桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・1・11

2012年01月12日 | Weblog
日課にしているポルトガル語での日記を書いた後、2時に麻布十番にあるポルトガル文化センターへ。去年の11月までは毎週水曜日の夜にみんなと授業を受けていたけど、Mがやめた後は当然いけなくなって、もうやめるしかないと思っていたのに、M先生がだったら都合のいい時間に個人授業をしてあげましょうと言って下さったもんだから、今日からそのご厚意に甘えることにしたのだ。それだけでも嬉しいのに、クリスマス休暇でポルトガルに帰っていらした先生が、ペソア崇拝主義者の俺にペソアの詩を何人かの歌手が音楽に乗せて朗読するCDをお土産に買ってきて下さったもんだから、感激なんてもんじゃない。一対一ということもあって授業にも自然と熱が入ってしまう。二人称をvoceとtuのどっちを使うか、ポルトガルとブラジルでの使い方の違いを含めて一時間の予定が三十分オーバー。M先生に感謝。仕入れして4時過ぎに店へ。今日はO君が遅くなるので仕込みを含めて昨日の大掃除の続きを6時まで頑張ってお客さんを待つが、今日は早い時間に二重橋のOLのEさんが来て、法律事務所勤務のNさんが続いて、千客万来かと思いきや、後はイチゲンのお客さんが来てくれただけ。11時過ぎにはみんな引き揚げてしまったので、文学座研究所の卒業公演でいい役がついて喜んでいるO君を祝う為に文学座の先輩だった松田優作の行きつけの店だった下北沢のLに飲みに行く。たまにはこんな日があってもいい。でも、こんな暇な日はたまにだけにしてほしい。