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5年生と地域の自然耕田んぼの交流記

淀橋第四小学校の「バケツ稲」や「自然耕田んぼ」の記録です。

梅雨入りに田植え

2007年06月14日 | バケツ稲・2007(2年目)

1_5  淀四自然耕バケツ稲2007

 朝から雲行きが怪しく、時折小雨がぱらつきあいにくの空模様です。5年生の担任の先生に連絡を取り、天候の様子を見ながら判断することになりました。

 先ず、淀四ルームで5年生の皆さんに、苗や田植えについての説明を始めました。時々窓の外の雨の様子を見ていると、雨の止み間がありましたので、急ぎ屋上で田植えをすることにしました。田植えの間は、何とか天気がもち無事に終わりました。

 田植え後、再び淀四ルームに戻り、休憩後、説明を再開しました。

 今回は、種もみ→苗→バケツ稲→淀四自然耕田んぼ→農家の自然耕田んぼ→地球環境、というイメージの流れで資料を作成し、説明を行いました。

 家に戻り暫くすると雨が本降りになってきました。関東地方も「梅雨入り」です。田植えが無事に終わり幸運でした。


バケツ稲準備④ 屋上へ移動

2007年06月03日 | バケツ稲・2007(2年目)

100_0009_4  淀四自然耕バケツ稲2007

 土の補充も終了しました。運動会も控えているので、1日(金)に5年生の皆さんがみんなで協力して、バケツ稲を屋上に移動しました。古株の植え替えも体験しました。

 これからは、早速スズメ除けのネットを設置します。木枠の設置方法については、地域の木村建築さんに協力をして頂く予定です。


5年生の皆さんからの手紙

2007年05月29日 | バケツ稲・2007(2年目)

 淀四自然耕バケツ稲2007

 昨日、5年生の担任の先生方と一緒にバケツ稲の世話をしましたが、その時に、先生から、5年生の皆さんが書いた手紙を託されました。

 「誰かにお願いをする時に書く手紙」の書き方の学習の一環で書いた手紙との事です。手紙を読んでいると、お米の誕生の歴史、お米の種類、栽培方法、安全なお米、流通の仕組みなど、色々な事を調べ勉強している様子が伝わってきました。

 私からも、二つのクラスの皆さんに返信の手紙を書こうと思います。


バケツ稲準備③ 古株の植え替え~3

2007年05月28日 | バケツ稲・2007(2年目)

100_0060_3 淀四自然耕バケツ稲2007 

 28日(月)は、午後5時頃から、5年生の担任の先生方と一緒に、古株の植え替えを行いました。

100_0003_3 土のミネラル分を補充し、微生物の働きを活発にする土壌改良材も追加しました。黒土も増やし、水まきも行いました。

 5年生の皆さんが、古株の植え込みを体験できる状態になりました。植え込みが終われば、バケツ稲を屋上に移動できます。 5年生の皆さんには、バケツ稲の移動は重くて大変でしょうが、階段などに気をつけて、みんなで力を合わせて頑張って下さい。ここまで来れば、田植えももうすぐです。

〔参考〕 ミネラル分は貝化石が主原料で、稲・野菜・果物栽培等に使われています。土壌改良材は植物性で す。共に天然成分だけで、化学物質は含まれません。


バケツ稲準備② 古株の植え替え~2

2007年05月28日 | バケツ稲・2007(2年目)

100_0069  淀四自然耕バケツ稲2007 

 27日()の「親子スポーツ」の時に、文化活動の一環として、バケツ稲の古株の植え替えを行いました。

 古株は、引き抜いた後で分割します。次に古株の茎を短くカットします。カットした稲ワラの一部は、土の上に撒きます。古株も稲ワラも水中で分解して、新しい稲の栄養になります。

 古株などが水中で分解するのは、主に微生物の働きによるもので、土中で分解されるのと比べると、炭酸ガスやメタンガスなどの地球温暖化物質の発生が少なく抑えられます。


バケツ稲準備① 古株の植え替え~1

2007年05月20日 | バケツ稲・2007(2年目)

100_0066  淀四自然耕バケツ稲2007 

 今日は古株の植え替えを行いました。

 昨年は「コシヒカリ」が福井県農業試験場で誕生して50周年の記念の年でした。福井県の農協から贈られた「バケツ稲のセット」で、現在の6年生が初めて「バケツ稲」で稲を育てました。今年は、その「バケツ稲」を先輩から、5年生が受け継ぎます。

 受け継いだバケツ稲は、幾つかの手入れが必要になります。先ず、古株を分割して、両端に植え替えます。古株は水中で分解して新しい稲の栄養になります。

 土の少ないバケツには黒土を補充し、ミネラル分を追加します。土は軽く突き固めます。硬い土に苗を植えると、これに負けまいとして苗は一生懸命丈夫な根を張ります。これは「自然耕の田んぼ」の原形となります。自然耕の稲は病気に強く、倒伏しにくい丈夫な稲に成長します。病気に強いので無農薬が可能になり、安全で自然環境に優しいお米になります。

〔今後の予定〕

1.古株の植え替えと、土の少ない所には黒土の補充をします。

2.全体のバケツ稲にミネラル分の補充をします。

3.屋上に移動。

4.追肥と水張りを行います。

5.木枠の設置。

6.田植え。 防鳥ネットの設置。

7.追肥。


「淀四自然耕バケツ稲・2007」の計画案作成

2007年05月08日 | バケツ稲・2007(2年目)

淀四自然耕バケツ稲2007

 本年の計画案を、昨年の経験を基に「新宿コミュニティスポーツクラブ」が、地域文化活動の一環として作成し、5年生の先生宛に提出しました。

 「バケツ稲」の名称変更の意味 : 昨年の「淀四バケツ稲・2006」から、「淀四自然耕バケツ稲・2007」に変更しました。自然耕の文字を追加したのには、次のような理由が有ります。

 バケツ稲の二年目は、昨年の稲の古株が残してあります。これが分解して新しい稲の栄養になります。本物の自然耕田んぼでも同様で、極力化学肥料などのを追肥を抑えることにより、地球環境に優しい農法になります。

 田んぼの土を耕さないのも、自然耕の特徴です。土を耕すと、地中で有機分が分解し、メタンガスが発生し地球環境への負荷が増大します。

 淀四小の校庭に有る「淀四自然耕田んぼ」は、冬も水を張る「冬季湛水水田」です。常時水を張ることで、有機分が水中で分解し、無農薬も可能になり、自然の生命が溢れる環境にやさしい田んぼになります。「自然耕バケツ稲」作りにも参考にしたい農法です。