5年生と地域の自然耕田んぼの交流記

淀橋第四小学校の「バケツ稲」や「自然耕田んぼ」の記録です。

メダカの里、小野里農場さんから稲の種もみが届きました

2005年06月29日 | インポート

 届いた種もみは、陸稲で品種はトヨハタモチです。小野里さんによると、水稲の田植えは終わっても、陸稲の栽培はこれからでも大丈夫とのことです。
 私達の地域や小学校では、発泡スチロールの容器を使った「ミニ田んぼ」で水稲の栽培をしていますが、陸稲は未経験です。 みんなでチャレンジして情報交換をしたいと思う方には、種もみを、先着10名様に約100粒を無償にてお送りします。メールにてお申し込み下さい。
 このブログに、「陸稲栽培奮戦記・2005年」のカテゴリを追加しました。相互の情報交換に役立つといいですね。


タンザニアで、耕さない田んぼで米作り…

2005年06月28日 | インポート
 NHKラジオで、独自の有機自然農法と植林活動を続けている、寺尾勇さんの活動を紹介していました。
 タンザニアには広大な湿地が有りますが、トゲトゲの植物が繁茂し、牛も寄り付かず何にも利用されていませんでした。寺尾さんは、こんな湿地に着目し、独自の耕さない田んぼで米作りを指導しています。私達が体験している耕さない「不耕起田んぼ」とは違うかも知れませんが、興味の有る話しです。


その後も苗の成長は順調…ボウフラ君の成長も順調?

2005年06月21日 | 稲・プランター容器
 最近、ボウフラ君が元気に泳ぎ回っています。今日、学校の公開授業の参観をした時、「蚊に刺されないように注意しましょう」というポスターが目に止まりました。これは早速手を打たなければいけません。
 本来なら、ビオトープにいるメダカさんを放せば解決できるのですが、それには次の様な問題点が有ります。
 1.現在は、水が溢れたとき、メダカが流されないような対策が取られていない。
 2.肥料としてお米のとぎ汁を使っているときは、直ぐにメダカを放せない。
 勿論、殺虫剤は使えません。丁度先生とその話しをする事ができましたので、一つ対策を提案しました。それは、「サヤミドロ」という藻の一種を水面に覆わせることです。幸い、サヤミドロはビオトープに繁茂しています。サヤミドロを使う効用として、次の事が期待できます。
 1.サヤミドロは細い繊維状の藻で、これが水面に繁茂すれば、ボウフラが羽化しにくくなる。
 2.藻は、水質を浄化し、酸素を沢山含んだキレイな水を作る。
 3.キレイな水には、ボウフラも湧きにくい。
 4.やがてメダカを放すと、藻に卵を産み付ける。
 5.子メダカの隠れ場所になり、メダカが繁殖し易くなる。
 早速準備に取り掛かります。


お米のとぎ汁のビミョー(微妙)な立場…

2005年06月07日 | 稲・プランター容器
 今日の新聞に「水質汚染問題」の啓発広告が載りました。
 「お米のとぎ汁500㍉㍑を流したときに、魚が住める水質にもどすためには(   )の4杯分の水が必要です。(   )に入るのは次のどれ? A.コップ B.バケツ C.お風呂」という問題でしたが、私は正解出来ませんでした。正解は、「C.お風呂」です。川などの水源を汚しているのは、家庭からでる排水が、原因の約7割近くを占めているのだそうです。
 私達のミニ田んぼには、お米のとぎ汁を肥料として使いますし、花木の水やりに使う方もいます。お米のとぎ汁が沢山出ることは、お米がそれだけ沢山食べられているという事なので、稲作農家に取っても喜ばしい事な筈なのに、難しい問題なんですね。
 


肥料の追加について

2005年06月06日 | 稲・プランター容器
 激しい雷雨にも苗が浮上がらなければ、もう根張りが始まっているのかも知れません。苗が元気に育つように、肥料として、お米のとぎ汁を追加してもいい時期です。
 田植えから、5日程経った時、お米のとぎ汁を200cc位入れます。それを6月中だけ、1週間毎に繰り返します。この時注意する事が有ります。
1.とぎ汁を、決して多く入れ過ぎないで下さい。
2.水が濁ったり、異臭がした時は、肥料の追加を中止して、少し水を入れ替えて下さい。
3.水位を10㌢位に保って下さい。
 根気よく苗を見守れば、きっと元気に成長して応えてくれると思います。


先ずは一安心!

2005年06月04日 | 稲・プランター容器
100_0037 田植え後、3日目の苗です。手を入れて見ると、もう根を張リ始めている様子が分かります。田植え後に夕立や雷雨が有り苗が心配でしたが、先ずは一安心です。
 この形のプランター(ミニ田んぼ)が6台有ります。中央の茶色の株は、昨年の稲の古株です。段々と分解して新しい稲の栄養になります。 



5年生のミニ田んぼで田植え!

2005年06月03日 | 稲・プランター容器
 昨日、小学校で田植えを行いました。5年生担任の先生に紹介をして頂いた後、早速田植えに取り掛かりました。
田植えとその方法などの説明概要は次の通りです。
1.自然耕(不耕起)田んぼについて。
 ・耕さない田んぼは…
  ・土が硬く、丈夫な稲が育つ。
  ・稲の古株を残す意味の説明。
  ・メタンガスなどの地球温暖化ガスの発生が少ない。
  ・トキの野生化計画にも応用されている。
 ・冬季湛水水田は…
  ・生き物にやさしい。白鳥が飛来した田んぼも有る。
  ・希少種のアカガエルが戻って来る事も有る。
 ・水田の一般的な効用は…
  ・水を張ることによる、温暖化防止の効果。
  ・窒素などを分解して、赤潮の防止に効果が有る。
2.苗について。
 ・自然耕の苗は…
  ・茨城県・岩井市の小野里農場さんから送って頂きました。
  ・自然耕の苗と普通の苗の違いの説明。
  ・冷害や病気に強い→農薬不使用も可能→自然や環境に
   やさしい→生き物が豊か→メダカも生息。
 以上、岩井の田植えイベントの写真も参考にしながら、田植えの説明をしました。又、その田植えの参加した地域の方にもお手伝いをして頂きました。
 今回田植えをした6ヶ所のミニ田んぼの他、自然耕田んぼとビオトープが有ります。5年生の皆さんと強力して、田んぼの水位の管理をして行きたいと思っています。
 ミニ田んぼは、又、ビオトープとしての役目を併せ持っています。メダカ・オタマジャクシ・ヤゴなどが棲んでいます。ぜひ皆さんで多くの生き物たちをやさしく見守ってあげて下さい。