裏庭にせせらぎが流れ、田んぼに注ぎ、ハチやトンボが飛び交い、水面にメダカの稚魚が群れをなして泳ぐ、ビオトープとなっている。「子供たちが、ふるさとだと思える学校に」という梶田一男校長の呼びかけに応じて昨年2月、地域の住民や保護者、子供たちが集まって庭作りが始まった。月2回の日曜日の作業で、半年もたたず、「落合の里」は完成した。学校と地域をつなぐスクールコーディネーターの高山浩一さんは「校庭づくりを通じて地域のみんなが顔なじみになり、学童クラブの下校時には安全のため大人が同行するようになった」と話す。
秋津小学校は校庭改善の先駆的存在だ。父親たちが中心になって飼育小屋を作ったのを手始めに、畑、井戸、ビオトープなどが次々と作られた。「校庭が、地域全体で世話するコミュニティガーデンとなることによって、誰もが学校に立ち寄るようになる。地域の大人が校庭に出入りすることで、子供たちの安全確保にもつながる」と、民間団体「秋津コミュニティ」顧問の岸裕司さんはコメントしている。(2006.7.11)
子供、保護者を含めて意見を出し合って計画を作成。校舎から遠く、あまり利用されていなかった校庭の南端部分に、子供たちも加わって小川や池、水田などを作った。水辺と運動場をつなぐ長さ約40㍍のオリジナル遊具も設置した。その結果、校庭の南端部分は子供が集まる場所に変わり、活動の内容も花摘みや泥遊びなどの自然との触れ合いが加わった。(2006.7.11)
この校庭改善には。環境デザイン研究所(東京)の仙田考さんも2000年まで係わりました。
校庭改善運動は欧米で盛んだ。イギリスの校庭改善を研究してきた環境デザイン研究所(東京)の仙田孝さんは、「より良い校庭は、子供たちの豊かな遊び、学び、生活を育みます。活発な子供にも、1人でゆったり過ごしたい子にも居心地のいい空間をつくりたい」と話しています。(参考:読売新聞2006.7.11)
仙田さんは、2000年まで千葉県君津市の市立坂田小学校の校庭改善にも係わりました。
ビオトープの設置や芝生化が注目されている。財団法人・日本生態系協会によると、ビオトープを設置している小・中・高校は、全国で1000校を超えている。(参考:読売新聞2006.7.11)
先日、5年生の皆さんから、田植えの時の感想文を頂きました。その時の感想を1人1人が書いてくれたものです。バケツ稲の特徴や、自然耕田んぼの事などを説明し、田植えをしましたが、思い思いのポイントを捉えて感想文を書いてくれました。又、先生方が、感想文に敬語や後付けの書き方も指導されていました。色々な体験が子供たちを成長させるのですね。そんな子供たちに見守られて、苗も成長しています。