れました。絵はアントワープのランドマーク ノートルダム大聖堂遠望 です。 TVアニメ「フランダースの犬」(原作英国人作家ウィーダ)の舞台となったところです。

大聖堂の中にはルーベンスが描いた「キリストの降架」などの大壁画があり、我々も見学しましたが、当時はお金を払わずには見ることができませんでした。

画家になることが夢だった少年ネロの願いは、この壁画を一目見ることでしたがお金が無いためその望みは叶えられませんでした。                

物語の最後はネロが応募した公募展の落選や祖父の死などの不幸が重なったうえ、風車小屋の放火犯の汚名まで着せられて、人生の希望を失い、ここで愛犬パトラッシュとともに死んでいくというやりきれない思いの残る悲劇でした。せめてもの救いは、ネロがたまたま開いていた扉から中に入り、最後にこの壁画を見ることができたことでした。


嵐の予感

2012年07月30日 | 旅行記

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19基もの風車が並んで建っているのは壮観ですが、風があるのに羽根は固定されていて動いていないのが少し物足りませんでした。もう少しリアルな迫力のあるものをと探していたところサイト 世界の風景の壁紙 の中に素敵な写真を見つけました。

(     http://world.j-wall.jp/index.html   ) 

絵はその写真を元に描いたものです。風が強く吹いています。雲が流れ、草木がなびき、風車が勢いよく回っています。荒天の中、何か急な用事でもあったのでしょうか。危険を冒して漕ぎ出したボートが一艘。何か波乱含みのドラマの展開を予想させるシーンです。


キンデルダイクの風車 

2012年07月22日 | 旅行記

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3年前、ブログ記事にCMが入るのが嫌で有料のブログソフトを使うことにしました。有料といっても月額300円ほどのことですのでたいしたことではありません。そのとき内部に付けたアクセスカウンターの値が今日現在51885件となりました。一年間に1万件を超えるアクセスを頂いていることになり、ブロガー冥利に尽きる気持ちで一杯です。ずっと見て頂いている皆さんの為にも頑張らなければと思っています。

絵は3日目に訪れた世界遺産キンデルダイクの風車群です。ここには19基の風車が現存しています。


真珠の耳飾りの少女

2012年07月16日 | 旅行記

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デン・ハーグの美術館では今日本にやってきているフェルメールの名画 「真珠の耳飾りの少女」や 「デルフトの眺望」 などを見ました。今回の旅は景色だけでなく,4つの美術館や博物館や教会などを巡り、フェルメールの他 ゴッホ、レンブラント、ブリューゲル、ルーベンスなどの名画を鑑賞する旅でもありました。フラッシュだけは規制されていましたが、どこの美術館でもおおらかで写真撮影自由でした。日本では考えられませんが 真珠の耳飾りの少女 との至近距離でのツーショットの写真を撮ることができたほどです。

絵は2日目に訪れたデン・ハーグのビネンホフ(国会議事堂)です。オランダの憲法上の首都はアムスにありますが実質的な首都機能はこのデン・ハーグにあります。


花のキューケンホフ公園 

2012年07月08日 | 旅行記

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絵の先生から風景画の中に人物や花を描くのはできれば避けた方がよいと言われたことがあります。人物画や静物画ではそのものがモチーフなので問題ありませんが、自然を描く風景画の中では人物や花はインパクトが強過ぎるのです。それ以来、できるだけ花などは描かないようにしてきましたが、花だらけのこの公園はどこを切り取っても花があります。仕方なくやや小さめに遠慮がちに花を入れてみました。


キューケンホフ公園 その1

2012年07月02日 | 旅行記

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先日双子姉妹の歌手 ザ ピーナッツ の姉伊藤エミさんが亡くなりました。彼女は私と同じ71歳。沢田研二さんとの結婚が話題となりましたが、高校生の頃、受験勉強をしながら「情熱の花」などを聴いたことを思い出します。さらに一昨日付けの新聞で映画俳優の地井武男さんが享年70歳で亡くなられたことを知りました。TV番組「ちい散歩」で彼が描くスケッチ画を時々見ては楽しんでおりましたが、相次ぐ同世代の有名人の訃報にショックを受けています。

絵は2日目に訪れたキューケンホフ公園。一年のうち3月から5月にかけての僅か2ヶ月しか開園しない世界的に有名な公園です。


聖ローレンス教会

2012年06月25日 | 旅行記

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春のベネルックス3国を巡る12日間の旅をしました。絵は旅の初日、二日目と連泊したロッテルダム ヒルトンホテルの近くに建つ聖ローレンス教会です。第二次大戦中ナチスドイツの猛爆を受けて街は廃墟となりましたが、この教会だけは倒壊を免れたそうです。

今回の旅は総勢20人の旅仲間と添乗員さんに恵まれました。唯一残念だったのは天候ですが、写真と違って絵ではどんな天気にすることも可能ですので光と影によってメリハリが欲しい時は晴れにしています。


清澄庭園

2012年06月19日 | 旅行記

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   (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

昨年12月から今年5月までの半年間に台湾、ヴェトナム、シンガポール、ベネルックスと計4回延べ35日間旅行しました。このうち台湾だけはなんとかUPしましたが後はまだできないでいます。順番からいうと次回はヴェトナムになりますがまだ絵が揃わないので来週からベネルックス3国のスケッチを載せて行く予定です。順序が逆になり申し訳ありません。必ずそのうちに載せますのでもうしばらくお待ちください。

先日スケッチ教室で東京江東区にある清澄庭園を訪れました。元禄時代の豪商紀伊国屋文左衛門の屋敷があった所です。彼は私と同じ和歌山県湯浅町で生まれ、舟に蜜柑を積み込んで江戸で販売して財を成しました。開業したばかりのスカイツリーも目と鼻の先にあります。              

先生から描いた絵を褒められましたが自分ではもうひとつ納得できなかったのでもう一度描きに行きました。ベネルックスでは水辺の風景がよく出てきますがその水辺を描く勉強にもなりました。


アイヌコタン

2012年06月13日 | 旅行記

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旭川を発つ日が来ました。60日間は長かったですが孫を放射能から守るという所期の目的はなんとか果たせました。9月14日朝10時、持ってきた荷物や買いこんだ米や果物などで満載の車に乗って出発しました。

苫小牧発大洗行きのフェリーの出航時間は翌日の深夜1時30分。時間はたっぷりあるので富良野から占冠、日高を経由する一般道を行くことにしました。幸い天候は晴。途中で観光したりトマトやメロンなどを買い込む楽しみもあるのも高速道でなく一般道を選択した理由の一つです。

絵は途中で立ち寄った平取にある復元されたアイヌの集落です。ここでゆっくりスケッチタイムを取りました。茅葺民家に似ていますが形が少し違います。


パッチワークの丘

2012年06月07日 | 旅行記

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旭川を離れる前にもう一度美瑛を見ておきたいと思ってパッチワークの丘を訪れました。国道237号線を挟んでその北西部、ケンとメリーの木やセブンスターの木がある一帯をそう呼んでいますが、小さく区切られた畑の色がそれぞれ異なり、まるでパッチワークのように見えることからこんなネーミングが付きました。

色が違うのはそれぞれに植えられた作物が違うからだそうです。トウモロコシ、ジャガイモ、大豆、麦、アスパラガス、蕎麦等、農家の人達は連作による収穫量の減少を抑えるため、畑毎に毎年作る作物を変えています。