5年生と地域の自然耕田んぼの交流記

淀橋第四小学校の「バケツ稲」や「自然耕田んぼ」の記録です。

収穫祭の食事会

2005年11月28日 | 稲・プランター容器

Blog1_28  収穫祭の食事会に出席しました。地域からは、今回のお米の田んぼで田植えをした経験のある方も含めて3名が招待されました。先生の指導で、ご飯が美味しく炊き上がりました。中には、3膳もお代わりした生徒さんもいたようです。
 この様な体験の中から、自然や環境を大切にするお米作りを知ってもらい、それを考えるきっかけ作りの一助になればと思っています。


5年生の田んぼ~スズメの被害が出始める

2005年08月21日 | 稲・プランター容器
100_0006 設置したスズメ除けネットのラインが太いので心配でした。スズメの行動を見ていると、最初はネットの上の方に止まり、少しずつ下に降りてきて、稲穂をついばんでいるようです。白っぽくなっている所は、食べられた跡です。ネットの中にも入り込んでいる様子です。一方、同じ場所の細いラインの防鳥ネットで囲まれた田んぼは、今の所、被害は有りません。



稲も熱中症予防しなくては…

2005年08月09日 | 稲・プランター容器
100_0026 ミニ田んぼはとても陽当たりが良い場所に有ります。その分、照り返しが強く水涸れや水温の上昇が心配です。幸い今年は校庭でラジオ体操会が有るので、毎日水やりの世話ができます。又、イトトンボのヤゴが育っているので、塩素を抜いた汲み置きの水を使う必要が有ります。先生にお願いをして、バケツを三つお借りしました。これで熱中症予防?の十分な給水ができます。


ようやく稲穂が出始めました

2005年08月06日 | 稲・プランター容器
100_0027 今日、出穂を確認しました。背丈は約80㌢になっていました。陽当たりが良い反面、照り返しがきつい場所なので心配していましたが、ホッとしました。
 レンガ池田んぼと同じ苗ですが、田植えが1ヶ月遅れました。でも、出穂の時期は10日程遅れただけでした。これからは、早めに防鳥ネットを設置して稲穂を守りたいものです。 



感激!イトトンボが来ていたんです!

2005年07月30日 | 稲・プランター容器
100_0038 水面のサヤミドロを何気なくかき分けて見たら、何と「イトトンボ」のヤゴを発見しました!
 色が白く体長も1㌢位なので、最初はボウフラの脱け殻かと思いました。でもよく見ると、しっかりと目玉が見えるし、シッポも有ります。直ぐ近くのビオトープやレンガ池田んぼも見てみましたが、そこでは見つけられませんでした。
 思い出してみると、今年の4月20日に、「淀四ビオトープ」でイトトンボのヤゴを発見しましたが、それが羽化して、ここに卵を産んだのでしょうか…。これからは、水の補給も塩素抜きをして使わなければいけません。みんなで大切に見守りたいものです。


稲の葉先の変色が心配

2005年07月23日 | 稲・プランター容器
100_0014 校庭にある稲の葉先が変色しているので、先生が心配しているようです。早速、農場の小野里さんに相談してみました。それによると、舗装されている所に置いてあるので稲と周囲の温度が上がりすぎたのではとの指摘がありました。容器も、本来は断熱性のある発泡スチロールを使うのですが、今回は普通のプランターを使っているので、水温が高く上がりすぎたのかも知れません。肥料不足などの場合は稲の成長が悪く、葉色も全体にうすくなってしまうそうです。小野里さんの意見を参考に、当面、次の対策を行ってみます。

1.容器を移動して、照り返しの影響を少なくする。
2.容器の回りを、鉢物などで囲う。
3.水深を深めにする。(夏休み中は、毎日、早朝の世話が可能。
4.植物を元気にするHB101を少量使用する。

 これで暫く様子を見ましょう。




その後も苗の成長は順調…ボウフラ君の成長も順調?

2005年06月21日 | 稲・プランター容器
 最近、ボウフラ君が元気に泳ぎ回っています。今日、学校の公開授業の参観をした時、「蚊に刺されないように注意しましょう」というポスターが目に止まりました。これは早速手を打たなければいけません。
 本来なら、ビオトープにいるメダカさんを放せば解決できるのですが、それには次の様な問題点が有ります。
 1.現在は、水が溢れたとき、メダカが流されないような対策が取られていない。
 2.肥料としてお米のとぎ汁を使っているときは、直ぐにメダカを放せない。
 勿論、殺虫剤は使えません。丁度先生とその話しをする事ができましたので、一つ対策を提案しました。それは、「サヤミドロ」という藻の一種を水面に覆わせることです。幸い、サヤミドロはビオトープに繁茂しています。サヤミドロを使う効用として、次の事が期待できます。
 1.サヤミドロは細い繊維状の藻で、これが水面に繁茂すれば、ボウフラが羽化しにくくなる。
 2.藻は、水質を浄化し、酸素を沢山含んだキレイな水を作る。
 3.キレイな水には、ボウフラも湧きにくい。
 4.やがてメダカを放すと、藻に卵を産み付ける。
 5.子メダカの隠れ場所になり、メダカが繁殖し易くなる。
 早速準備に取り掛かります。


お米のとぎ汁のビミョー(微妙)な立場…

2005年06月07日 | 稲・プランター容器
 今日の新聞に「水質汚染問題」の啓発広告が載りました。
 「お米のとぎ汁500㍉㍑を流したときに、魚が住める水質にもどすためには(   )の4杯分の水が必要です。(   )に入るのは次のどれ? A.コップ B.バケツ C.お風呂」という問題でしたが、私は正解出来ませんでした。正解は、「C.お風呂」です。川などの水源を汚しているのは、家庭からでる排水が、原因の約7割近くを占めているのだそうです。
 私達のミニ田んぼには、お米のとぎ汁を肥料として使いますし、花木の水やりに使う方もいます。お米のとぎ汁が沢山出ることは、お米がそれだけ沢山食べられているという事なので、稲作農家に取っても喜ばしい事な筈なのに、難しい問題なんですね。
 


肥料の追加について

2005年06月06日 | 稲・プランター容器
 激しい雷雨にも苗が浮上がらなければ、もう根張りが始まっているのかも知れません。苗が元気に育つように、肥料として、お米のとぎ汁を追加してもいい時期です。
 田植えから、5日程経った時、お米のとぎ汁を200cc位入れます。それを6月中だけ、1週間毎に繰り返します。この時注意する事が有ります。
1.とぎ汁を、決して多く入れ過ぎないで下さい。
2.水が濁ったり、異臭がした時は、肥料の追加を中止して、少し水を入れ替えて下さい。
3.水位を10㌢位に保って下さい。
 根気よく苗を見守れば、きっと元気に成長して応えてくれると思います。


先ずは一安心!

2005年06月04日 | 稲・プランター容器
100_0037 田植え後、3日目の苗です。手を入れて見ると、もう根を張リ始めている様子が分かります。田植え後に夕立や雷雨が有り苗が心配でしたが、先ずは一安心です。
 この形のプランター(ミニ田んぼ)が6台有ります。中央の茶色の株は、昨年の稲の古株です。段々と分解して新しい稲の栄養になります。 



5年生のミニ田んぼで田植え!

2005年06月03日 | 稲・プランター容器
 昨日、小学校で田植えを行いました。5年生担任の先生に紹介をして頂いた後、早速田植えに取り掛かりました。
田植えとその方法などの説明概要は次の通りです。
1.自然耕(不耕起)田んぼについて。
 ・耕さない田んぼは…
  ・土が硬く、丈夫な稲が育つ。
  ・稲の古株を残す意味の説明。
  ・メタンガスなどの地球温暖化ガスの発生が少ない。
  ・トキの野生化計画にも応用されている。
 ・冬季湛水水田は…
  ・生き物にやさしい。白鳥が飛来した田んぼも有る。
  ・希少種のアカガエルが戻って来る事も有る。
 ・水田の一般的な効用は…
  ・水を張ることによる、温暖化防止の効果。
  ・窒素などを分解して、赤潮の防止に効果が有る。
2.苗について。
 ・自然耕の苗は…
  ・茨城県・岩井市の小野里農場さんから送って頂きました。
  ・自然耕の苗と普通の苗の違いの説明。
  ・冷害や病気に強い→農薬不使用も可能→自然や環境に
   やさしい→生き物が豊か→メダカも生息。
 以上、岩井の田植えイベントの写真も参考にしながら、田植えの説明をしました。又、その田植えの参加した地域の方にもお手伝いをして頂きました。
 今回田植えをした6ヶ所のミニ田んぼの他、自然耕田んぼとビオトープが有ります。5年生の皆さんと強力して、田んぼの水位の管理をして行きたいと思っています。
 ミニ田んぼは、又、ビオトープとしての役目を併せ持っています。メダカ・オタマジャクシ・ヤゴなどが棲んでいます。ぜひ皆さんで多くの生き物たちをやさしく見守ってあげて下さい。