桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・7・21

2013年07月22日 | Weblog
参議院選挙の投票に行ってから母の病院へ。昨日HKから貰ったメロンを食べやすいように一口サイズに切ってタッパーに入れて持っていく。今日もまたマチネとソワレと一日二回のイベントがあるので小一時間ほどでお喋りを切り上げ、11時過ぎに店へ。今から考えるとその頃から足に異変が起きていたのか?痛風の発作も起きているけど、その痛みとは別に足に力が入らないと云うか、足が自分のものじゃないような、躓いた訳でもないのにすぐよろけてしまうのだ。でも、それはまぁ、日常生活にそんなに影響があった訳ではないので、いつものようにイベント用の料理を並べ、昼と夜と合わせて80近いオーダーをこなすのに差し障りはなかった。問題はソワレ終了後に主宰者のT君から天井から吊るしてあるスピーカーが二台共起動しなかったと聞かされた時に起き。そんな筈はないでしょうと思わず言い返してししまう程に、今まで床に置いたスピーカーの不調はあったけど、天井のスピーカーが鳴らないなんてことは起きたことはなかったのだ。でも、T君の言い分が正しかった。音響卓をいつもの様に操作してみても床に置いたスピーカーは正常なのに天井から吊るした二台のスピーカーからは音が出てなかった。何が原因なのかその時点ではわからない。と云うのは、昨日Sさん主宰のイベントでは音楽性にこだわる為に音響卓からスピーカー、アンプまで全部持ちこんだのでウチの機材は一切使わなかったというもんだからイベント終了後の音響チェックをしなかったのだけど、となるとそれ以前に誰かが天井から吊るされたスピーカーに手を加えたことになる訳で、でも一昨日チェックした時には全部のスピーカーから音が出ていたことを確かめていたし、俺には意味不明だった。でも、放っておく訳にはいかない。火曜日からは人気劇団に所属するMさんが久し振りにウチで芝居をすることになっているし、何とかしなくてはいけない。一体何が原因なのか?と誰もいなくなったイベントスペースに脚立を持ってきて一番上まで上り、天井からは吊るされたスピーカーをチェックしてみる。すると呆気なくスイッチが入ってないことに気づく。何だ?そうだったのか?とスイッチを入れてみるといとも簡単に音が流れだした。と云うことはSさんはウチの機材を一切使わなかったと云うけど、邪魔だったのか何かの理由でスイッチを切ったことになる。だったらそう言ってくれないと原状復帰にはならないじゃないかとブツブツ文句を言いながらもう一方のスピーカーの回復にかかる。処がこっちのスピーカーはスイッチを入れてみても音がでない。どうやら故障中のコンセントに間違えて差し込んであるみたいだ。おいおい、冗談じゃないぞ。65歳の人間に天井のコンセントを差し替える作業をしろというのかよ?と愚痴りながら脚立の一番上に足をかけて天井のコンセントに手を伸ばそうとした時だった。足がよれるのが分かった。午前中によれったのと同じだ。次の瞬間脚立から足が滑る。思わず両手は脚立に抱きつく。そのまま傾くように脚立と一緒に床に転倒した。しばし何が起こったのか分からなかったけど、幸い倒れ方がよかったのか痛みはそんなにひどくない。でも、流石にぞっとしてしばらくの間動くことが出来なかった。頭を打っていたらどうなっていたか分からない。何しろ誰もいないのだ。このまま経理を手伝ってくれているTちゃんが明日来るまで発見されない可能性が大きい。その瞬間、もう限界だと思った。実をいうと、毎月人件費をゼロにしても毎月30万の赤字を出しているこのコレドを維持していくのは俺の「借金力」のリミットを遥かに超えていて、会社と個人合わせて一千五百万になった時点(会社の借金は社長である俺が連帯保証しているから全て桃井の借金と云うことになる)で、今年の11月に期限が来る賃貸契約の更新をきっかけに(更に一か月分の家賃60万円が必要)コレドをやめる決心を固めていて、そのことは大家にも不動産会社にも伝えてはあった。でも、ギリギリの処で天の助けが現れて、コレドを救う手段を授けてくれるたらと万が一の望みを抱いていたのだけど、今日の今日、深夜のイベントスペースで脚立を抱いて倒れたまま、俺はその望みを断ち切る決心をする。終わろう‥‥11月一杯でコレドは乃木坂から消えよう‥‥(この項、明日に続く)★★すいません。土日マチネソワレを一人でやって疲労困憊。且つ来週の土日もイベントがあって休めませんので、7/22(月曜日)を臨時休業とさせていただきます。、