桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・5・2

2013年05月03日 | Weblog
「拝復、Sさん。暦の上ではもう春真っ盛りなのに朝起きた時など冬に戻ったのではないかと錯覚する程の寒さだったりする今日この頃‥‥」と書き出して、いくらなんでも16歳の少女にあてた返信にしてはコチコチすぎると思いなおして、「ハーイ、Sちゃん!手紙有り難う。おじさん、チョー感激して君の手紙を皆に見せびらかせて‥‥」なんて書き直し始めたけど、これじゃあまりに軽薄すぎると反省している内に、65歳の初期高齢者が16歳の少女に充てて書く手紙の模範文例なんかある筈もないことに気づき、23年ぶりに再会したIの娘さんへの返信はしばしの宿題として置いておくか?それともさりげなく書いてしまうか?なんてグダグタと悩んでいるのは、ぶち当たっている深刻な問題から逃れたいが為。だからと言って逃げているばかりにはいかず、午後一番で茅場町にあるS金融公庫に融資の相談に出向く。先月末現在、全ての支払いを終えて会社の通帳は100万円を切った。それなのに毎月50万から70万円もの赤字になっていたら人件費がゼロになっても夏まで持つかどうか分からないので、融資の相談に出向いたのだが、ちょうど一年前に400万円借りたばかりだし、門前払いかと思いきや、親身になって相談に乗ってくれる。ただ、このままでは融資しても早晩お金はショートするだろうし、何らかの改善策を提示するように求めて来る。何とか連休中に改善策を作り上げる決意。4時過ぎに店へ。今日もまたカウンターの中に並べる料理を作ってひとり営業の準備。でも、連休の谷間ということもあってか、お客さんは劇団Tの作演出家のOさん、某制作会社の経理責任者のIさん、赤坂の割烹の女主人のKさん、法律事務所勤務のNさんの四人だけ。料理のオーダーもOさんがバカリャウのコロッケを頼んでくれただけ。これから四日間の連休だし、明日に残しておく訳にはいかず、全てタッパーに詰めてお持ち帰り。明日からの連休の間の食料だ。★連休はカレンダー通り営業します(5/3~5/6までは休業。営業は5/7(火曜)から致します)