桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・1・4

2012年01月05日 | Weblog
大晦日から今日まで五日続けてボケッとしている。芝居の台本もあれこれ考えるだけで一行も書いてないし、店の経営方針も去年一年の売上を集計してみたら一昨年より殆どジャスト一千万円(正確には一千一万円)少なかったことが分かったもんだから、これで経費が同じだったらやっていける訳ないじゃないかと居直ってしまって、何も考える気がなくなってしまった。年賀状の返事はかけない。とにかく意欲的なモードに体がなっていかない。でも、終日四つのテーブルの何処かには坐っている訳で、今日もポルトガル語で日記は書いたし、なかなか終わらないけど来客数ベストテンの集計は今日もした。起きて煮込みうどんを作り、それだけじゃ淋しいので塩辛と塩昆布とオニオンスライスとかつお節で作る似非海鮮丼も一緒に作って食べたし、夕方には母の処に出向いてウチで半分煮込んでいったモツ煮込みを作って一緒に食べた。今日も焼酎を何杯も飲んだ。でも、昨日と同じでいくら飲んでも酔わないのはどうしたことだ?精神的ストレスが酩酊を禁止しているのか?母の処から部屋まで30分以上も歩いたので体が冷えきっていたので、起きた時に入ったのに今日二度目の風呂に入る。普通はハードカバーの本は持って入らないのだけど、昨日から読み始めた「ジェノサイド」(高野和明)が止まらなくなっているので一時間近くバスタブの中で読み続ける。「13階段」の時も思ったけど、この作家、専門分野について本当によく調べている。理科系出身の作家だったらともかく、この人の分子生物学などについての知識は半端じゃない。この人の作品を読んでしまったら、小説なんかいつか書いてみせると云えなくなった。そんな敗北感に陥りながらも昨日買ったCouleur Cafeの「BEATLELS」を聞きながら「ジェノサイド」を読み進めたのだか、こうして書き記してみると、今日も一日何もしなかったことに気づく。誰かが俺に休めと言っているのか?何もするな。何も考えるな。そう言っている気がしてきた★新年は10日(火)から営業します。