桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・9・25

2012年09月26日 | Weblog
最近「漢字」にこだわることが多々ある。きっかけは通販の電話オペレーターに乃木坂の「乃」の字を教えようとしたのにどうにも教えられなくて最後はカタカナで「ノギザカ」と書いて下さいと言う馬鹿馬鹿しいやりとりをしたことに始まる。でも、その後で広辞苑を引いてみたら、古語などを除くと一般的に使う「の」と言う漢字は「乃」の他に「野」と「之」の三つしかないことが分かったりして以後漢字が気になりだしたもんだから、昨日Mさんが持って来たウチでやるイベントのチラシに印刷されている人名のある漢字が何処か違うのか分からないけど何か違う気がして、Mさんとあーでもないこーでもないと考えた末に部首が「木」ではなく「糸」であることを発見して大喜びした。そんな訳だから、今日訂正したチラシを持ってきたMさんの隣に座ると、最初は男女問題やセックスの話をしていたのに、彼女が中国文学専攻だったり司書だったこともあって、いつの間に漢字の話になって「せっけんって漢字書ける?」という妖しく艶っぽいテレビCMの話題になる。で、実際に何人の人が「せっけん」と漢字で書けるのか?偉そうにいう元脚本家の桃井は書けるのかという話題に移っていき、メモ用紙に書いてみることになったんだけど、カケナイ。「石けん」は誰でもかける。問題は「けん」である。漢字のイメージとしては左が「歯」みたいで、右が「倹」みたいだった気がするが、勿論「歯倹」なんて漢字はなく、随分粘ってギブアップ。HKに書き方検索をかけて貰ったら「石鹸」と判明する。「歯倹」からニンベンを取ればとちょっと似てる。でも、全然違う。それに俺とMさんは分からなかった癖して、ええっ、こんな簡単な漢字だったっけ?という感想。なんか「ロ」みたいな文字が一杯ならんでいたような気がするし、「鹸」は略字なんではないかと思ったMさんは,家に帰った後、漢和事典を調べて正確には「石鹼」と書くと電話してきた。さすが漢字マニアのMさん。たしかに「ロ」の字が二つだけど並んでいる。なんか漢字って絵として覚えられる。かなり面白い。お客さんは他に美人CMプロデューサーのRさん、悠々セカンドライフのSさん、外国系通信社に勤めるイチゲンの女性客二人、いつも妖しい魅力をふりまく歯科医のSちゃん、一週間ぶりに来店してくれたシングルモルトフアンのMさん、郷里香川の名物「醤油豆」をお土産に持ってきてくれイタリア家具会社に勤めるHさん、法律事務所勤務のNさん、近所にあるデザイン会社のKさん、同じくドキュメンタリー制作会社の四人組、そして明日高輪で早い時間から打ち合わせがあるのだけど、家が川口なので何処か近所のホテルを予約したいと11時半にきて2時近くまて最後一人になってもネットでホテルを探し続けた末に安いホテルがないのてやっぱり家へ帰るとタクシーで帰っていった社長秘書のYさん。俺は見兼ねて俺のマンションは高輪に近い五反田だし、鍵のかかる部屋が一部屋空いているのでウチに泊まったら?と誘ってみたけど、彼女は聞こえてないフリ。おいおい、もう誰もいないんだから聞こえてない訳ないだろ?と心の中で叫んでみても虚しい。★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。