茨城県岩井市の小野里農場さんから、自然耕の苗(コシヒカリ)が届きました。今度の土曜日に田植えを行う予定です。
今年は、苗を四通りに育てたいと思っています。
1.淀四小・自然耕田んぼ~校庭の端にある、タタミ1枚分の田んぼです。
この田んぼは 冬も水を張る「冬季湛水水田」で、メダカが泳ぎ、ヤゴやオタマジャクシも誕生する生命豊かな田んぼです。
小さな田んぼですが、自然や環境の大切さを身近に教えてくれる大切な田んぼです。
2.淀四幼稚園・自然耕田んぼ~小さな発泡スチロールの容器で、苗を育てます。
隣の発泡ス チロールは「ミニビオトープ」です。昨年はここにイトトンボさんが来ていました。
メダカさんも泳いでいます。
3.淀四小・自然耕バケツ稲2007~5年生の皆さんが、先輩から「バケツ稲」を受け継 いで、稲作りに挑戦します。
2年目の今年からが、「自然耕」と呼べる環境になります。今年の作柄は果たしてどうなるでしょうか…。
4.自然耕カップ稲2007~苗をプラスチックの容器に植えて育てる試みです。成功すれば、誰でも身近に「稲作り」を体験できます。
※ 種もみカップ2007~コシヒカリ・トヨハタモチ(陸稲)・鑑賞稲(東南アジア系品種)な どもカップで育てられないか挑戦します。
いろいろな取り組みの中から、自然や環境や大切にし、生き物たちにやさしく接する心を育てたいものです。
先週、すぐ隣のミニ・ビオトープに、ヒキガエルが産卵していました。今年はこれだけかなと思っていたところ、田んぼの方にも産卵が見られました。卵の数は多目で、例年の2~3倍ぐらいのようです。都市の環境や、舗装された校庭に囲まれた田んぼは、産卵に帰ってくるカエル達には厳しい状況です。そんな環境を乗り越えてよく産卵に帰ってこれるなと感動します。ただ問題は、やがていっぱい誕生するオタマジャクシをどう見守ったら良いのかということです。子供たちはオタマジャクシに興味を持ち、教室で飼育したり、家に持ち帰ったりするでしょう。成長して、田んぼから巣立って行く子ガエルもいるでしょう。せめて、このような形で見守ってあげられればいいのですが…。