桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・1・17

2012年01月18日 | Weblog
ゴールデンウィークにやる予定で台本執筆に悪戦苦闘していた芝居が出演予定の二人の俳優のスケジュールで延期ということになる。人間というのは勝手なもんで、ここで正月に台本が完成していたら烈火のごとくプロデューサーを罵倒しただろうに、台本は殆ど進捗しておらず、これからの見通しもたってない現状では、助かったという思いの方が強く、プロデューサーにとって妙に物分かりのいい作家になる。でも、完全中止ということではなく、もう一度仕切り直して公演に向かって進むつもりだけど、その時はコレドシアターでの公演ではないのじゃないかという予感が過る。そこまでコレドシアターというかコレド自身が経済的にもたないのではないかと思うのだ。バーカウンターのお客さんも少ないけど、イベントスペースの予約がこの数年間で最低だ。いつもの年だとこの時期4月位までの予定がかなり埋まっているのに、今年は何と1月から4月までに埋まっているのは13日しかない。これじゃやっていけない。多分このままの状態が続くと3月でギブアップだ。そんな時、管理会社から排水菅洗浄をするので5万二千円の負担を頼むと言われ、且つオーナーの好意で使わせて貰っている倉庫に貯めてしまった粗大ゴミの処理に2万5千円かかると見積もりをだされて、思わずお金がないんですけど、やらないでおくわけにはいきませんかねと聞いてしまうと、そのままにしておくと悪臭が店内に籠もり、何かのきっかけで下水が逆流して店内に溢れないとも限りませんよと脅かされて、合わせて8万弱をだすことになる。それなのに今日もまた来店して下さったのは一杯づつ飲んでいかれたイチゲンのカップルと芝居のことでいらしたプロデューサーのNさんと美人CMプロデューサーのMさん、そして遅い時間に大阪から上京中の運送会社の女性社長のYさんと自主映画監督のHKだけで、売上は一日の家賃分(26000円)に足りるか足りないか。数日前の日記で「俺はここにただいたいだけ」と書いたコレドだけど、これだけみんなに嫌われだすと、年金と印税で穴埋めしただけじゃ足りず何処かでまた借金してまで俺もここにいたくはないなと思ったりしていたら、ちょうどそんな時に政府系の金融公庫から融資のお誘い。渡りに舟なのか?借金地獄への一本道なのか?判断不能の経営者A。