緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

文献読みあさっていたら・・

2008年05月28日 | つれづれ
ちょっと気になる患者さんがいたので、会議が終わってから18時過ぎに病棟へ。案の定、看護師さんが待っていましたとばかりに、色々・・ここ2日ばかり、夜自宅で仕事をしていたら書斎兼寝室が明るすぎて夫はリビングで寝てたなんてこともあったのでとりあえず、今日は病院で仕事をして帰ることにしました。部屋に帰って、下の先生のお土産のかるかんを食べながら文献読み。おお・・とか、へえ・・とか、??だったので、創薬研究 . . . 本文を読む
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緩和専門薬剤師養成研究会とバスケの応援と

2008年05月25日 | 医療
(写真は、先週庭に咲いていたジャスミンです)土曜日は、朝から洗濯機を4回ほど回して、一週間分の食料品を買い、午後研究会へ。緩和医療専門薬剤師養成研究会今年度第1回の会に「鎮痛薬の副作用とその対策」をテーマに講師として招いていただきました。さすが専門とつくだけあって、とても、レベルが高く、ディスカッションも聞いていて大変面白いものでした。最近は、薬学部は6年生になり、薬剤師さんといってもそれまでの背 . . . 本文を読む
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希望(2)英語圏のクールさと帰着するところ。

2008年05月22日 | 医療
希望について、検索してみました。「希望」という語は,日本語では,・「こいねがうこと.あることが実現することを待ち望むこと.また,その気持ち.のぞみ.願望」,・「将来への明るい見通し.のぞみ.可能性.見込み」(日本語大辞典)と定義されている.また,英語の「ホウプ」(hope) は,・「望ましい何かに対する願望 desire で,達成されるであろうという期待 expectation を伴ったもの,ある . . . 本文を読む
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希望とは・・

2008年05月20日 | 医療
ある雑誌に、ある医師が「人間は希望がなければ生きていけない。 希望とは 『現在の努力が将来において報われるであろうと 現在において確信できる精神状態』と定義できる。」と話したことが掲載されていました。この話、「患者さんは治す希望を持って、 治療を上手く進めていくためにどう努力すればよいかという問いを医師にするが、 医師は科学的根拠に基づくエビデンス的な考え方が主になっており、 患者さん個々の努力に . . . 本文を読む
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錐体外路症状を早く見つける方法

2008年05月18日 | 医療
昨日は、学会の委員会。今日は、次男の応援・・ リラックスムードだけれど何だか、体がだるい一日。来週末のスライド作りが終わっておらず、その他の原稿も丸々複数残っていて、汗ッ・・そのスライドにからんで、ワンポイントアドバイスを。制吐剤として、せん妄治療として、緩和医療領域では抗精神病薬を用いることがよくあります。メジャートランキナイザーと言われる薬剤でもあります。精神科領域で投与されるより、短い投与期 . . . 本文を読む
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がん性腹膜炎による腹壁伸展痛、膨満感の症状コントロール

2008年05月15日 | 医療
がん性腹膜炎とは、腹膜にがん細胞が根をはった状態。 もう少し細かく話すと、腹膜は、一定の規則正しい構造をした2枚の膜が合わさったものですけれど、がんが目詰まりを起こさせたり、規則正しい構造が一部破綻したりした状態になり炎症をともなっている状態。 で、ここから体液がしみ出てくると腹水になるのです。腹水が沢山たまると、腹壁が引き伸ばされた不快感がまず出てきます。 多くの場合、体の膜は一旦伸びきってしま . . . 本文を読む
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母の日の贈り物

2008年05月13日 | 医療
日曜日、母の日に・・・カーネーションのお茶をもらいました。びっくりです。こんなお茶があるんですね。とても、良い香りで、説明書には「脂肪の吸収を抑えます」おお・・何という、素晴らしいお茶・・早速、頂きました。 . . . 本文を読む
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湯河原セミナー

2008年05月11日 | 医療
昨日は、星薬科大学薬品毒性教室の湯河原セミナー研修に参加させて頂きました。オピオイドの研究をはじめ緩和領域に深く関わっていらっしゃる教室です。短時間に、最先端の現在進行形の研究成果をレビューして頂き臨床現場で、アレッと思っていたことの幾つかがマウスの実験をはじめとする結果に反映されており、ワクワクした半日を過ごさせていただきました。例えば、モルヒネとフェンタニルのオピオイド・ローテーション時の換算 . . . 本文を読む
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年金の二の舞にならないように。

2008年05月09日 | 医療
がん対策推進基本法に基づいた基本計画にすべてのがん診療に携わる医師が緩和ケアの基本的知識を習得することという目標が掲げられていることは広く知られていることと思います。これを、10年で・・5年で・・いやいや3年で・・・色々な方が色々言ってきました。今、急速にその準備が始まっているようです。この4月には、都道府県宛に局長通達が出されました。この4月に新たに決まったがん診療拠点病院。認可をとるために突貫 . . . 本文を読む
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TIME100:もっとも影響力がある人は日本人

2008年05月06日 | 社会時事
TIME100世界に影響力のある100人、2008の候補者200名の投票結果を見つけました。(on the list of the 100 most influential people of the year)得票数トップはな、なんと日本人・・・TIMEアメリカの雑誌ですけど・・シゲル ミヤモト誰それ・・・・・   ゲームクリエーター任天堂のスーパーマリオブラザースをはじめ数々のヒ . . . 本文を読む
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外食したかった理由

2008年05月04日 | 医療
夕食時に、男の子は自宅に帰ってきます。今日も、帰ってきたとき、男の子は言いました。「ねえ、外に食べに行こうよ」何回かそう言われたとき、お母さんは思いました。私の作る夕食、そんなに美味しくないかしら・・しばらくして男の子は申し訳なさそうに言いました。「外食したいな・・」ムッとしました。そんなに嫌なら食べなきゃいいじゃない。でも、まあ、たまにはいいかしらう~ん、お金がかかっちゃうなあ・・お母さんの心の . . . 本文を読む
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症状緩和は、情報量が勝負です

2008年05月01日 | 医療
他院にかかっている患者さんの症状緩和は本当に難しいです。初診時でさえ、診断日、ステージ、治療経過だけ書かれた情報提供書(手紙)だけ持参されるということが少なくありません。緩和ケアで重要なのは、受診時の状態を知ることです。検査がされていなければ、別ですがされているにもかかわらず採血データも、画像も、投薬内容も分からないことがあります。再診となるとなおさらです。患者さんが採血データをご自分で管理されて . . . 本文を読む
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