桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・9・9

2012年09月10日 | Weblog
夕べはさすがにアルコール摂取量が基準値以上だったのか、誘眠剤を飲まずに3時過ぎに寝たのに10時過ぎまで起きなかった。これだったら俺の睡眠は薬よりアルコールに頼った方がよさそうと思ってしまうけど、そんなことしてたら肝臓をやられてしまうに違いない。アルコールを抜くのも兼ねて朝の長風呂。お供は「ロマンポルノの時代」(寺脇研)。自分も何作か書いた「ロマンポルノの時代」を回顧する。ロマンの後はサバの塩焼き、ゆで卵とミニトマトのバターソティ、茗荷とカイワレ大根とネギと生姜が一杯の冷や奴、若布としめじの味噌汁でリアルなご飯を食べてから2時に店へ。スペース使用希望者に会場の説明と打ち合わせ。5時に新宿の劇場「雑遊」へ。文学座の山像かおり、奥山美代子、松本祐子の三人が主催する演劇集団「西瓜糖」の旗揚公演「いんげん」(作・秋之桜子、演出・松本祐子)を一時間程並んで見る。秋之桜子(山像かおり)さんはウチで過去八年の間に催された公演の中で一番凄いと思っている芝居の作家兼女優だし、松本さんは今年の連休明けにウチで文学座の新人たちを使って行われた芝居の演出家だし、出演者たちも何人か知っていて、誰に誘われた訳でもないのに、この芝居はどうしても見たいと思っていたのだ。でも、その俺の勘は当たっていた。台本、演出、演技と全てが素晴らしく、今年俺が見た中でダントツといえる芝居だったのだ。こういう芝居を見ると、俺もたまらなく芝居がやりたくなる。書きたい台本は三つも四つも溜まっているのだ。でも、今みたいに店のスタッフが突然休んで誰もいない日があったりする現状では店主である俺がウチでの芝居を演出することは出来ない。いや、台本だって書く時間がとれない。クソッ,どうしてこんなことになっちまったんだ?と近くにあるいきつけの焼鳥屋「E」に久し振りに入って、ホイス割りを飲みながら一人ぼやく。その帰り、駅に向かう途中、店の前で売っていた千円の腕時計を買う。★長いことご不便をかけましたが、「コレドシアター」「シアターコレド」「乃木坂コレド」で検索していただいても、コレドのホームページにアクセスできるようになりました。尚、コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。、