ミニ田んぼに、ミネラル分を補給しました。
自然耕・小野里農場の春夏秋冬を紹介します。
「自然耕田んぼ」は、田んぼを耕しません。前年の稲株の間に新しい苗を植えます。
ハウス内の苗代。苗は、種まき後20日位経ったものです。私も一緒に紹介させて頂きます。
自然耕の田んぼの土はとてもカタイので、田植えは自然耕用に開発された専用の「田植え機」で行います。前年の稲株の間に新しい苗を植えるのが特徴です。
NPO法人「メダカのがっこう」主催によるイベントが行われました。「メダカのがっこう」は、機関誌の発行や自然環境の保全活動も行っています。
おにぎりやさん「権米衛」の皆さんが研修を兼ねて、田植えイベントを行いました。こちらのおにぎりやさん各店では、美味しい自然耕米が使われています。
以前から交流のある、東京・北新宿地域の皆さんが「田植え体験」を行いました。
田植え後、20日目の苗です。田んぼには、クロメダカも放流されています。
(2007年5月)
(2007年6月)
畦道に、カモの卵が産み付けられていました。自然耕の田んぼには、安心して沢山の生き物たちがやって来ます。トキが放鳥される周りの田んぼにも自然耕田んぼが作られています。
カモの卵は、約25日で孵化します。卵が孵化してしばらくすると、オスは巣を離れてしまい、メスだけで子育てをします。ヒナはすぐに歩けるようになるので、メスは安全な場所に移動して子育てをします。(参考:2008.7.4 NHK・ラジオ朝一番)
(2007年8月)
雑草(ヒエ)が出た場所では、稲の背丈の2倍位に伸びています。
(2007年8月)
約60名が参加して、稲刈りが行われました。
(2007年9月23日)
淀四自然耕田んぼ 田植え後、苗の茎も太くなり順調に育成しています。 ネットにつっかえだしましたから、そろそろ取り外します。(6月11日にネットを外しました。)
田んぼを観察していると、トンボがフワフワと飛び立ち、校舎の壁に止まりました。羽化したばかりの様子だったので、田んぼをよく見るとヤゴの脱け殻がありました。
子ガエルもちょこんと姿を見せました。タタミ一枚分ぐらいの小さな田んぼでも、生き物たちが一生懸命生きています。
15日(日)にもトンボを見つけました。驚いたのは、ヤゴの脱け殻が6ッも有った事です。同時にこんなに多く見つけたのは、初めてです。
優しく見つめて守ってあげれば、生き物たちはその営みを私達に見せてくれます。
集合時間に小雨が降り出し天気が心配でしたが、目的地に向かうにつれて晴れ間が出てきました。途中、渋滞も無く予定より早めに目的地に到着しました。
小野里農場・小野里さんの田植えの説明を聞いてから、早速田植えを開始しました。予め植えられていた苗の列を目印にして、その間に苗を植えて行きました。
初心者や子供もいて最初はまごつきも有りましたが、苗を植える数が増えるにつれて、スムーズに植えられるようになりました。思ったよりも整然と植えられました。
田植えの後、小野里さんの奥さん心づくしの、昼食を頂きました。おにぎりやカレーライス・豚汁などとても美味しかったです。「こんなおいしいトマトは初めて食べた」と言う子もいました。
昼食の後は、小野里さんから「自然耕田んぼ」の説明をして頂きました。参加者からも田植えの感想や、色々な質問が出て、とても勉強になりました。
昼食の後、子供たちは広々とした田んぼの中でエビガニ取りをしました。タモ網や、即席のエビガニ釣り道具を用意してもらい夢中になっていました。思わず私の子供の頃に同じような経験をした原風景が甦って来ました。
トノサマガエル・アマガエルとオタマジャクシ・アメリカザリガニ・クロメダカ・モノアライガイ・アメンボ・マツモムシ・ミズスマシ・クロメダカ・シオカラトンボ・シラサギ…少しの間にも、色々な生き物たちに出会うことができました。
名残を惜しみながら、田んぼを後にしました。帰路、雨天に備えてのオプションとしていた「自然博物館」に立ち寄りました。
マンモス・恐竜の骨格展示、宇宙・地球の生いたち、川・海の生態系などをガイドさんが案内してくれました。
「自然博物館」は、「館内」と、広大なスケールの「屋外施設」が有ります。今回は、他に廻る余裕は有りませんでしたが、再び訪れてみたい所です。
今回の「田植え体験会」は、新宿コミスポクラブと小野里農場の協力により行われました。
新宿の小学5年生は、先日「バケツ稲」の田植え体験をしましたが、実際の「自然耕田んぼ」を体験できたことは、今後に大きなインパクトになるでしょう。
早稲田大学・農楽塾のメンバー(女性)の参加が有りました。田植えの時から子供たちに自然に話しかけて「お姉さん」ぶりを発揮してくれました。早大・大隈庭園の中に農楽塾の皆さんの手により「田んぼ」が作られたり、近隣の商店街にバケツ稲が置かれたりしています。今度はそれを見学するような交流も生まれそうです。