桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・7・3

2013年07月04日 | Weblog
朝食は昨日の炊き込みご飯の残りだけど、味噌汁は豪華にしたくて豚シャブの残りを使った豚汁を作る。おかずは畳鰯、歯科医のSちゃんから貰った明太子の最後のひと腹、キャベツ野コンビーフ和えなど。日記を書いてお昼に母の病院へ。手術前日だけと母は元気。二時間程お喋りして、これから広尾の美容室を予約しているから行ってくるよといかにも明日の手術なんか大したことないという態度を無理やりとって部屋を出る。勿論大変なことだけど二人で深刻ぶってみても仕方ない。10年ぶりの美容室P。髪を切って貰うことより美容師のMさんと旧交を温める。ウチの店がポルトガル居酒屋だと知るとMさんはお客さんのボサノバ歌手の小野リサさんの話題を振ってきたものだから今度はポルトガルとブラジルの話になったりして母親が翌日手術を控えた身とは思えない程楽しいひとときを過ごし、頭もスッキリ軽くなった。5時に店へ。今日もお客さんはいないだろうと思いつつ料理を用意するのは辛いけど、一人でもお客さんにオーダーされる可能性もあるので五品作る。でも、オーダーされたのは今週の末に初監督作品「樹海のふたり」が公開される演出家のYさんのチーズ盛り合わせのみ。結局作った五品は無駄になってしまった。でも、これは仕方ないと思いこむ。その代わりにというのもなんだけど、以前ウチの店の三軒先のマンションに住んでいて且つ職場は俺のマンションとホボ対面と云う、珍しい関係のMちゃんが四月に引っ越し後初めて、それも故郷から出てきた父上と弟さんを連れて来店してくれた。引っ越した後も毎日ベランダから彼女の勤める会社を眺めているもんだからとても数カ月ぶりだとは思えず、ついついタメ口になってしまう。自分の24歳の娘が自分より17も年上の男とタメ口で話している光景は父親的にはどう映るだろうと気にしていたら、いつの間か俺は敬語になっていた。これもまた変。でも、面白い。明日は母の手術で8時半までには病院にいかなくてはならないので、11時前にYさんが引き揚げた段階で後片付けにかかり、11時半には店を閉めてしまう(‥‥なんて書いているのは手術が終わって一度部屋に戻ってきた午後3時すぎ。おかけ様で手術は無事終了。ご心配をおかけしました)