今日食べたもの、お昼に母と豆腐カレー、ミニ焼きおにぎり、カイワレ大根とゆで卵の醤油漬けのサラダ、夜にお客さんのあまりで明太子パスタ半分、夜中帰宅してから頂き物の焼き竹輪とドイツ製ソーセージとポテトサラダ。見たテレビは「相棒スペシャル」の再放送。副題は「バベルの塔」。脚本は古沢良太。この脚本は人物像の作り方、伏線の張りめぐらし方とスペシャル物としては映画以上によくできている。読みかけの本は「食卓の情景」(池波正太郎)。ホント食べることは大事にしたい。今日来てくれたお客さん、仕事を抜けてきたと仰っていたから仕事とイニシャルも自主規制する××子さん、焼き竹輪をお土産に持ってきてくれた映画監督兼教育評論家のHさん、社長秘書のYさん、十月にウチのスペースで俳優復帰する元青春ドラマや刑事ドラマのヒロインのHさんと相手役のTさん、プロデューサーのKさんたち、久々の来店となるS大学のS教授、TテレビのTさんたち、四年ぶりか五年ぶりに来店してくれた当時二週間連続来店と言う記録を持つ美人デザイナーのSさんとカメラマンのHさんたち、自称近所に住むIT企業の経営者Eさん、同じくナイスバディのY子さん、十月に「ツナグ」の公開を控えて忙しいのに戦士の休息に来てくれたプロデューサーのKさんの16人。メールは一通、リスボン在住の日本人女性から帰国時にファドのライブをやりたいとの問い合わせ。起床9時半、就寝4時‥‥昨日耳にしたあることで、こんな風に日記を無機的機械的にしか書けない精神状態に陥っている★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。
夏休みが終わって先週からまたポルトガル語講座が再開したのは嬉しいのだけど 個人授業が午前中しかスケジュールがとれないもんだから、その後に続けて用事でもない限り、午前中に六本木に出かけて授業が終わると一度五反田の部屋に戻り、仕事やこの日記を書いてから夕方再びまたバスで六本木に向かうと言う時間的に不経済なことをしている。帳簿その他経理に必要な書類やこのノートパソコンを持っていけば何処かで、というより店まではあるいて15分位だし、そこでやろうと思えばやれるのだけど、只でさえ俺のバッグは色々なものが入っていて重たいのに、そこに分厚いポルトガル語の教科書や辞書を詰めただけで限界。それ以上はとても無理と言うことで、仕方なくＵターンになる訳だ。でも，バス好きの俺はこのＵターンをそんなに苦痛に思ってない。まずぐっすり昼寝できる。目が覚めている時はポルがガル語の勉強が出来る。美人が乗り込んでくれは妖しい妄想にふけることが出来る。バスの中は俺にとってオアシスなのだ。夕方そのバスに揺られて今日二度目の六本木。買い物して五時半過ぎに店へ。今日は戦隊もの?イケメン俳優たちが組んだユニットのライブ。ファンが開場前に何十人も並ぶなんて久し振りだ。カウンターにば法律事務所勤務のNさんとテレビAの関連会社社長のKさんだけで、後はイベントが終わった後カウンターに移った旧知の俳優事務所社長のNさんとFさんと以前時代小説作家のIさんと以前来店したことのあるAさんだけだったが、遅い時間に近所の会社のOさんが来店。いつもは会社の人がいるのに今日は社員食堂化してなかったので安心してお一人様を楽しんで行った。今日はアルコールを口にしないと決めていたのに、Oさんの色気に負けてボウモアをショットで。いや、正直言おう。実は君が来るちょっと前にショックなことを聞いてしまって、君に託つけて飲まずにはいられなかったんだ。ごめん、Oさん。★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。
午前中今日イベントする団体が店に入ったことを確認してから、今日は一般営業はしないし、ドリンクフードサービスはO君とHKに任せて、久し振りに小平にある祖母の墓に行く。いつかも書いたけど、俺はこの墓参りというのが嫌いだ。確かにそこに遺骨はある訳だけど、そこで手を合わせてしまえば故人に対する悼みをしましたよというアリバイ証明みたいに思ってしまって、だったら毎日その故人を思い出していたなら墓参りなんか必要ないと考えるのだけど、なんか区切りの年の命日にはお墓に報告しにいく。この間出向いたのはMと結婚した五年前、そして今年はMと五月に正式に離婚したことを祖母に報告した。手向ける花は菊じゃなく赤いバラ。後でお墓を守っている弟に怒られるかも知れないけど、俺の祖母には赤いバラが似合いそうな気がしたのだ。こんな墓参りならまた来よう。今日は六本だったけど、今度は十本の赤いバラをもって。ついでと言ってはなんですが、皆様にもこの場を借りてMと正式に離婚したことをご報告いたします。色々なことがあった、長いような短いような五年間でした。お祝いいただいたり、途中激励して下さった方々に心からお礼申し上げます。お墓参りが早く終わったので、この西武線沿線に住むM君一家と会うことにする。M君は広尾時代から乃木坂の立ち上げまて店長を勤めで貰ったのに、実にくだらないことで俺と喧嘩別れしてしまった奴で、奥さんのTちゃんはその一年半後に彼の代わりみたいに入ってきてコレドの一時代を作ったマドンナなんだけど、その二人がふとしたことで知り合い、結婚して、今は四才になる息子までいると言うんだから人生何が起こるかわからない。そして今日、三人で飲みながら人生何が起こるか分からないことをみんなにみせてやろうぜと衆議一決した64才、38才、31才の三人。これが実現したらホント人生楽しい。★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。
以前買ったことのある生鮮食料品の通信販売の会社から電話があって、また買ってくれないかというので、こっちもちょうど買おうと思っていた処だったので承諾すると、クール宅急便で送るので家にいる確実な日と時間を教えてほしいと言われたのだけど、そんな日付は考えられないし、以前店にも送って貰ったことがあるので、そっちだったら平日六時以後だったら確実なのでそっちにしてほしいと住所(赤坂9ー6ー41乃木坂ビルＢ1)と告げると、「乃木坂」の「乃」がわからないという。「乃木将軍」の「乃」です。すいません、乃木将軍って誰ですか?だったら「乃木坂48?」の「乃」です。は?なんですか?それ?えーと「木村佳乃」の「乃」なんですけど。どういう方でしょうか?‥‥そこまで来ると、もういいからカタカナにしたら?と言いかけると、野原の野じゃないんでしょうかとしつこいんもんだから、だったら以前送って貰ったことのある店でも登録してある筈だからそっちを見てみたらというと、すいません、今そっちの方は見ることが出来なくて‥‥と言われたあたりでキレル。あのさ、あんたの会社のパソコンがどうなっているのか知らないし、あんたが乃木将軍や乃木坂48や木村佳乃を知らなくてもいいけどさ、ふつうそこまで言ったら、分かりました、後で調べておきますと言って切ればいいじゃないか?それなのに何なんだ?面倒くさいからもう買うのやめるぞ！と大声を出すと、すいません，すいません。田舎者なので。お許しくださいと、電話の向こうだけど、平身低頭しているオバサンの姿が浮かんでしまって、だったらカタカタで「ノ・ギ・ザ・カ！」で送ってくれと言い捨てて電話を切る。それにしてもこの電話のやりとり、漢字をしらなくて、歴史を知らなくて、芸能界に詳しくないいオペレーターを使っている会社が悪いとしか言いようがないけど、一番悪いのば風呂に入っていて裸で携帯に出てしまった俺。裸でこのやりとりをやれば誰だって苛立つ。更に今日は久し振りの連休でのんびり出来た筈なのに、昨日これまた生鮮食料品会社にクール宅急便で月曜日の二時～四時で届けて貰うように頼まなくてはいけないのに何かの勘違いで日曜日の二時～四時で頼んでしまい、それを気づいた時にはその会社はもう営業時間外になっていて変更の連絡がとれなくなってしまったもんだから、仕方なくその食品だけを受け取りに店に出向くことになってしまったのだけど、今日は余程通信販売に祟られている日だ。帰り、母の処へ店で残ったトリッパやタラモサラダを持っていき、途中で買った鰯を焼いて、ディナー。この数日アルコール漬けだったし今日は流石に酒抜きだ。★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。
以前もあったことだけど、起きた途端、まだベッドの上にいるのにカレーライスが食べたくなる。そう思い出すと店に行って売り物のカレーライスを食べるまで待っていられず、だからと言って近所のカレー屋さんに飛び込むこも芸がない気がして、朝風呂に入る前にニンニク二粒、生姜一かけら、タマネギ三つをみじん切りにして鷹の爪八本とバターでよく炒めて，急なことで肉のストックがなかったので、野菜室の掃除も兼ねてじゃがいも、にんじん、かぶ、なす、しめじなども加えて、更に店で余ったゆで卵を三つ入れて、激辛のエッグ野菜カレーを作り出してしまう。本当は二時間以上煮込みたかったけど、カレーを食べたいというはやる気持は抑えきれず、そして今日は俺が八才の時に他界した祖母の命日だし、店に行く前に小平まで墓参りに行こうと思っていたので、朝風呂から出て煮込み一時間で食べることにする。美味いっ。食べたい時に食べたいものを食べられるなんて何て幸せなんだろと思っていたまではよかったのだけど、鷹の爪八本分としょうがとガラムマラサ、黒胡椒など辛味の刺激は半端じゃなく、おまけにその激辛カレーを二杯半もお代わりしてしまったのが原因か、胃袋が急激に痛くなり、腸も暴れだす。こうなると、おばあちゃんごめんと墓参りを中止して寝込むしかない。全く愚か者だ。でも、二三時間寝たのがよかったのか、五時過ぎには買い物して店へ。今日も昨日に引き続いて高柳卓也のファドライブと金森裕子のポルトガル写真展。昨日に比べると観客はそんなに多くなかったけど、オーダーはかなり上がって、店の企画としては成功というべきか?カウンターのお客さんは高校の後輩で、広告会社勤務のSさん、イチゲンの男性客二人組、近所に住む有名俳優兼映画監督のOさんと後から女性プロデューサーのMさんの五人だけ。世の中は三連休らしいし、仕方ないことか?店が終わる頃、旧知の若い女性××さんがスッピンの顔を出す。愚痴を聞いている内に時間は過ぎていき、始発電車まで。★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。、
今日は大勢新しい女の人と会ったり、懐かしい人と話したりした。まずはスタッフのO君のB座研究所同期の女優、YさんとNさん。今日は40人の観客のファドライブがあって、料理の注文が一杯出ることが予想されるのに、HKとTさんは以前から休むことになっていて、O君と二人きりではとても廻らないと思って急遽ピンチヒッターに来てもらったのだけど、二人ともよく初めてなのによく働いてくれて、助かったこと助かったこと。Nさんは何才だか聞き忘れたけど、Yさんはまた22才とのこと。どうでもいいことだけど、今まで知り合った女性の中で一番孫と年が近いと思ったら、妙に緊張した。そしてフラッと入ってきてくれた二十代の女性二人組。職場は赤坂にあって、いつもタクシーで帰る途中ウチの店の前を通り掛かってずっと気になっていたので今日は思い切って入ってくれたとのこと。名前は教えてくれないので、とりあえずリスボンちゃんとマカオちゃんと呼んでのお喋り。初めて会った瞬間からこの二人とは妙にウマがあって、お喋りが止まらなくなり、結局最後まで。来週来ると約束して帰って行ったけど、本当にきてくれる気がする。そして帰ろうとしたら広尾時代S女子大生だったMちゃんから八年ぶりの電話。掛かってきた時から予感はしていたけど、結婚の報告。当時二十歳前後だった彼女ももう二十八、九だし、結婚しても何の不思議もないのだけど、俺が知り合ったS女子大生の中で一番幼顔をしていたMちゃんだけに何とも奇妙な感覚にとらわれると同時に、一度二人で映画に行って帰りにお茶を飲んだことを甘酸っぱく思い出す。そのことか影響したのか、急に飲みたくなって、金曜日は深夜三時までやっている近所の焼鳥屋に行く。相変わらずここの焼鳥は美味い。特に今日はレバーのワサビ乗せが抜群だと、店長のSさんと話していたらカウンターの隅にいた一人の女性がどんな味?と話しかけてきたもんだから、一つ食べますかと冗談っぽくいったらいただきますと俺の残りの焼鳥を受け取ってホント美味しいと食べて、代わりに厚揚げを一かけらくれる。焼鳥屋でこんなことしたの初めて。夜中の三時にこんな女性と知り合うのだから乃木坂は変な街。★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。、
喉と耳の具合は薬を飲まないのに痛みがない。やっぱりストレス性のものとしか思えないと元気になったような気持になって，炎天下五反田から母の家まで40分歩いたのだけど、やっぱり「病み上がり」にはちょっときつい。それでも一休みしてから、母のリクエストで残った冷やごはんを使った料理、とくればチャーハンかオムライスだけど、今日は久し振りにオムライスを作ることにする。但し俺のオムライスの中身はチキンケチャップご飯じゃない。色々な具材が入る。今日は豚の燻製、ミニトマト，ピーマン、タマネギ、オクラなど。そこにとろけるチーズまて乗せて卵の帽子をちょこんと被せて出来上がり。付け合わせはHKの母上からの頂き物の梨とアボガドのサラダ、それと市販の冷静じゃがいもスープ。食後一時間ほどお喋りして六本木。買い物して5時過ぎに店へ。今日のイベントは「ママレイドラグ」というアーティストのライブ。偶然にもHKがこのアーティストにかなりはまっていたので、対応を任せる(因みにHKはアーティストと同じ空気を吸っていたくて時給なしで午後から店で働いていたなんて、ちょっと可愛い)いや、可愛いのはHKだけじゃない。今日は久し振りにお酒がのめると自分が仕入れてほしいと頼んだラムを一杯づつテイスティングと称し次々と制覇していくTさんも可愛かったし、昨日稽古帰りにフラフラになって店に立ち寄って朝から何も食べてないんですと美味しそうにすき焼きを食べて行ったYさんもとても可愛かった。だからさ、そんな可愛い三人がうまく調節してバイトに入ってくれればいいのに、金曜日はファドのライブがあって、既に予約した方が35人、当日客をいれると40人は予想され、特別メニューでポルトガル料理を提供することになっているのに三人ともNG。ちょっと、ちょっと、ウチの店なんかどうなってもいいのかよと不貞腐れたくなるけど、みんなにみんなの事情があって休むのだろうし、仕方ないこととは思いつつ、こんな体制は年内一杯続くかどうか?もうこのスタッフ問題についてはトコトン疲れきったと2時過ぎ誰もいない店内でお腹が空いたので麻婆豆腐を作って食べていたら、再び喉と耳の痛みが再発。分かりやすい体だ。
朝起きても喉と耳の痛みが治まらない。これは医者へ行くしかないと、母とのランチは中止して近所の内科へ。でも、長いこと待たされた挙げ句、診断は典型的な夏風邪ですね。夏の疲れから最近そういう症状を訴える患者さんが多くなっています。夏休みはどの位とりましたか?いえ、一日も。だったら体調をおかしくしても当然です。これからでも遅くありませんので一週間位の夏休みを取ってください。いや、それは店をやっているから無理です。でも、スタッフの方もいるんでしょ?ええ、いることはいるんですけど、勤務が不定期で結局は毎日私が出なくてはいけなくて‥‥でも、そんな「言い訳」ばかりして体を休めないでいると、年齢が年齢ですから、いつロスタイムが終わってもおかしくありませんよ。処で昨日のイラク戦ごらんになりました?いえ‥‥なんて会話を医師として馬鹿馬鹿しい気持で病院を出る。なにが「言い訳」だ?「事実」なんだよ、ドクター。スタッフはいることはいるけどHK以外は俳優で、いつも誰かが公演だとか稽古だとかオーディションだとか撮影だとかで休む。「誰か」がだったらまだマシだ。HKが休む金曜日に「みんな」が「みんな」休むことだってある。何とかやりくりできないのか?ヤッパリ俳優をスタッフに抱えるのが不味いのか?でも、こんなに予定が立たない状態じゃ俺の体がもたないよ‥‥なんて別れてきたばかりのドクターに愚痴をモノローグしながらスーパーで買い物してレジでスタッフと話していたとき、ふと喉が痛くないのに気づく。ばかりか耳も痛くない。薬も飲んでないのにWHY?でも、次の瞬間、ピンと来る。ストレス性のものだ。以前にも同じことがあった。あの時は後頭部が破裂しそうに痛く、続いて目の奥がズキンズキンとしだしたもんだから大病院から専門医まで色々な病院に通って検査して貰ったけど、原因が分からず、最後の眼科医には眼鏡の度があわないんじゃないんですか?他に使っている眼鏡がありませんか?なんて馬鹿なこと言われて、更に怒り心頭になって店に行ったら、この日記を最初から読んで下さっている精神科のお医者さんが来ていらして、事情を話すと「それはストレスがたまった上での初老性鬱病です」と診断されたのだけど、病名がそうだと分かった途端、嘘の様に後頭部や目の奥の痛みが消えていたのだ。多分‥‥今回も大病かもしれないと病院に行ったのに「夏風邪ですね」なんて簡単な診断をされて、バカバカしくなってきっと病気が何処かに行ってしまったに違いない。俺の体は複雑なのか単純なのかわからない。でも、そのお蔭て下北沢にあるジャズバー「LJ」のオーナーでイベントプロデューサーのOさんにある相談事で会う約束をキャンセルすることなく、出向くことが出来たのだけど、約束の時間より一時間以上も早く来てしまったので、下北沢生まれの俺は自分が生まれた母の実家のあった場所あたりをフラフラし、そこから母の通った小学校までの丘を昇り降りし、三十代の頃に二年ほど住んだ淡島のボロアパートのあたりで過去の記憶に浸り、時を超えて下北沢を歩き回っていた。
朝からどうも喉が痛い。昨日母に持って行った汁もの「X2」と冷や奴と韓国海苔でご飯を炊いて食事してもあまり喉のとおりがよくなくて一膳だけしか食べられない。本当だったら寝ていたかったけど、今日は夕方まて予定が詰まっていて、そうもいかない。まずは10時に部屋を出て、バスで11時に六本木へ。スーパーでトイレットペーパーやトマト缶など一万円相当の買い物をして配達を依頼。銀行で入金と振込をした後、一度店へ出て、土曜日にやり残した仕事をしてから12時に一カ月半ぶりに麻布十番にあるポルトガル文化センターへ。夏休み明けの最初の個人授業。でも、この夏休みの間俺が復習して思ったことは、初歩の初歩(例えば数字の数え方)などすっかり忘れているのに、このまま高度な言い方や文法に入って行っても意味がないのではないかという悲観的なこと。そこで先生に初歩の初歩の挨拶の仕方まて戻って授業を続けて貰えないかと頼み込む。当初、勿体ないと渋っていた先生だが、俺の断っての願いに「Como se chama?(お名前は?)」から始めてくれる。それなのに、そんな初歩の初歩の会話すら先生と一対一でちゃんと出来ない。かなり絶望的になる。おまけに何度も同じフレーズを大きな声で喋っていたら喉の痛みが倍加してきた上に、耳の中までズキズキと痛みだす。そのまま病院へ行ければよかったのだけど、今日は3時にマンションの内装工事の打ち合わせに業者が来る予定だったので、授業終了後慌てて麻布十番から五反田に戻る。業者の打ち合わせが終わって、病院にいくか寝ているかしたかったけど、今日もO君は休みでHKしかいないので、仕方なくまたしても麻布十番経由で六本木にＵターン。再び午前中で出来なかった鰯や肉など生ものの買い物をして店へ。着いてしばらくしてピアノの調律師のHさんが来店。開店直後に9月の末から十月の初めにかけて「原発についてのシンポジュームイベント」を企画している俺たち世代にとっては演劇界のカリスマであるA氏が来店して打ち合わせ。二件共俺の頭の中からすっぽり抜け落ちていたので、O君が休んで店にいかなくてはいけなかったことを「感謝」する。でも、今日はワールドカップの予選があるせいか客足は低潮。他に近所の映画監督兼教育評論家のHさんたち、近所の音楽家のSさんたち、イチゲンのTさんたち、某有名音楽会社のTさんと六本木で展示スペースを経営するSさん、そして娘と待ち合わせでワインを一杯だけ飲んで行ったF子ちゃんの母上の10人だけ。その方々も11時半過ぎには全員引き揚げてしまったので12時に閉店。ゴミ袋を持って階段を上がる。喉と耳の痛み、最高潮。電車の中で今日習った初歩の初歩のポルトガル語の会話を復習するが、とても頭に入らない。それにしても俺には雑用が多すぎる。★長いことご不便をかけましたが、「コレドシアター」「シアターコレド」「乃木坂コレド」で検索していただいても、コレドのホームページにアクセスできるようになりました。尚、コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。、
最近朝起きて珈琲を飲みながらかける音楽は、お客さんのSさんからいただいたトリニダードトバコの民族楽器で奏でるポピュラー音楽と決まっている。この楽器は名前は‥‥何度聞いても忘れてしまうので、ここでは「X」としておくけど、何でもドラム缶の蓋に穴をあけて?音階を作っているらしく、何処か雨垂れにも似た音が「Mr.Lonely」などの名曲を奏でていく。珈琲とこの「X」がよくあう。ちょっとした癒しの時だ。そのまま続いてバスタブに身を沈める。今日俺につきあってくれたのは池波正太郎の「食卓の情景」。でも、ここに書かれている戦後の食卓の情景を読みながら、昨日見た芝居「いんげん」(作・秋之桜子、演出・松本祐子)を思い出していた。この芝居はある意味「戦後の食卓」なのだ。だからといって家族で食卓を囲むシーンが出て来る訳ではない。ただ、ここには確かに「食卓」がある。つまり「家族」。だけど、それが食卓が見えないように見えない。でも、時間が経つにつれて形作られている家族がある。だからといって家族讃歌ではない。ここで描かれているのは人間の一部分と一部分がが微妙に絡まって生まれていく偶然なのか?それにしても台本も演出も俳優もよくここまで抑制を効かせた仕事が出来たものだ。こういうのを大人の芝居というのだろう。面白くてたまらなかった。同時にこんな芝居の書けない自分が悔しくてたまらなかった。午後、母の処へ。じゃがいもとにんじんと豚肉としらたきと椎茸を醤油味で煮込めば肉じゃが、豚肉とにんじんを外してゆで卵と大根を入れたらおでんになるけど、これを醤油味ではなくて味噌味で煮込んだ「豚汁」めいたのは何という名前の料理なんだろう?まぁ、名前なんかいいけど仮に「X2」としておこう。今日は冷蔵庫の掃除も兼ねてこの食材だけは豊かな「X2」を作って持っていき、時鮭を焼いて母と食べる。食後はスタッフのO君の母上が送って下さった岡山のぶどう。今日の「桃井親子の食卓の情景」です。★長いことご不便をかけましたが、「コレドシアター」「シアターコレド」「乃木坂コレド」で検索していただいても、コレドのホームページにアクセスできるようになりました。尚、コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。、