桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・5・19

2011年05月20日 | Weblog
去年の秋からウチの店に出入りしていたポルトガル人のアントニオにここしばらく連絡が取れなくなっている。携帯は電源が入ってないてし、会社の電話はおつなぎ出来ないという。今やウチの店の名物となったタラのコロッケやオリーブオイルを納入してくれていたアントニオだけにどうしたらいいか困っている。震災以後、過剰なまでに放射能を恐れていたのでポルトガルに帰ってしまったのだろうか?でも、だったらあんなに親しくつきあっていたんだし、一言挨拶があってもよさそうなもんだと思いつつ、今日も会社宛に連絡くれとファックスを送る。去年の9月に買ったPオースターの新刊「オラクル・ナイト」は冒頭からグイグイ引き付けられたのに途中からズシーンと読みづらくなって半分ほどで放棄したままになっていたので、一週間程前からもう一度最初から読み出したものの今度もダメ。バスタブに浸かって読んでいる内に眠たくなって本をお湯の中に落としそうになる。夕べはベッドで読み出した途端、一頁も読み進めることは出来ずに本をベッドの下に落としていた。この本と俺の相性がよくないのか?Pオースターの他の小説は相性がいいのに、この小説はどうして俺を嫌うのか?夕方までにフードメニュヒの改定作業をして七時近くに母の処へ。部屋から持ってきた尾道ラーメンを作ってあげると、本当に美味そうに食べてくれる。考えてみれば、80ウン歳の母がちゃんとしたラーメンなんか食べる機会はなく、それだけで珍しかったのだろう。安上がりな親孝行だ。9時過ぎに買い物して店へ。来店されていた悠々セカンドライフのSさんや女性バイオリン奏者のMさんたちとお喋り。しばらくして映画監督兼教育評論家のHさんと区議会議員のAさん、深夜に近所に住む女性映画監督のKちゃん。同居する日本最長老の映画監督のお祖父さんが眠るのを待っての来店で、久しぶりに1時半までお喋り。帰宅してたこ焼きとスルメを食べながら録画してあった「BOSS」を見る。どうした?BOSS?