5年生と地域の自然耕田んぼの交流記

淀橋第四小学校の「バケツ稲」や「自然耕田んぼ」の記録です。

バケツ稲・苗の様子

2006年06月18日 | バケツ稲・2006(1年目)

100_0017  田植え後の苗の様子です。雨模様で、水深が10位になっています。少し深水ですが、明日からは晴天が続きそうなので、苗も伸びているので何とか大丈夫でしょう。蚊防止のためのワラも入っています。ワラを栄養源にサヤミドロの発生を促し、水面を覆いボウフラの発生を抑制しようとするものです。


バケツ稲・サヤミドロ~小さな命のゆりかご

2006年06月12日 | バケツ稲・2006(1年目)

 淀四小の校庭に有る「自然耕田んぼ」には、現在サヤミドロが繁茂しています。このサヤミドロには、水質の浄化の他に、もう一つ大切な役目が有ります。それは、植物性プランクトンなどの繁殖に適しているのです。又、この田んぼに泳いでいる「クロメダカ」の赤ちゃんの大切な「ゆりかご」にもなります。メダカの赤ちゃんは、サヤミドロに身を隠し、プランクトンなどを食べながら成長します。メダカは、きれいな水だけの環境では、繁殖しないのです。

 「クロメダカ」は絶滅危惧種に指定されている貴重なメダカです。自然耕の苗と同じ故郷の茨城県・岩井市の小野里農場から淀四小に「転校」してきたのです。ですから、小さく、弱いメダカや、トンボのヤゴたちも、是非優しく見守ってあげて下さい。

 こんな環境の大切さが分からない低学年や中学年のみんなには、田んぼや、ビオトープを無理にかき回したりしている事が有ると思います。そんな時は、5年生の皆さんが「優しく見守ってあげようね」と教えてあげて下さい。

 先生方にも、この点のご指導を、呉々も宜しくお願い致します。


バケツ稲・体育館で農作業?

2006年06月11日 | バケツ稲・2006(1年目)

100_0013_1  5年生のバケツ稲で、「蚊」対策を考えました。それは、藻(サヤミドロ)を水面に繁茂させて、ボウフラ対策にしようというアイデアです。

 サヤミドロを繁茂させるには、ワラが必要です。サヤミドロは、ワラを栄養源として発生します。そこで、かねてより温存していた「本物の自然耕田んぼのワラ」を用意しました。今日は雨模様なので、体育館で農作業?をしました。ワラを2~5センチ程度に切り揃えて、ポリ袋に入れる作業です。2袋のワラは、5年生の皆さんで使って下さい。小さい1袋は幼稚園の田んぼでも使うようでしたら、渡してあげて下さい。

 ワラの使い方は、軽く一掴み程度を水面に浮かべて下さい。やがてサヤミドロが発生します。又、サヤミドロは水質を良くする働きも有ります。サヤミドロは、繊維質の藻が細い管状になっていて水を浄化し、酸素も作り出します。バケツ稲が置いてある屋上は日当たりがとても良いので、サヤミドロの発生が期待できます。成果は果たしてどうなるでしょうか。


ムギワラトンボの羽化

2006年06月06日 | 校庭・ビオ 2002~07年

Blog1_42  ビオトープと、隣のミニ田んぼでもムギワラトンボが羽化していました。でも、田んぼのトンボはヤゴから抜け出るときに失敗して、水面に落ちていました。そっとすくい上げて様子を見ましたがとても心配です。

 小さなビオトープと田んぼですが、メダカ・オタマジャクシ・トンボなど、小さな命が懸命に生きようとしています。この小さな環境を大切に見守りたいものです。

 


屋上で田植えを行いました

2006年06月05日 | バケツ稲・2006(1年目)

100_0011  5年生の皆さんの「田植え」に招かれました。5年生の皆さんが、先生の指導で種もみから苗を育てました。この日に備えて作成した資料を基に「バケツ稲」の特徴を説明してから、田植えを行いました。再び教室へ戻り、自然や環境を大切にする「自然耕」の話をしました。折から今日は「世界環境デー」です。そんな時に「自然耕田んぼ」の話を、5年生の皆さんに伝えられる機会に恵まれて感謝しています。